「それでは、宿坊ごとに移動を開始しま〜す」
セミナーと昼の森散策の後、
夜のムササビ観察までの間に
宿坊に移動してお食事をいただきます。
ムササビ観察会の参加者は
三箇所の宿坊に分散。
宿泊先の宿坊は御岳地区に24箇所以上ある
宿坊の中からローテーションで
毎回変わるんだそうです。
私は南山荘さんへ。
何か訴えています。
お腹空いたのかにゃ?
宿坊に着きふと建物を見上げた時、
ちょっと驚いてしまいました。
ここ、雪の日の出山にいく途中で
柚子ピールを買ったところだ!
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「コレ持ってれば遭難しても大丈夫ですよ!」
なんて冗談を聞かせてくれた
あのお宅でした。
御岳山には宿坊が24軒ほどあるそうで、
(地図で数えたらもっとありそうなんだけど)
観察会で利用する宿坊は
ローテーションで毎回変わる、
と書きました。
さらにその中で3箇所に分かれます。
偶然にしてはなんだか出来過ぎですね。
うに〜…と伸び中
部屋で少しくつろいだ後、
みんなで集まってお食事
神社の宿坊さんなので
神棚が立派です。
その両脇のフスマの絵も芸術的
この南山荘さん、5/31のアサイチで
放送されるそうです。
漆製品も手掛けているらしい。
狼を祀る武蔵御嶽神社らしい板絵
ビジターセンターのスタッフさん曰く
こちらの宿坊さんは人気があって、
予約が取りにくいんだそうです。
わかります、わかります。
さて食事の後はひとつ前の記事
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※意図的に時系列を崩して書いてます
観察会解散後、防寒のためのフリースを着たまま
武蔵御嶽神社までひとっ走りしてきたので暑い。
宿坊に帰ってきたら、なんと宿坊のご主人と、
単独で参加されている、
私よりもいくらか年配の男性が
ビールを飲み交わしていました。
おおお、ビールだ!
部屋に戻って半袖短パンに着替え。
「へへへ、そこいいっすかぁ?(笑)」
と擦り寄り、仲間に入れてもらうことに成功。
ご主人「あんた寒くないの?」
「むしろ暑いっす(笑)神社まで行ってきたんで」
ちょっとびっくりされました(笑)
5月後半とはいえ
標高800m以上に位置する御岳地区は
夜になるとそれなりに冷えます。
そうそう!ご主人に報告!
「冬に買った柚子ピール、
めっちゃ美味しかったっす」
それを聞いてご主人もびっくり。
まずは柚子ピールを手作りで作ったという
娘さんを紹介してくれました。
栄養士の資格を持っているんだそうです。
「その時男性の方もいて…」
とその時のエピソードも伝えたら、
今度は男性の方も紹介してくださり、
「あ、そのセリフ言ったの覚えてます!(笑)」
雰囲気が若かりし頃の三木のり平さんに
どことなく似てるご主人。
腕を組んでしみじみと、
「こういうご縁て、あるんだねぇ。
ここに泊まるって
クジで決まったようなもんでしょ?
カミサマのお導きかねぇ…」
宿坊のご主人に言われると、
言葉に重みがあります。
「あ、まだ最後の一つが残ってた。
よかったらどうぞ。
これが本当に最後」
と、娘さんが柚子ピールを出してくれました。
そして、「今の季節はこれ」と、
黒ごまをそのまま使ったお菓子も。
同席の男性も食べ
「これはウマイわ!」
とにんまり。
今売っている方のお菓子はお土産に
買って帰るそうです。
そんなやりとりを聞いてたご主人
「あなたたち、昔っからの知り合い?」
「いえいえ、今日初めて会ったばかりですよ」
あんまり話が弾むもんだから
友達同士と思ってたみたい。
これもご縁ですかね(笑)
夜が更けていきます。
お風呂に入り、
「夜食に」とこしらえてくれた
たけのこご飯で作ったおむすびをいただき、
おやすみなさい。
♪て〜れ〜れれれってって〜♪
(↑宿屋に泊まった時の音楽のつもり)
☆
朝は、ムササビの帰宅ラッシュを
狙って4時から山に行く人もいる中、
私はすこしのんびり目に起床。
HPは満タン。
御岳名物の刺身こんにゃく。
1月に千本屋さんでいただいたのもいい思い出。
ビジターセンターの企画で
こんにゃく作りのイベントもあるそうですよ。
もう一人の単独男性さんは野鳥に詳しく、
朝の散策でどんな鳥が鳴いていたかを
事細かに教えてくれました。
シカも見たそうです。
前の晩に語り合った(笑)男性は
神社に早朝参拝してたそうです。
さらに、すでにお土産にお菓子を
大人買いしてました(笑)
みんな好き好きに山を楽しんでいます。
☆
さて、今回のタイトルの◯◯◯◯は
「カミサマ」です!
姿は見えずとも、
その存在を確かに感じました!
なぜそう感じたのか、
一番最後に書こうと思います。
そして、お話は岩石園編に続きます。









