12月3日【接小吏亦以礼】
小吏(しょうり)に接するにもまた礼を以ってす
出典「宋名臣言行録」
「中国古典一日一言 守屋洋 著」より
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宋の太祖(趙匡胤)に仕えた将軍に曹彬 (そうひん)は、太祖の厚い信頼を得ていた
勿論、能力が優れていたからであるが、彼の執務ぶりを見ると、その理由がよくわかる
例えば、朝廷で執務するときは、最高責任者の位置にありながらいつも謙虚な姿勢をとり、
「小吏に接するにもまた礼を以ってし、いまだかつて名を以って呼ばず」
つまり、どんな相手にでも呼び捨てをしなかったというのだ
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将軍を務められるほど能力を磨いた上での「謙虚さ」が大事、ということは、今の時代にも通用すること
自分はまだ知らないことはたくさんあるし、至らないことばかりなのに、時として傲慢になるのは本当に情けない
共に働く仲間たちに、日々「ありがとう」と言葉にして伝え、感謝の心とともに働いて参ります