情けの思いが響きわたりて
虚空に響きの虫を生み
情けの思いが虫を引き寄せ
心に還りて霊懸かり
祓い給え 清め給え
蛭子産むなと申したに
未だ蛭子を生み続け
曇りた心に曇りた虫が
さらに御魂を曇らせる
祓い給え 清め給え
祓えど祓えど虫が湧き
虫が高じて獣なり
曇り祓い清めねば
我が身と和合し獣なる
祓え給え 清め給え
神の名を呼び祓えども
情け心で曇りた神を
先に捨てねば神手を出せず
曇りた神に懸かるなり
祓い給え 清め給え
心の中に積もりた神を
掃除洗濯捨ててから
新(さら)な心で神の名を
呼びそうらえば言響く
祓い給え 清め給え
祓い給え 清め給え