釈迦伝 転生する菩薩 1 | 釈尊と共に生きる、西洲のブログです!

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法華経は釈尊の肉声の教えの経典です。あらゆる経典の中で、法華経は、別の名を
「最上王経」とも呼ばれ諸経の王でもあります。女人成仏をはじめどんな衆生も
生きるもの全てを救おうとする仏陀の方便の力は、法華経のすばらしさです。

釈迦がゴータマ.シッダールタとして生を享(う)ける以前、気の遠くなるような長い輪廻転生があった。前世の釈迦は、バラモン、動物、王、菩薩などさまざまな境涯を経験する........。ジャータカ(本生譚、ほんしょうたん)と呼ばれる仏教説話に描かれた膨大な前世譚を読み、そこに秘められた釈迦の伝説の意味を探る。

 

仏陀の前世譚(ぜんせたん)から

 

 

生まれ、生まれ、生まれ、生まれて....... 死に、死に、死に、死んで...... 生命の始まりが遥か無限の彼方(かなた)にあるように、「悟り」 の源(みなもと)も、はかりしれない。

流れ落ちる時の砂が人の歴史を刻みはじめてまだ間もない遠い昔、ヒマラヤの山中にひとりの修行者がいた。名をスメーダ(善慧、ぜんえ)後のブッダ

天上を思わせる豊かな都アマラワティー(不死城、ふしじょう)に住むバラモン(僧)だったが、不滅の「悟り」 を得るために家を出たのである。

美しく整った風貌に、最高の教養と学芸を身につけ、7代前からの莫大な財産を受け継いだ賢者だったが、真実の「悟り」 を究めなければ、苦しみや悩みから抜け出せないことを知った。

この世には果てしない苦しみと限りない悩みに満ちている姿形の上での美しさや豊かさもつきつめれば救いにはならないすべてを捨てて精進の旅に出るほかはない」 と、
想像を絶するほど豊かな財宝、着物、穀物をひとつ残らず人々に分け与えたスメーダは、ただひとり都を出た。深い山中に入り、樹木の皮を身にまとい、心静かに瞑想(めいそう)にふける日々を送りはじめた。

 

わずか7日のうちに、絶妙な神通力を得ることができたのは、いかに求道信(ぐどうしん)が真摯(しんし)で精進一途であったかを示すものである。ある日、空高く浮き上がり、銀色の峰々から離れ、ランマの都の上を飛んでいたときのこと、スメーダは思わず目を見はった。あらゆる人々が最高の興奮に沸きたち、歓喜の渦が天を突きあげるようにひしめいているではないか。

 

ディーパンカラ然燈仏、ねんとうぶつ)が、40万の聖なるお弟子たちと一緒に、この都においでになるのです。私たちは供養させていただくありがたさでこんなに喜んでいるのです。食事を用意したり、町を飾ったり、道を直したり、みんな我を忘れて働いているのですよ」 

 

スメーダは、雷に打たれたような衝撃にうち震えた。名前を耳にすることすら、この上なくありがたい仏という言葉。ましてや、この世に出現するときに生まれ合わせるこの難しさを思えば、気が遠くなるほどだった。「私にもぜひ働かせてください供養をさせてくださいそうだ洪水のために途切れた道がありましたねどうかあのいちばんひどい所を私に修復させてください

 

絶妙な神通力を使えば一瞬にして直すことができたが、スメーダは自分の体だけを使って一心に修復に努めた。それが仏への供養の仕方だと信じたからである。ひたすら手で土を盛り、足で運んできては投げ入れることを繰り返した。 (釈迦の本、学研参照)

 

次回につづく。

 

追記、お盆特別企画、お釈迦様が菩薩行を決心するまでのお話です。連続3話つづきますお願い

 

 

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