底辺庶民にはどうでもよいことではありますが、
時には天上界を覗いてみたいという願望から
首をひょいと伸ばし
「最近どうなっているのかなぁ~」と境界面から顔を覗かせてみると・・・・
なにやら・・・
国家財政破綻論という話を、矢野財務次官が語り警鐘を鳴らしているところでした。
ネットで調べてみると、麻生大臣に許可を得て2005年から書籍を発刊して、
持論を、事ある毎に言い続けている、お方みたいですね。
今回もまた、文芸春秋から火種が広がり、バイキングモアなどでも話題となっている様子ですが、
高橋洋一さんはCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)という、
日本の国債にかけられる信用度と保障の面から、この説をブッタ切っています。
ギリシャの国債にかけられる保険は一度、2011年に国が事実上のデフォルトをしているので、
年100%という確率で計算されるのだそうだが、対して日本は年0.2%
5年で1%の国家破綻確率は、
天気予報で言う所の降水確率0-5%の晴れという確率と一緒。
とのことでした。
確かに資本主義経済の金融工学からの面と、
庶民感覚の財政理論をベースとする心情的な面からという、
私的に言えば、キャッシュフローの有る無しの概念の違いというのか?
互いの云わんとする事も分かります。
もともと金融庁は、租税理論によって考えられている部門でもありますから、
それから云えば
税収が60兆円しかないのに、100兆円の予算では、
「無い袖は振れない」ということで、矢野康治さんは考えていらっしゃるようですし、
高橋洋一さんは現代貨幣理論ベースの現在の資本主義経済に基づいた
客観的意見で考えていられることの違いであり、
どちらもアリだと思います。
ここ↓の部分の議論
世界経済の面白いことに、各国の民主主義or社会主義、通貨基準、などすべてが違うのに、
あたかも同じ土俵で金銭のやり取り、つまり仮想信用で成り立っているところが不思議な所です。
もっともその不思議を代表しているものがビットコインの仮想通貨かもしれませんね。
それでも、一応の保証の為に外貨準備高というものが用意されていますが、
これも見せかけに過ぎませんけれども、
面白いのは、更にドル建て外貨準備高では不安だからといって、
金を保有するという二重の保証をかけている国もあり、信用というものがどれだけ大事であり、
逆に言えば信用さえあれば、外貨準備高も、金保有率も要らずに国債を発行して
ドル・円・ユーロという金額を融通できるというシステムが、
全地球規模で形成された金融システムな訳です。
各国の経済規模比率おける金保有率と外貨準備高比率のランキング
未だ金本位制なのか?外貨準備高がそれほど必要な国なのか知りませんが?
猛進している国もあり
さすがに、そこまで行くと、国としてはアホじゃね!という気持ちも抱きますが、
それは、慎重を重んじる家風なのでしょう。
私は、金融のことは余り分かりませんが、底辺に生きる部外者からはこんな風に世界が見えています。
問題は、
現在の総理大臣以下、国を支えようとする者の采配一つで、国は変わるということです。
顔ぶれが変わっただけと思うのは大きな間違いで、
中身がガラリと変わる訳です。
事ある毎に持ち出す話題ですが、日銀の白川総裁を安倍政権の時に
政府の言うことを聞かずに、独自に通貨安定を図ろうとした日銀の白川さんを辞めさせて
自分にハイハイと言いなりになってくれる、「政府と日銀は一体です」と訴えた黒田総裁を擁立して
ジャバジャバと金融緩和させたおかげで、リーマンショックからの株価低迷を脱却して
アベノミクスという好景気を作ったことは誰もが知るところでもありますが、
私のように、未だその事に危機感を持っている人もいる・・・という表れが、
今回の矢野康治さんという方が、矢面に立ってクローズアップされたのだと思われます。
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無知な私の持論ですが、アメリカに言われて、FRB議長の進言通り、
日本円という紙幣を刷って銀行に預ければ、銀行は会社や個人へと融資を始める。
するとお金があるから色んなものを買うようになる。
経済が回るのだが、今度はお金の価値が減りデフレに陥るから、お金をバラマキ過ぎてもいけない。
しかし、そういうものではなくて、もう少し根本的な問題解決をして経済を回復することが
重要なのではないだろうか?と私は思うのです。
岸田さんの言葉を借りれば、新資本主義経済とでも云うのでしょうか?
