釈尊に生きる! 法華七喩(化城(けじょう)の喩え) | 釈尊と共に生きる、西洲のブログです!

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法華経は釈尊の肉声の教えの経典です。あらゆる経典の中で、法華経は、別の名を
「最上王経」とも呼ばれ諸経の王でもあります。女人成仏をはじめどんな衆生も
生きるもの全てを救おうとする仏陀の方便の力は、法華経のすばらしさです。

「法華経」の七喩とは。

法華七喩(ほっけしちゆ)は (1)三界火宅(さんがいかたく)の喩え(譬喩品)(2)長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の喩え(信解品)(3)薬草(やくそう)の喩え(薬草喩品)(4)化城(けじょう)の喩え(化城喩品)(5)衣裏宝珠(えりほうじゅ)の喩え(授記品)(6)髻珠(けいしゅ)の喩え(安楽行品)(7)医子の喩え(寿量品)です。

法華経には「たとえば」が多い。実は、これが法華経の霊力、神通力の秘密なのです。「たとえば」 が多いこと、この一言に尽きます。たとえば、たとえば、たとえば、 を、たくみに使うお釈迦様の慈悲慈愛に、御魂(みたま)と御魂で接っすることで、「たとえば」 に乗ってイメージが具体化し、それに合わせて、ご自身のご本仏内面的な意識深層意識が出てきて、人間の力を超えたパワーが発揮される。 法華経行者の通力、霊力の秘密はそういうことであります。   

 

 

◎化城宝処(けじょうほうじょ)の喩え (第七章、化城喩品、けじょうゆほん) 



導師は人を導くためにあらゆる手段で神通力を発揮されます。

 

 

◎化城宝処の喩え

妙法蓮華の教えとは、仏が自ら悟られた真理である。教えを説き終わって再び深い瞑想に入られた大通智勝仏(だいつうちしょうぶつ)のかわり、16人の弟子たちが多くの人に「妙法蓮華経」を説いて聞かせて。やがて、この菩薩としての修行を続けた16人の王子は次々に仏になられた。

その一人は歓喜国にいる阿閦(あしゅく)であった。西方には阿弥陀仏が生まれた。東の地方に生まれた16番目の仏が釈迦牟尼仏であり、それが大通智勝仏自身であるという過去の因縁を明らかにされたのである。 (これは、変幻するという、観音様と同じです)

 

さらに「大乗の教えがわからないものも、私の教えを聞いて真実最高の教え(一仏乗)を悟るであろう。最高の教えはひとつであるが、衆生の能力にはすぐれた者もあるが低いものもあるために、低いものに対してはまず苦しみを除いて安心を与えてあげるのです。」 と説かれてから、化城宝処の喩えを語られたのであった。

 

※ ここに五百由旬(ゆじゅん)という困難な道がある。この険しい道を宝を求めて進んでいく人々がいる。一行のなかには先の先まで見渡せる聡明な導師がいた。途中までこの道を進んでいくと、一行の中の弱い人が「とても疲れてしまい、この怖い道を進んでいくことができない。先はまだまだ遠いので引き返したい」 と言った。この導師は心の中で思った「この人たちはかわいそうな人たちだ。宝を捨てて引き返そうとしている」 と。 そこで方便の力をもちいた導師は、道のりの半分より向こうに幻の城を作った

導師は仲間に言った。「皆さん心配はいりません。この城の中にいけば休憩できます。ここで休んでさらに宝を取りにいけばよろしいですよ」 と。これを聞いた人は大喜びでその城の中で休憩した。すっかり疲れが取れたと見た導師は、幻の城を消して「さあ、宝はすぐ近くにある。だから、元気を出していこう。幻の城は一休みして気を取りなおす為に自分がつくったものです。」 と言った。こうして一行を宝の場所へ導いて宝を手に入れさせてやったのであった

 

喩え話が終わると仏は「私もこの導師のようなものである」 と言われてこの喩えの意味を解き明かされた。

仏はこの人生の苦悩から人々を救おうとするが、いきなり最高真実の教えを説いてもあまりにも程度が高くて理解できないので、途中休憩をさせなければならない。そこで、声聞縁覚の教えである「四諦」 と「十二因縁」 を説いて一応の安心をさせ、さらに最高の悟りへと導いたのである。本当の教えは一仏乗しかないのであるが、方便として声聞縁覚菩薩の三乗の教えを説き、最後に真実の教えを説いたのであった。

宝を取りに行った人は、この難関を乗り越えれば宝を手にすることができるのはわかっているが、意志の弱いものは途中で投げ出そうとする。この時導師の導きがなかったならば、宝を手に入れることはできない。そのためには、導師自身がこの先に宝があることを確信していることができなければ、人を導いていくことはできないのである。

確信することが行動に勇気を与えてくれる。そして、途中で投げ出そうとする者に深い哀れみのこころを持っておられた。

そう言う大衆のために幻の城を作って休憩させ、さらに前進できるように導いてくださるのである
 

 

 

追記、人間の一生はこの現世のみで、消滅するもではない。過去の業(カルマ)を背負いながら、この世に生を受け、さらにこの世の生のあり方によって来世の果報も決定していきます! この現世の自分の存在をしっかり考えましょう。!(^^)!

 

 

 

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