国際リニアコライダー(ILC:International Linear Collider)とは、電子と陽電子の衝突実験を行うためのもので、世界に1つだけ建設しようということになっているらしいです。
そのILCを日本に招致しようという運動があるそうです。
ILC リニアコライダー計画(http://www.linear-collider.org/ )に結構わかりやすく書かれています。
様々な産業へ転用できる技術革新が期待され、頭脳流出ではなく頭脳集積になるとのこと。
巨大加速器といえば、現在運転停止中の「大型ハドロン衝突型加速器(LHC:Large Hadron Collider) 」があるわけですが、これは陽子同士を衝突させるものでした。
陽子-陽子もしくは陽子-反陽子衝突型の実験(ハドロン型)では、クォーク同士の反応が複数並行して起こるなかで、多数の終状態粒子が発生するため、データの選別と統計的分析に大きな労力と解析計算を必要とする。
一方、電子-陽電子の衝突実験(レプトン型)では、バックグラウンド事象の排除が容易で、データ解析が比較的簡便、という利点があるそうです。
(Wkipediaの記事より要約)
確かに、ILC招致の意義が大きいでしょうし、今年のノーベル物理学賞 受賞は日本招致に追い風かもしれません。
しかし、冷静に考えて、地震国・日本に作るのはどうかと思います。
お金(約8000億円だそうです)と資源の無駄だし、LHCで成果が出てから、LHCをに改造するのが一番よいと思うのですが。
日本に巨大加速器誘致を ノーベル物理学賞受賞が追い風
10/10 18:13更新
ノーベル物理学賞に南部陽一郎氏ら3氏が決まったことを追い風に、巨大加速器「国際リニアコライダー(ILC)計画」の日本への誘致が熱を帯びてきた。同計画は今後の素粒子物理学を左右するといわれる大プロジェクト。国際協力の下、世界に1カ所だけ作ることが合意されており、2013年までに最終候補地が決定、20年ごろの稼働を目指す。
ILCは、超伝導加速器を使って全長約30キロの地下トンネル内で陽電子と電子を光速で衝突させることで、宇宙の起源「ビッグバン」を再現できるという。
スイスで9月に稼働した大型ハドロン衝突型加速器(LHC)では、物質に質量を発生させるヒッグス粒子などの発見に期待がかかるが、ILCでは、陽子よりも基本的な粒子である電子と陽電子を衝突させるためLHCで得たヒッグス粒子の精密な特性分析が可能になる。東大素粒子物理国際研究センターの山下了准教授は「宇宙の起源解明など、人類にとって大発見につながり、新たな時代の幕開けとなる」と語る。
ILCをめぐっては、日米欧で激しい誘致合戦が繰り広げられており、日本は出遅れているのが現状だったが、今年になって誘致活動が活発化。
ただ、約8000億円ものILCの建設費の半分を立地国が負担することになっており、米国経済の悪化が鮮明になるなか、計画推進に対して逆風が強まることも予想される。
一方、欧州各国で組織される欧州原子力核研究機構(CERN)はLHCで得た研究成果を生かし、拠点化をはかりたい意向だ。しかし、LHCに改良を加える案も一部で浮上するなど、ILC誘致への一本化には至っておらず、各国間の調整が求められている。