私たち世代の成長の中で生まれ聞いた音楽たち
それは富田勲だったり、喜多朗だったり、久石譲だったりによって生み出されたものだったりします。![]()
NHKの番組などでは、この御三家にサントラを依頼して久しく、
繰り返し至る所で耳にして、日本に住む人達ならば・・・知らぬ者は居ないことでしょう。
もしも、知らない者が居るとすればきっと令和生まれなのだという証明でもあります![]()
もしかして菅野裕悟さん世代でしょうか?
何かしら我々日本人は、心に刻み込まれている平和で穏やかで
過去へと思いを馳せらせる郷愁感を感じさせられ、
何故に音楽一つでこうも心が半ば強制的に引き込まれていくのだろうかと、いつも不思議でしたが、
大人になり、そんな子供の頃に感じた事すらも、日々の喧騒に忘却されて、
まるで認知症かのように今頃になって過去の事を思い出したりします。![]()
あの時のテレビはこんな感じで、アナログダイヤルをゴトゴトと力を入れて回していた時代でしたね。![]()
そして、私がスーパーのヨークベニマルに、日産サニーに載せられて両親の買い物に付いて行った時は
ワゴンセールのレコードを、一枚一枚めくって、中身の曲も分からないのにも関わらず、
中学生の自分でも聞けそうなもののベストバイ一枚を一生懸命選んでいた時の事を思い出します。
その中で、手にした一枚は、自分の人生を変えたと云っても過言ではありません。
冨田勲さんのレコードです。![]()
ワゴンセールで1000円だったことはシー・・・内緒です。![]()
ですから、無条件にひいき目で富田さんを見てしまいます。![]()
まだ、惑星とかの意味も分からず、英語の意味も分からず、
ただ表紙の絵がかっこいいからと・・・買ったのですが
両親からは、「気味が悪い」と言われたときは、へそ曲がり根性に火が付き![]()
逆に人に避難されるとワクワクしてきたりして、(*´∀`*)
今思えば、それが現在の自分が覚醒した瞬間
だったのかもしれません。![]()
その後、テレビの世界では喜多朗さんの音源が様々な紀行番組で使用されて、
耳は次第に喜多朗さんに慣らされていきます。![]()
その後、加古隆さんに心は鷲掴みされます![]()
その後、様々な場面やジブリの音楽で有名な久石譲さんの勢いに飲み込まれております。![]()
しかし、我々昭和生まれは本当に良い音楽時代に出会えて来たものだと思いますし、
島国日本ならではの、広大な大陸への憧れと思いからか・・・悠久、雄大、壮観な思いにさせられて、
ひとたび音楽が始まれば、心は強制的にその世界へと引き込まれていくメロディーは、
未だに強い力を持った、まるでブラックホールの求心力のようです。
エンヤのケルト音楽の世界感も魅力的ですし
イーミーオーイ(黄彗音)さんの中華圏の世界感も魅力的ですし
ドイツ出身のデヴァ・プレマール( deva premal )さんの
チベットお経を利用したスピリチュアル世界感も魅力的ですし
菅野裕悟さんのMEGAQUAKE(メガクエーク)も有名ですよね
例えて云うなら、富田勲さんは宇宙感、
喜多朗さんは地球上の遠い場所感、
加古隆さんは激動時代や人々の営み感、
久石譲さんはファンタジー感
菅野裕悟さんは未知なる危機感
と云って括ってしまう悪い癖が出てきてしまいました。
反省![]()
JP7FRMのmy Pick
でも、思うんだ![]()
山の上でこれらの音楽を聴きたいかと言われれば?・・・そうでもないと。
山の上では、音楽というよりは、自然の風の音や雨がテントに当たる音、
鹿が夜泣きして、山に響き、会話する声を聴きながら朝を迎えるほどの幸せはない。
音楽は要らない![]()
だから地上生活に於ける何らかのストレスを感じて、この幻想的な音楽を聴いて安らぐのだし、
求めるのだという事を。
地上にうごめく何かを打ち消すための、広い意味でのヒーリングサウンド、もしくは
心を浄化するためのイージーリスニング。
人は音楽や波長というものに、何故に共鳴し、心がその波に乗っている時が幸せだと思うのだろうか?
何でそう思うんだろうか?
そこが謎だ。
謎めいたままに・・・
本日も尻切れトンボの表現に付いて来てくださってありがとうございました![]()


