ミスリード
前回の陰謀論でも書いた通り、思考停止と情報操作はごく普通に行われています。
あらかじめ「陰謀論」「陰謀論者」という言葉まで用意して、やがて現れるであろう「反対者」を封じ込める手まで打ってあるという用意周到さがる。
『危険が発生しそうなところに、未だ危険が発生していないうちに、危険の因子を取り除く。』
確か昔に呼んだ五味康祐さんの小説・柳生武芸帳の中の一節にこのような言葉があったと思います。
孫子の兵法にも同じようなことが書かれていますね。
優れた将は人の気付かないところで既に『勝っている』ので、その功は一般には知られにくいものです。
それが先にあげた『危険が・・・・』ということです。
リスクマネジメント、インテリジェンスには絶対的に必要な要素であります。
囲碁の世界で言う『布石』というものです。
布石を打つにも「先」を読めなければきちんと打てませんね。
ですが、その「先読み」を徹底的に行い、人というものを熟知し、池に投げた「波紋」の広がりを予測することに長けている人たちです。
オペレーションズ・リサーチとも言います。
実はこのオペレーションズ・リサーチという科学的技法の博士業を持っているのが、先の総理大臣・鳩山由紀夫氏です。
皆さんはテレビの影響で「バカだ」とか「宇宙人」とか言いたい放題でしたが、あの方は自らの行動による波紋の先を予測しながら行動していました。
当然、自分が「バカだ」「宇宙人だ」と言われていることも「影響の算出要素」として加味して、しっかりと「バカな宇宙人」を演じておられました。
だから結局は総理大臣にまでなりましたね。
その後もテレビでは彼が行動するたびに「バカだバカだ」と連呼していましたが、その「連呼」するところに「彼の行動によって不具合がある」人たちがいるということの証明でもあったわけです。
世界はひとつ?
三次元では世界は一つです。
ですが四次元では世界は人の数だけ存在します。
そして、その間の四次元では波動が共振・共鳴する世界が引き合い、層を為していく・・・といった感じでしょうか。
類は友を呼ぶ・・・
以前からもあったその現象自体がより明確になり、レイヤー階層化して同時存在していく・・・・
たぶん。
面のレイヤーは認知しやすいですが、立体のレイヤーは・・・となるとちょっと複雑ですね。
そして共振・共鳴する「共有意識」が更なる大きな球体となって、類友を包んでいる・・・・・
そんなイメージでしょうか・・・
三次元の意識からは理解しにくいですね。
理解するよりも「感じる」ことのほうが大切なのかもしれません。
現在は地球の波動が上がり、三次元と重なる四次元の論理が現れやすくなっている・・・
そんなことなのかな?とも思います。
実際、7.8Hzだった地球のパルスが、現在では13Hzに上昇しています。
ただ、三次元の中に一次元、二次元を内包しているように、四次元の中には三次元が内包されています。
そして、五次元の中には四次元が・・・・
波動を認知出来るようになるとわかりやすいですね。
人がすれ違う時、波動は重なっている状態になります。
近くに居れば波動は必然的に重なり合っています。
昨日、私がタリーズで瞑想したら、近くに居た人が睡魔に襲われてしまった・・・
というのが良い例かもしれません。
http://www.yuragi.me/posts/2676963
四次元で生きるというのは、当然、三次元の自分も内包した状態で・・・ということです。
三次元の自分は二次元の自分も当然内包しており、二次元は一次元を・・・
それがなければただの幽霊ですから。
では、その三次元の自分はどのような状態での「在り方」なのか?
それが四次元のあなたを特徴付けます。
二次元から三次元で考えてみましょう。
二次元の面が真っ白であれば、それが三次元の立方体になったとき、真っ白な立方体が出来ます。
真っ黒な面なら真っ黒な立方体が、青なら青、赤なら赤・・・・
面の特徴がそのまま立体でも引き継がれます。
じゃあ三次元から四次元に行ったらどうなるのか?
当然、三次元の要素がそのまま引き継がれます。
いいですか?
ここ、とっても大事です。
三次元の肉体の人生の在り方が、そのまま波動体に引き継がれていくわけです。
だから
四次元波動を感じて生きているからと言って、波動が上昇しているわけではありません。
感じることと上昇させることは別物です。
低い粗い波動でも感じて生きられます。
恐らく、これを多くの人が勘違いしているのではないかと思います。
だから「アセンション」と「引き寄せの法則」がいつの間にか合体して、引き寄せがアセンションの証明になったり、色んなことが色んな所で色んな形を成しております。
四次元密度に移行しているのは、単なる「現象」に過ぎません。
その「現象」に対していかなる選択をして、如何なる世界にするのか・・・
それが人の人たる所以のはずです。
四次元密度になったから、世界が「勝手」に平和な楽園になるのではないということ。
それを行うのはあくまで人の意思であり選択であります。
自由に選択できる世界
だからと言ってエゴやわがままを全開にしていたら、そのような未来が待ち受けているだけです。
「自分の幸せが大切」という真実を盾に、自分だけ幸せでいい世界を作れば、それこそ過去の繰り返しの歴史となるだけです。
結局は新たなカルマを生み出し、そのカルマゆえに苦しむこととなるでしょう。
見えない世界だけに判断は難しいです。
だから尚更注意が必要なわけです。
ちょっとした「ミスリード」を行うだけで、あっという間にカルマが拡大してしまいますから・・・・
三次元と違ってそれだけスピードが速いんです。
だから、爆発的に「低波動」が拡大するのでしょう。
三次元の意識の延長線上にあるのですから、三次元で問題をクリアできていなければ、そのまま引き継いで拡大するばかりです。
つまり、三次元の低波動が四次元密度となり、そのまま延長線上に拡大する・・・
そういうことです。
三次元から四次元に上昇した・・・と思うのは、思考の中にピラミッド構造があるのではないかと思います。
イメージ的に「上」にあるから上昇していると勘違いする。
三次元での「至福」の観点から四次元を創造するのか、四次元の「至福」の観点から三次元を創造するのか・・・・
観点が違うだけで、全く違う世界が出来上がると思います。
これらはあくまでもイメージや感覚で捉えたものなので、必ずしも正しいわけではないでしょう。
しかし、明らかに分かることがあります。
それは、ミスリードが数多く存在し、それがカオスを生み出しているということ。
それは明らかです。
この記事の波紋がどのように、どこまで広がるのかはわかりません。
カオスにかき消されるかもしれないし、誰かの気付きとなるかもしれません。
気付きとなれば、新たな波紋が生まれていくでしょう。
波立つ湖面に投じた一石が、意義のあるバタフライエフェクトとならんことを願っています。

