釈尊に生きる! 法華七喩 衣裏宝珠(えりほうじゅ)の喩 | 釈尊と共に生きる、西洲のブログです!

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法華経は釈尊の肉声の教えの経典です。あらゆる経典の中で、法華経は、別の名を
「最上王経」とも呼ばれ諸経の王でもあります。女人成仏をはじめどんな衆生も
生きるもの全てを救おうとする仏陀の方便の力は、法華経のすばらしさです。

「法華経」の七喩とは。

法華七喩(ほっけしちゆ)は (1)三界火宅(さんがいかたく)の喩え(譬喩品)(2)長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の喩え(信解品)(3)薬草(やくそう)の喩え(薬草喩品)(4)化城(けじょう)の喩え(化城喩品)(5)衣裏宝珠(えりほうじゅ)の喩え(授記品)(6)髻珠(けいしゅ)の喩え(安楽行品)(7)医子の喩え(寿量品)です。

法華経には「たとえば」が多い。実は、これが法華経の霊力、神通力の秘密なのです。「たとえば」 が多いこと、この一言に尽きます。たとえば、たとえば、たとえば、 を、たくみに使うお釈迦様の慈悲慈愛に、御魂(みたま)と御魂で接っすることで、「たとえば」 に乗ってイメージが具体化し、それに合わせて、ご自身のご本仏内面的な意識深層意識が出てきて、人間の力を超えたパワーが発揮される。 法華経行者の通力、霊力の秘密はそういうことであります。   

 

 

◎衣裏の宝珠(えりのほうじゅ)の喩え (第八章、五百弟子授記品、ごひゃくでしじゅきほん) 


 

この喩えに出てくる「宝珠」 とは、我々の「仏性」 のことです。

 

 

◎衣裏の宝珠の喩え

 

「世尊よ、私たちはすでに最高の悟りを得たと思っておりました。しかし今初めて、私たちは愚かな者であったことを知りました」 と。五百人の阿羅漢たちは自分たちの無智を悔いて、自分たちが初めてわかった真理を喩え話で説明した。それが有名な「衣裏の宝珠の喩え」 である。

 

※「世尊よ、喩えて言えば、ある人が親しい人の家にいきご馳走になり、酔っ払ってしまった。そのとき、その友人は用ができて急に外出しなければならないとなったとしましょう。その友人は酔って寝ている友人の着物の裏に、高価な宝珠を縫い付けて出て行きました。友人は酔っていたため何も知りませんでした。目が覚め起き上がって、他国を放浪する生活が続きました。そのうちお金がなくなり、生活に困ってきました。働いても苦しさは少しも減りません。少しお金が入ればこれで安心だとその日暮で満足していました。

ある日のことでした。前に自分に宝珠をくれた友人にたまたま出会いました。その友人は、自分のこのみすぼらしい姿を見て『お前は何と馬鹿なやつではないか。どうして衣食のために、こんなだらしのない生活をしているのか。自分が昔、おまえさんに安楽な生活をさせてやろうと思い、どんなものでも欲しいものは手に入るように高価な宝珠を着物の裏に縫い付けておいたのだ。今も元どおりあるはずだ。それを売れば大変なお金が手に入るのだ。それをお前は知らないで、自分で苦しんでわずかな生活費を得ている。何とおろかなことではないのか。着物の裏の宝珠を取り出して売り払い、好きなものを買ったらよい。そうすればいつも思うままの生活ができて、不自由なことは全くなくなるぞ!』
といったのです」 と。

この喩えに出てくる「宝珠」 とは我々の仏性のことである。人間がすべて仏性を持っていることは、大乗仏教の根本の考えである。
この「宝珠」 を持っていることを酔って寝ていなければ、誰でも気づくはずである。

このように、我々の心の中には仏性という素晴らしい宝があるにもかかわらず、目が曇っているためにそれが見えない。そのために一生をむなしく過ごしてしまうのである。ここに出てくる友人とは、仏のことである。友人が忠告してくれたのは、仏が我々に警鐘をうって、酔生夢死から醒めさせてくれたことになる。

 

仏は我々が本来持っている宝物、すなわち仏性を開いてくださる。我々は自分が持っている仏性に気がつかない。

仏に教えられて初めて、自分はこのような立派な宝物を持っていることに気づくのである

仏が昔菩薩であったとき、我々を教化して、仏の知恵を備えさせたいと思っておられた。しかし、そのことを忘れて、自分だけの小さな悟りの道を求めて、初めて自分はこのような立派な宝物を持っていることに気がつくのである。

五百人の弟子たちは、我々声聞も修行をすれば、実は菩薩になれて仏になれるという約束を授かることができることを知り、大いなる喜びに満たされたのです。

追記、人間の本性は怠けるようにできている。金銭欲、出世欲、名誉欲など、ある程度満たせば良いとする。すなわち大部分の人は小欲に生き怠惰であり、不断に継続することは、なかなかできません。 法の道に生きて、最高の喜びを得ましょう。継続は力なり!! です。

 

 

 

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