現世理薬を司る
大海原を治める龍王
布瑠部(ふるべ)由良由良止(ゆらゆら)
布瑠部(ふるべ)由良由良止(ゆらゆら)
ひふみの数の言霊布瑠部
玉響(たまゆら)響きて言(九十)の調べ
火と水交叉し生命産まるる
数叉鳴命(素戔嗚尊)の瑞の力
宇賀之御魂は鳴り出でたまい
意鳴(稲荷)の玉女(たまめ)が言祝ぎて
十(神)が動きて卍(仏)となりて
荼枳尼天女(だきにてんにょ)と現れる
十一(といち)の面(おもて)を持つ仏
明王 弁天 如意輪観音
大聖文殊師利菩薩
玉響響かせ変幻自在
羽化の御魂を運ぶ眷属
大地を走る五狐の龍
生命産まるる結びの玉
稲荷は種の姿なり
八大童子を従えて
五狐の御魂を走らせて
種を運びて大地と結び
無常の恵みの巡り生む
蒼きこの地球(ほし)育む力
大海原の龍王は
明王 毘沙門 金剛薩埵
薬師瑠璃光如来と現る
瑞の御魂の瑞産む力
日月の真中の剣なり
神を殺して神を産む
十拳剣(とつかのつるぎ)の結びの力
終わりて始まる無常の理
殺して産まれる無常の巡り
無情に非ず 無上の喜び
十(むす)んで拳(むす)ぶ結びの剣
稲荷の結びは神宝(かむたから)
ひふみ揺らいで九十(こと)結び
恵みの詰まりた御結び
寿(ことほ)ぎ司る結びなり