Teachers College (Columbia) 留学記 -18ページ目

Teachers College (Columbia) 留学記

2013年秋から、ニューヨークにあるコロンビア大学ティーチャーズカレッジで生涯学習(Adult Learning and Leadership, Master of Education Program)を学んでいます。
日々の学びの振り返り(Reflection)として書いている日記です。

Action Learningのワークショップ2日目。次回は3月。


今日行ったことは、

・ダイアローグ×2

・データ分析の方法

・グループミーティング×2


ダイアローグでは、物理学者であるボーム が紹介されていました。

この本を書かれた方ですよね。

ダイアローグ 対立から共生へ、議論から対話へ/英治出版
¥1,728
Amazon.co.jp

・会話でもなく、ディスカッションでもない。

・ジャッジしない。

・相手が話したことを元に、自分の話をする


などが特徴。

新鮮な経験でした。「安全な場」を作る手法のヒントをここで学んだような気がします。



データ分析では、インタビューの手法やフォーカスグループなどについて言及されました。

Adult Learning and Leadershipは、結構Qualitative Research寄りのため、インタビュー&フォーカスグループのやり方に関してしっかり理解しておく必要がありますね。


そして、グループでは、常にラーニングコーチが僕らのミーティングのプロセスを観察しています。時々、質問やフィードバックが入ります。5人に1人のラーニングコーチって、すごい贅沢だよね。

また、このコースに入ってから良く耳にするプロセスコンサルティング との共通点も多いです。

常にミーティング中のグループダイナミクスはどういう状況か?議論は適切な方向へ進んでいるのか?全員が発言できているか?などを見ているようです。




毎週、ミーティングがあるようです。金曜か火曜に決まりました。

しっかり貢献できるようにがんばります!!


アクションラーニングのワークショップ1日目。9時から17時。
このコースでは、実際にクライアントの組織課題の解決をアクションラーニングを通じて行うというもの。

忘れてしまわないように、初日の振り返り。



アクションラーニングは1930年代に、Reg Ravansによって提唱されました。

Revansの言う、
For companies to survive, the rate of learning must be equal to or greater than the rate of change.

という言葉が印象的でした。

学びの重要性について、はっきりと言っていますね。



そもそもアクションラーニングの定義は諸説あります。

日本語の定義を探していたら、日本アクションラーニング協会 という組織がありました。

そちらの定義では、

-------------

アクションラーニングは、グループで現実の問題に対処し、その解決策を立案・実施していく過程で生じる、実際の行動とそのリフレクション(振り返り)を通じて、個人、そしてグループ・組織の学習する力を養成するチーム学習法です

-------------

とのこと。

実際の問題を対処すること、リフレクションに力を入れることの2つが特徴です。

やはり、実際の問題を扱うことで、研修で学んだ内容をすぐに活かすことができるというのが大きなメリットです。普段の研修の最大のデメリットは、学んだ内容を実際の業務に活かすのが非常に難しいということ。

また、リフレクションにどれだけ力を入れるのか、どれだけ深く突っ込んでリフレクションを促すのかに関しては、パターンによって違いがあるそうです。



ちなみに、今日の授業で行ったのは、

①アクションラーニングとは何か?のレクチャー

②クライアントからの組織課題の提示

③グループに分かれてミーティング


クライアントは、フィラデルフィアにあるThomas Jefferson University 。僕のコースの卒業生&昨年度このコースを受講した生徒が勤務しており、今回クライアントになることになったそうです。

メディカルスクールとしては、全米でトップクラスです。私立のメディカルスクールでは全米で2番目に大きいそうです。確かに、説明を聞いてて盤石な感じが伝わってきた。

けども、さらに良いサービスを提供できるように、アクションラーニングを活用したいとのこと。


アクションラーニングはquestion-drivenであるという言葉が示すように、クオリティの高い質問を要求されます。なかなかプレッシャー。

そもそもクオリティの高い質問を作ることは日本語でも難しいし、得意というわけでもないです。

そして、英語の疑問文を作ることもちょっと苦手。このせいで発言が一瞬遅れる。

ここはがんばらねば。



このコースを一緒に取り組むグループメンバーも決まりました。Adult Learning and Leadershipが僕含め2人、Organizational Psychologyが3名というチーム。

みんな良い人そうで、かつ優秀なメンバーでなかなかよさげだった。みんな、質問が上手で尊敬する。

しっかり貢献できるようにがんばります!



