急に思い立ち、自宅から40分も離れた場所を目指して出発です
マニュアルの軽バン車の時は、運転がおっくうでしたが、オートマの普通車は運転がらくちん
向かった先は・・・フォーラム山形
何気にワーナーマイカル系列よりもレアな作品を上映することが多いので、
レア作品のチェックをたま~にしているのですが・・・
たまたま上映スケジュールを確認していたら、
私好みのディープな作品があるではないですかWWW。
前回のディープ作品は「ローマ法王になるまでに」でした。
フランシスコさんが、何故法王になったのかは見ていただければ分かりますが、
映画館でこれほどまでに観客が席を立って、居なくなり、残ったのは3割ぐらい。
映画の終わる直前の、つまりは映画の1割が感動部分であり、
そこまでの道のりは殺戮が繰り返されるという、
私が高校生の時に見た映画プラトーン以来の残虐作品でした。
そう云った意味で映画「ローマ法王になるまでに」はディープな作品でしたが、
この、フォーラム山形は、それ以来の来場になります。
今回見たかった、ディープな作品は
Arcアーク
さてどんな意味なのでしょうか?
これは見てみないと意味が分からないと思います。
シナリオ的には永遠の命を人類は手にすることが出来て、
死ななくなる技術を開発して、死のその先の問題を考えさせる作品作りです。
死とは生の対極に位置するものではなく、生の中にある。
など謎めいた言葉を乱用して、我々視聴者を次世代思考に誘ってくれる設計は、
見ていて非常に琴線に触れます。
最近ではX世代、Y世代、Z世代、iジェネレーション世代と人の価値観と共感域が、
少しずつ違うのだと、違う世代の人と話すと分かるようになってきました。
生と死、今まではこれしかありませんでしたが、もし死が形が残るものであったなら、
もしくは、死がまさに奇跡的に遠いものであり、めったなもの、選ぶもの・・・になるようになったなら
どのような生き方を人間はするようになるのだろうと、想像が豊かに拡がりを見せていくのを感じます。
そして、最後にはパラダイムシフト問題が現れて、脳を錯覚させてくれます。
是非ぜひ一度ご覧あれ!
昨日、生きがいについてブログを書き、生きている時間の使い方について
私なりに充実したものにしていこうと考えていますが、
そんな時に永遠の命という時間無制限の世界があったなら、
私はどう生きるのだろうかと映画を見ながら考えてしまいました。
ある意味で、人間の寿命というものは、世界の社会性がそのように築いてきたものであり、
時間有限性の社会構造で回っている訳ですけれども、
命の平均寿命が延びたならば(例えばローン250年とか)、
また現在の社会構造も変えていかなければならなくなるというジレンマが発生してきます。
現在、日本は2050年を境に急速な人口減少(3500万人へ)の道を辿りますが、
まさにこの時には人口減少を見込んだ社会構造の変化(国家予算100兆円→25兆円)
↑
これを先取りしたドラマ「オペレーションZ」でも25兆円の国家予算案がある
が必要な訳であり、
寿命が延びれば、また社会構造の変化が必要になる訳であり、
時代はこのように変わって行くのだろうという示唆する影響力に、
映画の一つの伏線が隠れていたように思えました。
もう一つの作品の意味としては、失礼ながら倍賞千恵子さんなどの豪華メンバーの歴史遺産としての
映画でもあるような気がして、大杉漣さんの遺作のように感じてしまいました。
本日もご覧いただきましてありがとうございました