「聖書」には「旧約聖書」と「新約聖書」がある。「旧約聖書」はユダヤ教の聖典として誕生し、キリスト教.イスラム教の聖典にもなっている。また世界最古の書物とされています。世界は聖書の予言通りに動ているの確かです。これらの美術作品は、字が読めない人のために聖書として用いられたのです。さあ~現代の私たちも聖書の世界の謎解きを名画と共に学んで行きたいと思います。
(ヤロブアムの偶像崇拝) 画家:フラゴナール 製作:1752年 技法:油彩
「列王記上」第12章~第14章
※ 偶像崇拝を行う王ヤロブアムを非難するユダ王国の預言者
十戒を破った王の物語である。 イスラエル王国の初代王ヤロブアムは、イスラエルの民がエルサレムの神殿に行けば、自分への忠誠が失われることを恐れて、金の子牛を2体造り、ベテルとダンという町にそれぞれ安置し、これを崇拝するよう求めた。
香が焚かれるベテルの祭壇で、画面左のヤロブアムが金の子牛に礼拝を捧げている。 右に座るユダ王国の預言者が、神の言葉を告げてヤロブアムを戒めている。
ヤロブアムを糾弾する預言者の動きは抑えられ、ストップモーションをかけたかのような静かな瞬間が生まれている。 本作はアカデミーの金賞を受賞し、フラゴナールは5年間のローマ留学を獲得した。
☆ 北イスラエル王国と南ユダ王国に分れる
ソロモンによる繁栄は、イスラエル人の人々に課された苦役や重税の上に成り立っていた。 ソロモンの死後、息子のレハブアムが王位を継いだが、人々の不満は高まっており、彼を指示したのは十二部族のうち南部のユダ族とベニヤミン族だけだった。
そんなとき、かつてソロモンから命を狙われてエジプトに亡命していたヤロブアムがイスラエルに戻り、苦しむ人々を代表していた。 「あなたの父親が負わせた重い軛(くびき)を軽くせよ」 と、重税と苦役の軽減を訴えた。 しかし王はこの要請を拒絶し、税をさらに重くしようとした。
このため北部の十部族はヤロブアムを王に立てた。 こうしてソロモンの王国は、北のイスラエル王国と、南のユダ王国に分裂した。
北王国のヤロブアムは、人々の心がエルサレムの神殿に向かわないようにするために、金の子牛像を2体造り、「あなたたちはもはやエルサレムに行く必要はない。これがエジプトから導かれたあなたの神である」 と人々に伝えた。
こうして北のイスラエル王国は、神が禁じる偶像崇拝をはじめた。 十戒を破ったヤロブアムは預言者から非難され、「その男を捕らえよ」 と命じた右手が萎えるという罰を受けたが、それでも北王国では神への背任行為が続けられた。
名画のココに注目
神の掟を破る行為を見て、驚愕と非難の入り交じった表情を見せるユダ王国の預言者。
ヤロブアムに神の言葉を告げている。
(聖書と名画 中村明子著書参照)
追記、北イスラエル王国と南ユダ王国に分れたのですね 聖書は歴史書でもあり史実の書でもあります
そして世界は聖書の記述通り動いているのは、確かです
西洋の神の存在は本当に絶対的に思いますが、怖いですね
偶像崇拝を十戒では禁じているのに、今回の記事では神からの怒りと解釈しました
法華経は釈尊の肉声の教え、経典です。 是非とも、
釈尊のご慈悲を体験してみてください(西洲)
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真実は一つ!!