今まで、角ハイボールで我慢してたのに、何故だか急に旨い酒が飲みたくなってしまいました。
きっと暑い夏のピークが過ぎて、東北では朝晩と涼しい風が感じられるようになり、
何となく気配は秋の雰囲気。
気が緩んだのか?食欲の秋を感じ始めたのでしょうか?
ハイボールもいいんですけど、ロックで飲みたくなってきました。
身近な人たちとの会話で、一番甘く感じる飲み方はどんな割合だと思う?などと
酒好き談話は尽きません。その影響か、今日は久々にサントリー角の2.7Lや4Lを手に取らず、
私の3番目に好きな酒、知多720mlを買ってきました。
1972年というのも同級生感が感じられて、あーそんな年月が経ってしまったのかぁ~などと
懐かしい雰囲気を醸し出します。
この酒が好きになったのは実はそんなに古くはありません。
それまではスモーキーフレーバーの効いたウィスキー程旨いものだと錯覚しており、
宮城峡や竹鶴を飲み始めたのが初めてで、その後マッカランなどの全くスモーキーとは
縁遠い味を通り超えて、山崎に至るのですが、ご承知の通り、
販売価格が適正価格の倍以上であり、12年物などは宝くじでも当たらない限り飲めません。
また、日頃飲める身分でもないことから、ここ10年ほどはサントリー角に落ち着いていました。
2019年の熊野古道歩きの際に、夜に道端の湧き水か、川で汲んだ水で割って飲もうと
コンビニでミニボトルを買ったのが、一番初めての知多との出会いでした。
この時に、案外気にもせず飲んだ知多でしたが、以外にも美味しく感じられ、
ある意味での憧れのウィスキーとなったのです。
私はいつも、何かとセットで記憶することが多いのですが、知多を飲むと一瞬にして、
あの時買ったコンビニや友人との山歩きの苦労やエピソードが瞬時に思い出せてしまうのです。
酒の味一つで、人生の思い出が刻まれているというのは、
何だか演歌の何かしらにそんな歌がありそうな気もしますが、皆さんはいかがでしょうか?
いきなりオンザロックではもったいないので、まずビールを飲んで腹を膨らませてから、
ウィスキー専用に作ってもらった埼玉のガラス工場作の琥珀色のウィスキーグラスに氷を半分入れて、
氷が隠れるまでウィスキーを注ぎ、若干の水を静かに注ぎ、ゆっくり一回しだけかき混ぜた、
一番甘いウィスキーの飲み方を実践して夜更けを楽しみたいと思います。
バーなどでは1杯を30分から40分ほどかけて飲むペースがゆっくりと楽しむ飲み方だと聞きますが、
私はまだ青二才的飲み方なのか意外と早く2杯目を作ってしまいます。
もう少し年を重ねたら、ロックを40分かけてゆっくりと飲める男になりたいと切望していますが・・・。
というように酒飲みは、時折タガが外れて、高級ウィスキーを買ってしまうのです、
4000円を高級というのは・・・やはり庶民なのでしょうか?
4000円あったら2.7Lの角ウィスキーが買えるな!と思うのが庶民なのでしょうか?
と答えが出ないまま酔いに任せて、闇夜に溶けて終わりにしたいと思います。
本日もご覧いただきありがとうございました