税金をいろいろな名目で取り過ぎるのではなく、社会の構造改革を行い、公平な税負担にする。
貧乏人から搾取するのではなく、お金持ちから税金を多く取ろうとすれば、
海外の税金の安いところにみんな移住してしまうし、企業の活動拠点を変えてしまう。
だから金持ちに日本に残ってもらうようにしなければならないというジレンマが発生する。
そもそも、働く貧乏人を無くす努力をすれば良い訳です。
日本が好経気だった昭和時代の背景には、所得倍増計画があり、働く貧乏人が減ったのです。
資本主義の天井と熟成が進んだ現在では、構造改革がない限りは所得が倍増することは、
まずあり得ません。
現在の金持ちは、労働者数を多く扱う方、もしくは株式市場で儲かった人たちだけなのです。
故に、そこで政治家が考えている「株式市場目線でモノを考える思考」を正して、
財務的収入の面から考えて、現実的な経済運営という目線から考えて問題提起しているのが
代表的な矢野康治さんな訳です。
公務員の税負担は決まっています。会社員の税負担も決まっています。
法人税も最低税率15%も国際的に決まりました。
日本は23.2%~15%(所得の少ない会社の場合)
会社が増えれば法人税も増える。国民が増えれば一人あたりの税収も増える。
しかし、会社が減り、国民が減れば税収が減るので、その補完として税金の名目を増やして
色んな所から捕る他はなくなるのですが、
人が増えれば、会社が増えれば単純に良い訳なのです。
そういう意味での構造改革をしてお金を増やしたほうがいいですよと私は思うのですが、
政治家は、人口が少ない中でもお金を増やそうとする株式市場頼みのキャッシュフロー概念は
いつか膨らんだバブルが崩壊して、日本の信用が失墜してしまい兼ねないと
危惧しているのではないかと思うのです。
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そういう意味で、
黒幕が矢野財務主計局長を、このほど財務次官に出世させてまで傀儡させて、
元の日銀、黒田総裁の時のような日本経済志向に戻そう!
そして予算正常化しようという思惑が、なにやら見え隠れするのが分かるようです。
この矢野さんを傀儡している黒幕の存在は、誰なのか?
主計局長という行動範囲制限を解除して次官にしか出来ないことをさせようとしているのは
どんな目的があってのことなのか?
やはり麻生さんなのか?違う人なのか、誰の使いなのか?
そこが私の知りたいところでもあります。
ジャーナリズム精神によって、是非とも裏を確認して欲しい所でもありますね。
By.読者より
という事で、一人で適当な、無責任な記事を書いて楽しんでおります。www
更に気になるのは、岸田さんが掲げる、現代版の資本主義経済というのは、
中身は一体何なのだ。
↑
小泉郵政改革、とか規制緩和とかだったら、ドエライ事になりまっせ!天地逆転マドラー世の中に逆戻りかも?
女性が半分、壮年・青年の意見を聞くとかAIの活用とか言ってたら、
単なる新バカ主義なだけだろ?。
その詳細や金融思想・理念と、昨日世界のG20で決められた、最低法人税率15%という事による
各国のGAFAMの受け入れなどを含めた、金の流れの中で、日本はどれだけ享受出来るのか?
そんなことも、岸田さんの考える日本の未来像というビジョンが国民に分かりやすく
説明してもらえたなら国民の期待が膨らむのになぁ~と思います。
経済というのは本当に難しいものですね。
有って無きものであり、信用という国債に重きを置くこの時代。
これから
「国の負債は、どこが天井なのでしょうか?」
という問題に発展していきそうな感じです。
当然、バブル崩壊で、「それは幻」という事が判明する訳ですが、
太陽の黒点数と経済が連動していると盲信している私には、
あと5年は経済は上向きだろうということは単純に断言して言えます。
ウソ
かも
ね
11年周期のサイクル25は今年始まったばかりですので、
10年後に大不況が来るメカニズムの予定ではありますので、
IDECO(イデコ)の引き出しは5年後もしくは、15年後が、ファンダメンタルズ的には良いと思われます。
すいません。また根拠の無いアオリを口にしてしまいました。
本日もご覧いただきましてありがとうございました