第12回:お勧めのパワースポット・聖地のご紹介:「草津」天下の名湯と森の自然 | 上祐史浩

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お勧めのパワースポット・聖地のご紹介:第12回

 

草津:天下の名湯と森の自然

 

 お勧めのパワースポット・聖地の第9回は、群馬県・草津です。草津は何と言っても、天下の名湯「草津温泉」で有名です。湧き出る湯の量は圧倒的で、その泉質もあって古来湯治の名湯とされてきました。

 

 草津温泉は、諸説ありますが、奈良時代の高僧の行基菩薩の発見とも言われて、草津温泉郷の中心には薬師如来を祀る光泉寺があります(そもそも温泉自体が古来仏教上の聖地とされ、仏教僧が入るものであり、大衆化したのは江戸時代とされています)。さらに、草津の郊外には、豊かな自然の森や草津白根山を含めた山々も広がっています。

 そこでまず、①草津に関する文献からそのご紹介をし、そのあとに、②2015年3月22日、私たちが実際に行った時のレポートをご紹介します。そして最後に、③ひかりの輪のパワースポット・聖地巡りの思想や、聖地巡りの際に行うと心身の健康に良い、ヨーガ歩行瞑想に関する記事をリンクしてご紹介します。


 

 

 



●文献からの草津の温泉・聖地・自然のご紹介

 

◆日本一といわれるすばらしい温泉

・「にっぽんの温泉100選」(観光経済新聞社主催)で、16年連続第一位という人気(2018年12月15日付 観光経済新聞社)
・「泉質主義」を掲げ、どこも源泉掛け流し
・温泉の自然湧出量日本一で、毎分約3万リットル
・酸性で、ph2.1という高い殺菌力(レモンや酢よりすっぱい酸性!)を持つ優れた泉質。その酸の強さは、五寸釘を10日で溶かすほど。
・さまざまな効能がうたわれ、病を癒したい方が全国から多数湯治に訪れる。
・高温の熱い湯なのにもかかわらず、硫黄酸化物の特殊な成分が肌表面を保護するために、楽に入ることができ、短い時間でもじんわりと身体がとてもあたたまる、非常に気持ちのよい温泉。
・特に近年は、新型コロナを不活性化させる効能があると、科学的なデータに基づく主張が公式になされています。

◆「草津の無比の温泉、山の空気、水」
 
 エルウィン=フォン=ベルツ博士(「お雇外国人」として来日、東京医学校教授、明治天皇やその皇太子の主治医)が、1878年(明治11年)に草津を訪れて以降、草津温泉を再発見、その後、草津温泉は世界的に広く知られることとなりました。
 博士は、「草津には無比の温泉以外に、日本で最上の山の空気と、全く理想的な飲料水がある。もしこんな土地がヨーロッパにあったとしたら、カルロヴィ・ヴァリ(チェコにある温泉)よりも賑わうことだろう」と、草津温泉のことを称えています。

◆自然が生み出したパワースポット

 

 活火山・白根山のマグマの力により、いたる所から噴出する草津の温泉地全体が、パワースポットともいえるパワーを秘めています。草津には多数の源泉がありますが、それぞれが、まさにパワースポットといえます。

◆温泉を聖地、入浴を修行とした日本の神道や仏教の文化

 

 温泉は、今でこそ大衆化しましたが、日本では、古代から、不思議な癒しの力をもった聖地とされていました。

◎神話にさかのぼれば、
 神さまが発見したり、温泉に入って蘇ったりしたなどの神話もたくさんあります。大穴持命(オオアナモチノミコト)が少彦名命(スクナヒコナノミコト)を活き返らせた道後温泉や、少彦名命が発見したと伝わる出雲の玉造温泉などが有名です。
 草津温泉も、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が開いたとの説があります。

◎仏教の僧の修行
 また、行基菩薩による開湯伝説もあります。温泉入浴は仏教の僧の修行として取り入れられ、鎌倉時代以降には、弘法大師伝説も相まって、大衆化していった歴史があります。
草津の湯畑に残された古い灯籠が、仏教文化を感じさせます。

◎寺湯・施湯
 僧侶は一般の人々を温泉に入れてあげていました。それは「寺湯」と呼ばれ、大衆に湯を施すことは=施湯と呼ばれていました。たとえば法隆寺の「湯殿」は、入浴施設だったそうです。

◎大衆文化に
 その後、江戸時代に湯治文化が広まり、大衆文化となっていったそうです。

◎薬師如来
 日本各地には、医療の仏である薬師如来の信仰と結びついた温泉が多く存在しますが、不思議と身体を癒してくれる温泉は、昔の人にとってはいっそうありがたい薬師如来の恩恵と感じられたことでしょう。

◆湯畑

 