4つ受講しているコース中、3つのコースで出てきたこの「カークパトリックの4段階評価」。さすがに、これだけ何回も出てくると、もはや無視はできない。


カークパトリックの4段階評価は、研修の評価を4段階に分けていることが特徴的です。この絵は5段階ですね。あまり良い表が見つかりませんでした。


出典:http://www.gosignmeup.com/kirkpatrick-phillips-model/


レベル1は反応=研修に対して満足したか。

レベル2は学習=研修で扱った内容を理解したか。

レベル3は行動=研修で扱った内容を実務において、活用できたか。

レベル4は業績=研修で扱った内容が業績に貢献したのか

参考:中原淳 企業内人材育成入門 p. 175



「なんか研修盛り上がったよね!」などの反応だけを調べるのではなく、受講者はちゃんと学んだのか(学習)、実際に行動が変わったのか(行動)、それが業績に貢献したのか(業績)までちゃんとみましょうね、という考え方だそうです。



そして、詳細を知りたい&英語を勉強したいという方は以下のリンクが詳しいです。ATDのリンクです。(Who's Afraid of Kirkpatrick's Four Levels?

この記事を書いた方、たぶん僕の先輩だと思う。

Expert in Adult Learning and Leadership, Columbia University's Teachers Collegeって紹介文に書いてあります。



明日は9時からAction Learning!

頑張ってきます!!


今日は15時から統計の授業。結構ついていくのが大変。

今後は、予習にもう少し力を入れてやろうと思いました。


少し厄介だなと思っているのが、現役の数学の先生が多いこと。何で統計の授業取ってるんだろうね。君たち、むしろそれ教える側だよね。

しかも彼らが結構おしゃべりな人なので、他の人がまだ考えているのに、どんどんどんどん発表してしまう。

その結果、まだ僕が考えているにも関わらず、授業が先に行ってしまいます。


なので、授業は結構なスピードで進んでいってしまうことを予測して、予習の段階でしっかり学んでしまうことにしました。学んでいる内容自体は、今のところ絶望的に難しいというわけではないです。簡単とは言わないまでも。


来週の授業後に宿題が出るらしい。今のうちに、もう一回復習をしておこう。



今週は木曜日にDeveloping and Managing Adult Learning Program、金曜&土曜は1日Action Learningと少し詰まっています。

早めにリーディングを終わらせておきます!


今日はThe Learning Organizationの授業。

寒すぎて道路が凍って危ないから、今日は教室で授業は行わずにオンラインですることになりました。


今まで受講していたオンラインの授業は、asyunchronous(非同期)の状態なので、決まった時間にログインする必要がなく、空いた時間に学習に取り組むタイプのものでした。

一方、今日の授業はいわゆるsynchronous(同期)の状態で、教授や他の生徒と一緒に参加した授業。

初体験。英語の聞き取りとオンライン上で発言することがキツイ。


今日、学んだのはシステム思考について。

組織は、個別の集まりの集合ではなく、すべてが有機的につながっているという考え方。グループダイナミクスの授業や、春に受講した組織学習の授業でも扱います。


例えば、今日の授業のリーディングに指定されていたAndreadis (2009)では、学習する組織を作っていくために、7つのSをちゃんとアラインさせないといけないと述べています。


7-Sモデルと呼ばれるそうです。

1. Overarching or superordinate goals

2. Business strategy

3. Organizational structure

4. Skills and knowledge of its workforce

5. Staffing policies and practices

6. Work and management systems and prcesses

7. Style, culture, and workplace ambience.


7つの要素がバラバラになってしまうと、組織内の学習は加速されないため、バランスを整える必要があります。

一応、スクール運営の責任者をしていた経験から、このシステム思考の重要性はなんとなくわかります。



学習する組織をもう少し自分の言葉でうまく説明できるようになりたい。


明日は統計の授業です!

今日、初めてちゃんと統計の勉強をした気がする。早く手を付けないと…と思いながら今日に至っていました。

テキストはこの本。Fundamentals of Statistical Reasoning in Education。



3月初旬に中間テストがあるので、早めにそこまで予習を進めてしまいたいと思っています。

今学期の他の科目は、割と今までに受講していた科目との関連性が強いので勉強時間が少なくて済みますが、統計だけはしっかり勉強しないといけない。


がんばります。


話は変わりますが、今日、ジムに行こうと思ったら、プリンストン大学御一行のバスが停まっていました。プリンストン大学なんてかっこいいねーと写真をパチリ。



あら、今度はハーバードじゃないですか。何かイベントあるのかな。



ジムに行ったら、フェンシングの大会が行われていました。ペンシルバニア大学対コーネル大学だったようです。

アイビーリーグの大会なんでしょうか。



明日は夜に学習する組織の授業です。もうリーディングの内容を忘れてしまっているので、明日もう一回読み直そうと思います!


前職の広報誌に、大学院の様子を書いています。今回で3回目。

今回のテーマは、「大学院での学びを通じて得たものや、今後の展望」について。


他にも、自分の学びを振り返り、言葉にする必要性も感じているため、今日はこれらの本を読み直し。

生涯学習社会の構築/福村出版
¥2,592
Amazon.co.jp

Adult Learning: Linking Theory and Practice/Jossey-Bass
¥6,406
Amazon.co.jp

一冊目の「生涯学習社会の構築」なんて、既に日本にいるときから何度も読んでいる本なのですが、こうやって成人学習を学んだ後にもう一度読み直すと、いつも新しい発見があります。

(参考:2013年10月14日:生涯学習社会の構築


そして、いざ言葉にしようとすると、あまり生涯学習について理解してないことを実感します。日々の日記をこうやってつけていますが、やはり本格的な記事執筆は違いますね。


良いものを書きます!がんばります!



