カメラ業界もようやくキャノンさんが力を入れ始めて盛り上がってきました。
カメラ業界のシェアはソニーには渡さない
そんな意思表明とも云える第一弾はR3の投入
後にボスのR1は100万円付近のスペックで堅牢性と信頼性を担保して登場する事でしょう。
まずはとんでもないスペックのR3の見どころはやはり被写体追随フォーカスと連写。
以前キャノンを使用していた時に連写の信頼性はピカ一だったので、
そこに6K静止画技術を載せて秒間30コマというのは、
全世界のプロの触手をも動かすことでしょう。
しかも2400万画素という実用領域で、高感度耐性もおそらく良好だと思います。
ソニーにはα1とα9がありますが、その良いとこ取りをしたようなスペックがR3です。
きっとR1では5000万画素で連写できるだけのバッファを持ったSSDメモリ搭載のカメラと
画像処理エンジンは2倍のCPUを積むことは必定で、
8段~10段の内蔵5軸手振れ補正で万全を期して、ソニーに真っ向勝負してくることでしょう。
JP7FRMのmy Pick
問題はRFレンズだ。
ミラーレス仕様のレンズは、ソニーが軽量コンパクトで一歩リードしている。
キャノンは、蛍石というガラスをどうするのか?
キャノンだけが入手可能で、加工可能な材料蛍石。
これを軽量化するにはプラスチックや人工ガラスを使用する必要性があるが、
一眼レフの設計をリファインして発売するのか?
それとも、新しくレンズから設計し直して軽量コンパクトを目指し、ソニーと勝負するのか?
それともシグマのような描写力を優先して、重量や大きさはある程度許すのか?
それとも、接写できる仕様にするのか?
現在キャノンのホームページのサンプル画像を見るに、
2000万画素のカメラで撮影されている画像ばかりで
眠たいサンプルしか見ることが出来ない。
きっと、RF第一弾は模索中で、やる気がないのだろう。
いずれにしても今後の世の中のカメラの画素数がどれだけ増えていくのかを鑑みて
レンズ設計しなければならないでしょう。
ニーズと売れ筋、マーケットは色々と違うからね
今までのEFレンズは5000万画素の描写力には心もとなく、
メーカーとしてはシグマなどのサードパーティー製の高画素対応レンズに譲ってきたが、
もしも1億画素を目指すなら、1億画素対応の描写力でも破綻しない解像するRFレンズを
発売しなければならない。
いま世界は、中華レンズのようマニュアルフォーカスでも安くてそこそこ間に合う、
特徴のあるレンズの世界にニーズがあるのだとすれば、
高額な純正レンズを設計しても売れる見込みはないし、投資分の回収も見込めない。
難しいミラーレス専用設計レンズの発売という舵取りで、メーカー経営陣は頭を悩ませている事だろう。
また、連写性能に追随して、内部モーターも迅速に正確に、
1秒間に30回のピント合わせに対応しなければ、純正の名が廃ってしまう。
それだけの開発能力と投資費用が、天下のキャノン様はかけられるものであろうか?
ソニーはレンズのコンパクト軽量化によって、ピント合わせが速く出来るというメリットをとった。
α9Ⅲの事も考えれば当然だろう。
しかしながらケラレというレンズ口径の小ささのリスクは当然あり、
光の少ない条件では、ISO感度を上げて対処するが、シグマの方向性とは真逆だ。
ピントの速さを求めるならレンズの小径化と軽量化は正当であり、
↑
安いレンズ
光の少ない環境での描写力をカメラISOに頼らず、レンズで賄うのならば大口径化や
F値の追求は正当である。
↑
高いレンズ
そんなソニーVSシグマという、軽量コンパクト VS 大口径描写力という二大構図の中で、
キャノンのレンズはどう云った方向性に振ってくるのだろうか?
やはり、ソニー派閥であることは、カメラボディーの連写能力を見れば明らかなように
重い大口径レンズでは、高額レンズになってしまうのを嫌って、一般庶民に手が届く値段を鑑みると
プラスチックレンズを多用した軽量な小口径レンズ設計を軸として、20万円前後
白レンズに関しては、セミプロ以上が使用し、資産としての価値もあることから
高級ガラスと蛍石を使用する30万前後という構図が予測できる。
あとは1億画素に対応できる描写力がどこまで出来るか?
何せ後出しじゃんけん派閥ですから、ソニーよりシグマよりも性能が悪くては話になりません。
もしくはヨーロッパメーカーに多い、中心解像度を上げて周りは甘くするという
レンズ設計をしてくる可能性もあるが、現在MTFチャートを見る購入者にとっては
もしもそんなことがあるのなら、ハッセルブラッドX1DⅡ発売以来の驚きであろう。
ユーチューブで、これからカメラ系ユーチューバーが必ずR3シリーズをやると思いますので
どのようにカメラとレンズを評価するのか?楽しみにして待って居ましょう。
凄いじゃダメなんです。
凄いのは当たり前で発売するのですから、
まずは今を見ているのか?
それとも10年先まで勝負でき得る設計なのか?
静止画はフジフィルムが頑張っていますが、キャノンの立ち位置はどこに確立できるのか?
そんな部分を汲み取って戴き、動画公開して欲しいと思います。
このRFレンズとミラーレスの出来によって、ソニーに流れたカメラ人口を
もう一度キャノンに引き戻すことが出来るのか?
イルコさんの動向も気になるところです。キャノンを見切ってソニーに流れた人ですからね。
そして、早速R3を11月発売を予約してきたのに、キャノンプラザに行って15分間触ってきた感想が
ユーチューブで説明されていました。
AF性能と連写性能が、ソニーより上を行くかもしれない雰囲気でしたが、
私はまだまだカメラ貯金しなければどうしようもないので、あと5年は様子見をしたいと思います。
世の中は、きっとこれでカメラ業界が復活すると思いますけども・・・
皆さんはどうお考えでしょうか?
そもそも論になりますが、8段分手振れ補正とかが当たり前になってくると、
三脚の意味や焦点距離とシャッタースピードの関係やらがあいまいになり、
カメラマンとしてはヘタクソを量産する方向性になってきているのは言うまでもありません。
シグマ使いの敢えて手振れ補正を入れないカメラを使用していると、
羨ましくも感じますが、逆にカメラを使う面白さはスポイルされていく感も否めないですよね。
ひがみ的な言い方でしょうか?
野鳥やモータースポーツなどの被写体向けには、向くスペックですが、
フリッカーレス追随オートフォーカスやら、AI画像処理やらローリングシャッター問題など、
様々な問題があって、機械的な問題があり、
次のステップに進めないでいる一眼ミラーレス業界ではありますので
もう少し様子を見て、CPU処理能力の向上やスローシャッター、
低ISO感度化が進んだタイミングで購入しても良いのかなーと個人的には思っています。
↑
シグマ ISO 6 みたいな(イソロククンと巷では呼ぶようです)
などと独り言を語りながら終わりたいと思います。
本日もご覧いただきましてありがとうございました