 湯畑には、高温の源泉を外気にさらすことで温泉の温度を下げる役割があり、ここから各温泉場に温泉が提供されています。これにより水で薄めずに掛け流しの温泉の効能を楽しむことができるしくみになっています。

◆光泉寺――開湯伝説① 行基菩薩が発見した草津温泉

 

 光泉寺の始まりは、奈良時代(721年)に、行基がこの地に立ち眼下に光る泉を見出したとき、それがただの泉でなく「万病にきく温泉」であると喜んで、薬師如来をまつる堂(薬師堂)を建てたこととされます。
 以来、泉は人々の病をいやす慈悲の泉となり、今日の草津温泉の源となったといいます。東の草津、西の有馬は我が国の温泉の二大双璧で、「日本温泉三大薬師」のひとつ。
 現在は真言宗の寺院ですので、真言宗開祖の弘法大師の像や、真言宗でご本尊とされる大日如来の化身・不動明王をお祀りする御堂があります。

 

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●草津訪問レポート:2014年1月3~4日

(※同行したスタッフのレポートです)


 2014年1月3~4日にかけて、草津の聖地・温泉巡りに行ってきました。快晴の空のもと、まずは、私たちが2002年に草津を訪れた時に、不思議にもその空に七重の虹が現れた静可山に行きました。静可山は、草津の中心から車ならすぐに行くことが出来る豊かな自然の山です。

 

 

             静可山からの白根山です


 新雪にはまりながら到着しました

 

 

 不思議なことに、2002年と同じように、上祐代表が現地の説明を参加者の皆さんにしている間に、空に再び虹が現れていました。

 

 なお、太陽を取り巻く丸い虹の両脇にも幻日といわれる左右の虹、輪の上部に逆さ虹など、六つの虹が現れてきました!

 

 

 

 

 

 


 その後、草津温泉郷のセンターである「湯畑」の周辺を散策しました。湯畑のごく近くにある薬師如来をお祭りする光泉寺を参拝し、そこから少し歩いて、スサノオノミコトや日本武尊を祀る白根神社を参拝させていただきました。各々、無料の公衆浴場の湯めぐりをおこないました
 

 

 

       草津温泉郷のメッカの湯畑、大変な湯量が湧き出しています

 

 

             湯畑の上方から見たところ

         

 

         湯畑近くの源泉である白旗の湯とその前の石像

 

        湯畑近くにある草津温泉の源泉の一つを引く白旗の湯

 

 

                 白根神社の入り口

 

 

                白根神社の本殿


 

              白根神社での上祐代表



 そして、夜には、ライトアップされた湯畑を散策したり、歓談したり、皆が思い思いに過ごしました

 流石に、草津のお湯は泉質が抜群で、溜まった疲れもすっかり抜けました。そして、素敵な虹に始まった巡礼でした。
 
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 さて、草津巡りの2日目となりました。今朝は、小雪ちらつく中、癒し効果が高いと言われるベルツの森の散策に出かけました
 

 

 思いのほか暖かく、植生豊かな森をゆっくり歩きました。

 

 

 

 

  この森の一番のパワースポットは「さわらの木」

 

  幹に触ると暖かく、とても気持ちいい。諏訪のミシャグチ総社のご神木に形も、優しい波動も似ているように感じました。

  60年に一度花を咲かせる珍しいクマイザサもありました。

 美味しい空気とフィトンチッド?の効果か、胸のあたりがすーっと気持ちよくなりました。

                 雪が座っている (*^_^*)

 
 その後は、また、草津の中心街にある公衆浴場を巡り、その後に、西の河原公園を通って「大露天風呂」へ行きました

 

            西の河原公園、この先に大露天風呂

 

 

 

           大露天風呂:池のような露天の温泉です


 露天風呂にたっぷり浸かった皆さんは、すっきりしたお顔になっていました

 

  

●参考情報 ※ご参考になれば

 

ひかりの輪のHPのパワースポット・聖地巡りコーナー

 ひかりの輪のパワースポット・聖地巡りに関する様々な情報が掲載されています。その思想、過去の訪問地、上祐代表の聖地巡りに関する講義などです。

 

 

 

ひかりの輪の聖地巡りの意味合い

 

 


ひかりの輪の聖地巡りの予定

 

 


聖地巡りに関する上祐代表の講義動画

 

 

自然の中で行うと心身の健康によいヨーガ歩行瞑想の解説

 

 

 

●お勧めの聖地のご紹介

 

■お勧めの聖地のご紹介

 これまでひかりの輪で訪れてきた多数の聖地の中から、特にお勧めするところを厳選して、ご紹介しています(ひかりの輪公式サイトへ)。

 

■聖地巡りレポート

 ひかりの輪で巡ってきた数多くの聖地を、美しい写真をつけてレポートした記事です(ひかりの輪副代表・水野愛子のブログへ)。