こんにちは。
日本だけなぜ性に関する教育がろくでもないのか本当に疑問に思う 辛口ヒーリング女医☆かんな です。
これとか読むとホント最後ちょっと絶望するよね…!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
月経困難症の話、6回目。
今日は、漢方薬のお話です。
そもそも「漢方薬」は
自然界にあるものから作られた「生薬(しょうやく)」を組み合わせて作られた薬です。
この組み合わせにはこういう効果がある、っていうのを、長年積み重ねたデータの蓄積から導き出して、今も使われてます。
面白いもので、
単体だと効果が出ないのに
組み合わせると効果がでる、ってパターンが多いんです。
もとの生薬とは全く違う効果がでることもあります。
漢方薬っていうと
中国なの?って思われがちなんですけど、
今日本で使われてる漢方薬は
中国から伝来した後
室町時代以降日本で発展した伝統医学なので
日本人に合ったものになってます。
漢方の考え方では
月経困難症は
「瘀血(おけつ)」…血行不良、血流が滞ってる
「血虚(けっきょ)」…血が足りない
の両方、あるいはどちらかがメインで症状が出るので
瘀血や血虚を改善する薬を使います。
瘀血や血虚が改善したら
月経困難症以外にも
瘀血や血虚の影響で出ていた症状がよくなったりするので
そのへんが漢方は体質改善、みたいに言われる理由ですね。
漢方薬は
使うひとの「体質」によって
使う薬や生薬の組み合わせが変わります。
月経困難症に対しても、
例えば
体格がよく、病気に対する抵抗力が強いタイプの人には、桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)や桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が適していると言われます。
一方、
色白で華奢、病気に対する抵抗力があまり強くないタイプには、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)や温経湯(うんけいとう)などがよく使われます。
このタイプ(体質)をちゃんとみるには
四診っていう漢方独自の診察方法が必要です。
西洋医学をメインでやってる病院でも
診察できる先生はいらっしゃるかもですが、
心配だったら
漢方薬局で相談するほうがより確実です。
漢方薬局だと、
自分の体質や症状に合わせた独自の配合で
薬をつくって処方してくれることもあるので、
普通に病院でもらう漢方薬(番号が書いてあるようなやつ)ではちょっと、っていう方はぜひ覗いてみてください。
タイプ(体質)が合わないと
薬の効果にはかなり差がでるので、
漢方薬を使っても効果が十分じゃない場合には
処方してくれた医師にも必ず相談してみてくださいね。
漢方関連でオススメはこちら↓