蔵王坊平トレッキング | 独学の道Ⅲ

独学の道Ⅲ

自分で自分を変えることは、到底無理なことかもしれないが、それに望む気持ちの自力論は高尚で偉大である。
仮にその結果が甚だ振るわなかったとしてもだ。
By幸田露伴(努力論より)

本日はモンベルショップによってPLゴーグルを購入してからのトレッキングなのでちょっと遅目の出発。
ライザスキー場を11時過ぎに出発。リフト乗り継いで、行けるところまで行ってみよう帰りの事を考えてリミットは13;30になったら戻ることを誓って登坂開始。しかし目の前は真上から雪で視界不良。出だしは樹林帯で60m位は見えていましたが、登坂開始後500mも高度を稼いだろうかというところに入ると、視界が10mとなり、ふと目視しようとゴーグルをとったらびっくり、何も見えません。偏光グラスをかけるとポールの陰影が見えますが、樹氷の陰影はもう確認できずに、ほぼホワイトアウト。やばい、更に一服つけようとハイドレーションの水を飲もうとしたら凍結して飲めません。さらに背負った水も凍ってしまっています。んー、ポットのお湯500mlのみかと思いつつ、つい偏光グラスのお陰様でここまで来てしまったがこれは確実に戻るポイントと実感し引き返すことに。
帰りはまだ私のトレースが消えかかっているものの、辿って帰れる状態でまずは一安心。
ちょっと戻って樹林帯を超えて、更に高度を下げるとブナ林群。ここはもう静寂の場所。心にゆとりが出てきたせいかついブナの苔が、なんとなくサンタかパンダに見えたりしたものでつい一枚。

この形は山形県じゃありませんか?

刈田岳でエビの尻尾が撮影できませんでしたが、なんと子供の樹氷を取ることが出来ました。ラッキー。

また歩いていると、カモシカ、巨大ウサギの足跡、不明なイタチ?のような足跡などたくさん観察しながら歩くことが出来ました。お越しの際は、視界の良い時にですね。
次回は水にホッカイロ貼っていくぞ-。