ただただ本心は『自分の為』であるものを
あたかも『みんなの為』と本心を着飾って
他人を自分の『情け』に巻き込む
我良し御魂の美辞麗句
着飾る言葉は薄く透けて
裸の王様と変わりなし
それなら端(はな)から我良しの
『誠の心』を語るが【誠】というもの
自分を偽り他人を偽り
『魔言』で飾った美辞麗句
他人も巻き込む渦となり
藁をも掴む有り様なりし
『お国のため』と死ねぬ者を
『非国民』と罵って
『情け無き』自分を覆い隠す
『善なる情け』で着飾る我良し
『お国のため』と思うなら
国を枕に死ねばよし
それが『お国のため』となる
『魔言』を『誠』に変えたる【誉れ】
剥き出しの 本性露わに 偽る『魔言』で
我良し御魂は『獣』となりて
裸で街を練り歩く
もはや『人』に非ざるなり
『人』の衣装を着た『獣』の
偽りの薄絹を斬り捨て
獣の本性露わにすれば
『誠』へ還る道となる
自らの『真言』を語らねば
自ら放った『魔言』が返る
他人が放った『魔言』に乗らば
『魔言』と共に沈み行く
自分の『真言』を語れぬ哀れ
そんな『哀れ』を広げる『魔言』
憐れみ求める【渦】となり
世界を渦巻く【八十禍津】【大禍津】
八十(耶蘇)の善悪 禍津(曲がり)なり
八十の禍津が大禍となる
『禍津』を『直日』と祓いする
清めて身削ぐ誠の【剣】は
『魔言』を切り裂く【真言】なり
自分を偽る曲言(魔我言)が
世界を歪める元と知れ
エヴァが食した禁断の実は
八十(耶蘇)禍津の『魔言』なり
蛇が放った『魔言』なり
生まれ赤子は泣き叫ぶ
泣いて叫んで縋るもの
情け無きその在り様は
それが偽り無き【誠】
それが出来ぬが『情け』なり
自分を偽り他人を偽る
その偽りで沈み行く
『魔言』の仕組みが鳴門の仕組み
いつになったら手放せるのか
直日の仕組みが富士の山
魔言離して真言出さねば
直日とならず渦の下
直日して 日が昇り
心晴れねば富士晴れぬなり