昨日と今日と、勉強&ミーティングに参加。


まず、来週末にAction Learningの授業があるのでそのリーディング。

とりあえず1回読み終わりました。他にも、いくつかリーディングが完了しました。


そして、今日は学生組織のミーティングにも参加。学生同士のピアメンタリング(Connect ALL )の仕組み作りです。今、HP見れなくなってんじゃん。

僕のメンターがConnect ALLの創設者ということもあり、先日インタビューも実施しました。


経緯としては、創設者の方は修士をHarvardで取っているのですが、そこではメンタリングプログラムがあって、それが良い経験だったそうです。

しかし、博士課程でTCに来てそれがなかったから、教授に提案して作られたそう。


メンティーとして、僕がしっかり引き継ぎます。経緯がわかると、動きやすい。



勉強、頑張ってるつもりですが、あまり進んでいる実感なし。

やろうとしていることが多いんだろうな。一つひとつ進めていくしかないよね。




寒そうな、ビジネススクールの後ろ姿。

UNESCOが提唱する、生涯学習の考え方として、


生涯学習はLifelong(一生涯続くもの)であり、Lifewide(生活の様々なところで起こる)であるべきだ。


というものがあります。

学び一生涯続くだけじゃなくて、フォーマル、ノンフォーマル、インフォーマル含めた様々な場所において行われていくべきだという考え方。


当時は、あまり感銘を受けなかったこの考え方。

まだ、大学院に入学してすぐだったということもあり、インフォーマルな学びが持つ力を理解してませんでした。

しかし、大学院で学ぶにつれて、もはや生涯学習のほとんどはインフォーマルラーニングが占めるのではないか?経験から学ぶことってものすごく大事なのではないか?という考えに至ることに。

厳密には70%がインフォーマルな学びです。


このテキストの第1章にその記載が。さすがSharan Merriam。

この人、ほんとすごい。




「LifelongでLifewide」というシンプルな表現に、はっとさせられる。


学校以外のインフォーマルな場においても学びが促進されるような社会を作っていくためには、街づくりの観点が入ってきます。
実際に、この考え方を取り入れた街づくりがすでに中国で行われています。(UNESCOのサイト。Key features of Learning Cities を参考にしてください)


今度、この学習社会の考えを取り入れた街づくりに関して、しっかり学ぼうと思います。



明日の最高気温は-14℃になるのか…春が待ち遠しい。

今日は、3つのミーティングと、1つの授業に参加。


一つ目のミーティングは、Student Organizationの組織をどのような形にするかアドバイスをもらうため、Maltbia 教授の部屋へ。Maltbia教授は、EQやSQ、CQの授業を担当している教授で、Columbia Coaching Learning Network の代表をされている方。


学生組織などは、いわゆるボランティア組織になるため、いかにメンバーのモチベーションを維持するかが大きなポイントと言える。

そのためにも、Mission, Vision, Valueの作り込みが鍵だというアドバイスを頂きました。具体的な組織の形も提案してもらいました。30分で終わるはずだったミーティングは、話が白熱して気が付けば1時間半も延長することに。


今所属している学生組織は、創立7年目なので、いかに今まで作り上げてきたものとアラインさせるのか、もしくはTurnaroundさせる必要があるのかなどにも言及。

その時に、提案されたのがこの本。The First 90 Days: Critical Success Strategies for New Leaders at All Levels。

また読んでみよう。



その後は、学生組織のミーティング。こちらは、いつもの感じですね。


それが終わってからは、アカデミックアドバイザー(Victoria Marsick 教授)との打ち合わせでした。Adult Learningに関して質問したいことがいくつかあったためです。

Adult Leanring and Leadershipのコースで学ぶことの多くは、成人教育の原理や原則だったりします。一方、最新の成人教育理論とかはあまり扱うことがありません。だから、どこから最新の情報を得たら良いのか?という質問をしてきました。


そして貸してくれた本がこちら。

Sharan B Merriam(2014)の第一章を読みなさいとのこと。

そして、Hoare (2006)の最初の1、2章を読みなさいとのこと。


また、「こちらも参考になるよー」と提案されたのがinfed

確かに、僕も過去に何度か参考にさせてもらったことがあります。


過去に何度か、アカデミックアドバイザーが神対応であることは言及していますが、今日も相変わらずでした。

いつも相当忙しいはずなのに、それを見せず、今この僕の会話に集中している姿が素晴らしいなって。尊敬する。



その後は、授業に参加。統計の授業、思ったより面白かった。

頑張って勉強してみようかと(ちょっとだけ)思いました。