静岡発!介護社労士JOYがゆく! -7ページ目

介護サービス(14)~住宅改修

 介護生活…
 今までの生活スタイルを
 大きく見直すときが来た…

 頭は動いても身体が動かない…

 その逆もある…
 身体が動いてもどう動けばよいか
 全く分からない状態になった…

 そこで…
 今回は動けなくなった場合に
 スポットを当ててみよう…

 一番困るのは…
 階段や玄関における段差…

 今では珍しくなくなった
 「バリアフリー」住宅だが…

 高度経済成長時に建てられた
 住宅では…そんなことは全く
 眼中になかったかもしれない…

 なぜなら…
 自分が介護を必要とする年齢まで
 生きる想定をしていなかった…

 そして…
 こどもが最後まで面倒を見て
 くれると信じていたから…

 「今さえよければ良い」

 しかし、現実は違った…

 予想以上に生かされてしまい…
 自分が動けなくなる現実に直面…
 
 おまけに…
 頼りにしていたこどもからは
 「一緒に生活できない」と
 非情な宣告を受けてしまう…

 ある意味仕方ないお話しだが
 私は「不死鳥」と自分の身体を
 過信したのか…はともかく
 自分の力だけで生きられる…と
 考えてしまった私たち…

 「さあ、困った」

 今の家に住むか…
 それとも…覚悟を決めて
 施設でお世話になるか…

 「やっぱり、家に住みたい」

 そう選択したならば
 多少の住宅改修が必要になりそう…

 そんなとき、国の助けは
 どうなっているのだろうか…

 それはさておき…

 居宅(在宅)介護サービスの中に
 住宅改修サービスがございます。

 全面リフォームをしなくても
 小規模の改修で済むのであれば、
 介護サービスを利用することが
 できます。

  ❶ 手すりの取り付け
  ➋ 段差の解消
  ➌ 滑りの防止・移動をスムーズに
    行うための床や通路面の材料変更
  ➍ 引き戸などへの扉の取り替え
  ➎ 便器(和式→洋式)の取り替え
  ➏ ❶~➎を行うために必要な工事

 改修はそんなに頻繁に行うわけでは
 ありませんので、介護サービスでは
 利用者1人につき通算20万円までと
 限度額が決められています。

 実施方法としては…
  ⑴ 工事前に申請書類を介護保険担当
    窓口に提出して「住宅改修確認書」の
    交付を受ける
  ⑵ 工事終了後に領収書などの書類を
    介護保険担当窓口に提出する
    →審査終了後補助がされる

 工事終了後には一旦、工事費全額を施工
 業者さんに支払います。

 ⑵で補助されるのは工事費の9割
 (最大18万円)までです。

 なぜなら…介護サービスでは1割の
 自己負担額が発生するからです。

 それでも、「家で最期を迎えたい」
 方にとってはありがたいサービスだと
 私は思います。

 実際、スロープをつけただけでも
 父の生活が楽になったのを…
 私は目の当たりにしたからです。

追伸
 まだ生きる期間が数十年あるのなら
 大規模な住宅リフォームを考える必要も
 ありますが、あと数年…での住宅
 リフォームは勇気を要します。

 現存の家にこどもが住んでくれる…
 そんなありがたいお話しが少なく
 なってきている昨今、リフォームより
 費用のかかる場面が多くなってくる
 現実が…そこにはあります。

 もうひとつの選択肢として、お住まいの
 住居を担保にして、施設での生活を選ぶ…
 方法もありますが、なかなか普及しない
 のが現状です。

 まずは小規模で…とお考えであれば、
 この住宅改修サービスを使ってから
 再び住居について見直してみる…のも
 ありだと思います。

 スロープ…最初から考えておけば
 良かった…と反省はしています。

 老齢の両親を抱えていたので、
 住宅本体については意識したのですが、
 階段や段差について意識したか…と
 言えばうそになります。

 ただ…実際に介護に携わってから
 両親の居場所をいかに作り出していくか
 住宅を作る上で最も大切なことと
 理解はしています。

 ただ、認知症の家族を抱えると…
 居場所を作っても家族が介護できない
 現実もありますから、そうなれば施設にと
 いうこともあり得ます。

 実際、父は最後、重度の認知症になって
 しまいましたが、幸い自分では動くことが
 できず、徘徊がなかったので救われました。

 だから、スロープ設置だけで済んだとも
 言えます。

 「終の棲家」

 私もそうですが、これからどうするかを
 シナリオとして構築しておく必要が
 ありそうです。少しでも長く

 「自宅で楽しく人生を送る」

 ためにですが。