仏、釈尊は「法華経」 をお説きになるまでの四十余年間に方便の諸経を説かれた。 釈尊は衆生の能力に不同があることを知っておられたので、さまざまな喩や方便をもって説かれたのであった。妙法蓮華経の第七章の化城喩品をご説明します
大通智勝仏が最高の悟りを得たとき、天地が振動し感動した
◎皆と共なる喜び
世尊はさらに大通智勝仏の話をつづける。
大通智勝仏が最高の悟りを得たとき、途方もない大きな仏の世界が震動したという。天地が振動することは天地が仏の悟りに感動したのである。仏の悟りのあまりに偉大なことに天地が共鳴したことを喩(たと)えであらわしている
薄暗い土地が大通智勝仏の悟りの光によって明るくなり、人々の顔や姿も互いに見えてきたのであった。人々はこんなに多くの人たちと一緒にいることに気づいた
人間は他人と共存して生きるときに本当の幸せがある。人間はともに生きることによって、無限の喜びを知ることができるのである
そのとき、東にある梵天(ぼんてん)の宮殿がひときわ光り輝いた
梵天たちは今まで見たことのない光に、なぜこんなにも光り輝いているのであろうかとその理由を話し合った
すると、「救一切」(くいっさい)という名の梵天がその理由を説明した。
「このように宮殿から光が発するのは、非常に徳の高い方が天上界に生まれたか、または仏が世の中にうまれたからではないか。その兆しとしてこのような光が十万世界を照らしているのではないか」 と。
そこで、梵天たちは華を盛る器のなかに、いっぱい華をいれて西に行き、その仏の姿を拝した。そこには大通智勝仏が菩提樹の下に座り、そのまわりには天王、竜王を始め多くの人たちがいた。十六王子は仏の説法をお願いしていた
梵天たちは仏を礼拝し、仏の頭上に華の雨を降らした。その華は須弥山(しゅみせん)のように高く積もった。梵天たちは菩提樹に対しても華を供養した。
華の供養をした梵天たちは、それぞれ自分が住んでいる御殿を仏に献上したいと申し出た。
「この御殿をどうぞお納めくださいませ。」 と差し上げたのであった
宮殿を供養するということは、自分の身はもちろん、自分の持ち物、所有物のすべてを仏に捧げることになる
梵天たちの宮殿を差し上げるのですから
供養の仕方もスケールが違います
次回につづく。
追記、法華経の凄さ、力強さは、この大通智勝仏のパワー(神通力)も含まれてのことです 最高の悟りに到達すると天地が振動し感動するんですね 梵天たちは、一人でも最高の悟りを得たら、この上ない喜びで迎えていただけるということなのです
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
釈尊のご慈悲を体験してみてください(西洲)
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真実は一つ!!