西洲の菩薩行23 第七章 化城喩品 その1(無限の過去を見通す) | 釈尊と共に生きる、西洲のブログです!

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法華経は釈尊の肉声の教えの経典です。あらゆる経典の中で、法華経は、別の名を
「最上王経」とも呼ばれ諸経の王でもあります。女人成仏をはじめどんな衆生も
生きるもの全てを救おうとする仏陀の方便の力は、法華経のすばらしさです。

仏、釈尊は「法華経」 をお説きになるまでの四十余年間に方便の諸経を説かれた。 釈尊は衆生の能力に不同があることを知っておられたので、さまざまな喩や方便をもって説かれたのであった。妙法蓮華経の第七章の化城喩品をご説明しますひらめき電球

 

この第七章から、いよいよ心のあり方、教えが出てきます。

とても大切な章です叫び

 

 

‘「汝等(なんだち)よ、当(まさ)に前進すべし。これは化城なるのみ。われは汝(なんじ)が疲れ極(きわ)まりて、中路(ちゅうろ)に退(しりぞ)き還(かえ)らんと欲(ほっ)するを見るをもって、故(かるがゆえ)に方便力をもって、権(か)りにこの城を化作(けさ)せるなり。汝(なんじ)は今勤(ねんごろ)に精進して、当(まさ)に共に宝所(ほうしょ)に至るべし」 と。われもまたまたかくの如し。これ一切の導師なり。’.........


◎ 無限の過去を見通す

「法華経」 は一大叙事詩であり、大きなドラマを説き明かした宗教文学である本

そのため、一章(各品)を読むだけでなく、各章それぞれ説かれたことを深く味わいながら、その全体像を把握することに努めなくてはならないビックリマーク

この品が「化城喩品」 と言われるのは、この品の最後に城宝処(けじょうほうしょ)の喩えがでてくるからである上差し

しかし、この品の主題はあくまでも大通智勝仏が悟りを開かれた宿世の因縁」 である。

遠い遠い無限の過去に大通智勝如来(だいつうちしょうにょらい)と言う仏がおられた。

その国は「好城」(こうじょう)と呼ばれ、その時代は「大相」(だいそう) といわれた。その仏が入滅してから今に至るまで、言葉で言い表すことができないほど長い時間が経った虹 われわれは、そのような無限の過去の仏のことなど到底知ることができないが、ショボーン


「我、如来の知見力をもっての故に、彼の久遠を観ること猶(な)お今日の如し」 と、仏は深い智慧の力によって、永遠の仏の状態を目の当たりに見るかのように見ることができると言われたのである目

無限の過去のことがどうして、今わかるのであろうか❓ それは、仏の教法というものが絶対不変であるからであるビックリマーク

過去も、今も仏の説く教えはまったく同一である。そして、今日(今)というのは無限の過去からのつながりとして今日があるのである叫び

そして、未来へとのつながりとして今日があるのである今日を今日だけとして考えてはならないのである今日は永遠の中の今日である上差し

そう考えれば今日は喜ぶべき一日であるお祝い

過去から未来へとつながる今日という一日は、尊い一日だと深く味わうべきであろうOK

「心地観経」(しんじかんぎょう)のなかで、仏智を鏡に喩えている。

 

‘大円鏡(だいえんきょう)の 諸(もろもろ)の色像(しきぞう)を現ずるが如(ごと)く、是(かく)の如く如来の鏡智(きょうち)の中には衆生の 諸(もろもろ)の善悪業を現ず。是(こ)の因縁を以(も)って名(なづ)けて大円鏡智(だいえんきょうち)となすなり。’

大きな円い鏡の中にはあらゆる物の像が映現する。それとおなじく如来の浄らかな智慧の中には衆生の善悪の行為がすべて映るのである仏の無礙智(むげち)のなかには無限の過去の大通智勝仏の時代がすべて映現しているのである目

 

 

如来の清らかな智慧の中には

私たちの善悪の行為が全て映るのです滝汗

 

 

追記、宿世の因縁を説くのがこの「化城喩品」です叫び 私たちも今世「法華経」と出遭えたのも宿世の因縁なのです虹 そしてこの章は十二因縁の法や四諦八正道の教えが詳しく説かれていますお祝い 大通智勝仏とお釈迦さまの関係も分かりまよびっくり

 

 

法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、

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