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まだまだ続く独り言

在米スポーツライターの雑記帳

デルレービーチ・オープンの取材は予想外のかたちで終了しました。

一応今日も錦織選手の今後の動向を再確認するため現地に残り、ATP関係者と連絡を取り合ったりしていました。とりあえず現時点では来週のメキシコ・オープンを欠場し、再来週のインディアンウェルズのBNPオープンでの復帰を目指すそうです。ということで少しの間テニス取材から離れることになりました。

デルレービーチ9

しかし昨日の棄権の後も、錦織委選手はきちんとメディアに対応してくれました。彼の場合、面倒くさいことに英語と日本語と2回の質疑応答をしなければなりません。

我々日本人メディア(ほとんどの場合字武運だけですが)はアメリカ人の会見が終わるのを待ってから行うわけですが、すでに英語のやりとりを聞いていて、自分の聞きたい内容と被っていることが往々にしてあります。でも日本語で原稿にする場合、錦織選手の英語の答えを勝手に日本語に訳してしまうと、彼の言いかかったことと多少ニュアンスが変わってしまう危険性がありません。なので本人には面倒かと思いながらも、改めて日本語で応えてもらうため、同じような質問をしなければならなくなります。

昨日もまさにそうでした。錦織選手としてはケガのことについて色々聞かれるのは嬉しくないでしょう。しかも同じような質問を英語と日本語で2回されるわけです。しかもケガについてはいい加減なことが書けないので、いつも以上に詳細に確認しないといけないのです。もちろん心苦しいですし、申し訳ない気持ちで一杯なのです(その気持ちが伝わっているかは不明ですが)。

そんな状況でありながら、錦織選手はいつもの会見と同様に、アメリカ人、日本人のメディアから質問が途絶えるまで最後まできちんと対応してくれました。まさに感謝の一言でしかありません!

また2週間後に錦織選手の勇姿を見られるのを期待しながら、明日以降は別の取材に回ります。

今日はこの辺で…。