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在米スポーツライターの雑記帳

錦織選手3

昨日無事に初戦突破した錦織選手ですが、本日は試合がありませんでした。先ほどスケジュールが発表され、明日の第1試合で準々決勝を戦う予定です。

ということで今日は錦織選手の話題がありませんので、昨夜の錦織選手の試合中に体験したちょっと苦笑いしたくなるような話題をお届けします。

今回の全米室内選手権は、「ATP250」(優勝すると250ポイントゲットできる大会)というツアーの中ではカテゴリーが最も低い大会の1つです。そのためランキング上位者はオランダで同時開催されている「ATP500」大会に参加していることもあり、錦織選手が初めて第1シードされる栄誉を勝ち取ったわけです。

つまりは他の上位大会と比較すると大会規模も小さく、運営自体もわりとこぢんまりとしており、全体的にいい意味でおおらか、悪い意味でいい加減なところが見受けられたりします。

その1つがボールボーイ(ガール)たちでした。大きな大会では彼らの控え室がちゃんとあり、試合中の交代も非常に的確に行われているものです。ところが今大会では控えのボールボーイたちは、コーチに通じる選手や関係者用の通路に座り込んで待機しているのです。

錦織選手の試合中も数人のボールボーイたちが座り込んで交代を待っていたのですが、そのほとんどがスマホ持参でゲームか何かに没頭しているのです。そして1人の男子に至っては、教科書とノートを持ってきて、いきなり宿題を始める始末です。

確かにコートにいない時の時間は彼らにとっては自由時間なのでしょう。しかしコート脇で待機しているのですら、もう少し試合に集中して欲しいものです。

しかも彼らは無理矢理ボールボーイにさせられたわけではなく、基本的には希望者の集まりのはずなのです(たぶんですが…)。もっと意欲的に取り組んでもいいのではと、心の中で苦笑いしてしまいました。

その間主催者側から注意を受けている様子もなかったので、どうやら彼らの態度は決して責められるべきものではないということのようです。この辺りにも何とも言えない“緩さ”を感じてしまいました。皆さんはどう思われますか?

ちなみに子供達のプライバシーに関わることなので、写真は撮影していません。その代わりと言ってはなんですが、昨日の試合前に行われたコイントス後の記念撮影の写真を掲載しておきます。真ん中の女性がコイントスに参加した一般のファンです。試合ごとに誰かが選ばれて、選手たちとコート上で交流することができます。

今日はこの辺で…。