城野遺跡公園の実現へ!②-市民と行政が連携、最後は市長の大英断-
7月17日の海の日に開催した講演会「城野遺跡公園の実現に向けて」の講師のお一人、宗像市郷土文化課の白木英敏さんの講演のご報告です。「いせきんぐ宗像・田熊石畑遺跡歴史公園からのメッセージ」と題し、城野遺跡の保存・整備、公開に向け、遺跡公園が地域の中で生まれ、育っていくために何が必要とされるのかについて、田熊石畑遺跡の発掘調査、たぐいまれな大量青銅武器の発見、いせきんぐ宗像・田熊石畑遺跡歴史公園設立に向けての様々な取り組み、公園設置のノウハウ、そして現在とこれからの歴史公園像など、城野遺跡公園応援という緊急報告にもかかわらず、ご自身の熱い想いをユーモアを交えながら軽妙な語り口で話していただきました。130人の熱心な参加者からも時々「クスッ」という笑い声も起こり、会場は熱気のなかにも、和やかな雰囲気が漂っていました。白木さんのスライドを使っての説明は非常にわかりやすく、遺跡公園を作るに当たり、市民との協働作業がどれだけ大切か、ということを学びました。その間の活動はまさに迅速かつ的確といえるもので、保存を求める会の結成、署名活動、学会からの全面保存要望書の提出、国史跡への意見具申、遺跡整備計画の策定など、市民と行政が連携して歴史公園建設という目標に向かって進んでいる様子が伝わってきました。市民、周辺住民の遺跡保存への理解をいかにして獲得し、市民自身がこの遺跡を守り、後世に伝えていくことの大切さを知ってもらうことによって、貴重な宗像の歴史や文化を受け継いでいく、そのための仕掛けを行政が支え、ともに意見交換をしながら役割分担をしていく…、これがまちづくり、地域創生の基本的な姿ではないでしょうか。この市民の力、地域ボランティアの力がその原動力となり、それを継続していく次世代を作っていくのだという白木さんの報告から、城野遺跡公園に向けた今後の方向性が見えてきました。この愛称「いせきんぐ宗像」も市民公募の結果、地元小学生の案が満場一致で採用されたとのこと、ほかにも、市民参加で芝貼り、竪穴住居の復元など手作り整備の実施、市民ワークショップによる他施設との交流、祭り山笠など賑わいづくりのための多彩なイベント、地元企業も巻き込んだ幅広い活動が、今後のよりよい歴史公園づくりに役立つのでしょう。人口規模で約10倍の北九州市にこうした遺跡公園がひとつもないこと、これでは北九州市が市民憲章に掲げる「学ぶ楽しさを深め 文化のかおるまちにします」の理念とはかけ離れているのではないでしょうか。宗像市の場合も、最後は市長さんの大英断だったとのことです。北橋健治北九州市長、城野遺跡を残すために大英断をされた市長さんだったと子どもに、孫に語り継がれる、そんな素晴らしい城野遺跡公園を私たち市民と一緒に作っていきませんか。●田熊石畑遺跡歴史公園「いせきんぐ宗像」は↓ここをクリックして下さい。http://kofunmeguriwalking.web.fc2.com/tagumaishihatakeiseki.html↓「しらきんぐ」と親しまれる白木英敏先生です。