先ごろ歩いてきました信州・霧ヶ峰のあたり、展望リフトを運営している車山高原スカイパークリゾートHPのハイキングマップで見ると、ざっくりこのようなエリアということになるのですね。
まずは右下の車山高原バス停からほど近いリフトに一本乗って中腹まで。その後はリフトを乗り継ぐことなしに歩きで車山山頂に至り、今度は車山肩まで下ってきて昼食をとった…というところまで来ました。
霧ヶ峰をぐるり一周となればその後さらに左上の八島ヶ原湿原をぐるり巡るというコース取りとなるわけですが、今回はかなりショートカットをした次第。理由のひとつは長年にわたり運動不足をこじらせてきた身なのでまずはお試し感覚であったのと、それに加えて新調したトレッキングシューズがどうも歩いているうちに妙に踝に当たる感が出てきてしまい、対策を施さねば痛みが出てくることが予想されたためでして。
ま、無理は禁物ですし、八島ヶ原湿原を巡るのはまたの機会として、車山肩から車山湿原を抜けて車山乗越を経、下山にかかろうということに。ちょうど車山の山腹を巻いていく恰好の道へと進んでまいります。
ちなみに建ち並ぶ立て札には、湿原に立ち入らないでください、ペットの連れ込みは御遠慮くださいという注意喚起。湿原の環境保全のためですけれど、もそっと進んだあたりでようやく「ああ、湿原であるか」と思うことに。長く続く木道がそれらしいではありませんか。
これは途中で来し方を振り返ったところでして、右手に見えているのが蝶々深山。中学の林間学校で来たときにはこれを登り越してその先の八島ヶ原に行ったのだったけなと思い出す。さらには時季が良かったのでしょう、霧ヶ峰一帯一面にニッコウキスゲが咲いていたっけ…とも。やっぱり霧ヶ峰にはニッコウキスゲの咲く時季に訪れたいものですよねえ。それはそれは壮観で。
そんな思い出に浸りつつ歩けばほどなく、蝶々深山との分岐に到達。眺めやってしまいますと、左方向の蝶々深山に登っていきたくもなるところながら、靴の関係でくるぶしに思いのほかダメージがあるようす。やはりここは小手調べと思い返して右方向、下山路へと向かいます。蝶々深山よ、また逢う日まで。
車山乗越という小ピーク(標高1815m)を過ぎ、やがて往路に登ってきた道との分岐点に戻りました。そもそもここで間違えなければ、逆コースを辿っていたはずですが…。
想定どおりなら右へ行かねばならないところを、そのまま左の広い道に行ってしまったのが敗因ですな。ともあれ、往路の登りでは幾分ひいこら言っていたせいか、気づきませんでしたが、あたり一面はススキが原だったのでしたか。間違いなく秋は忍び寄っていたようで。
ということで、下りは全くリフトに頼ることなしにして、写真の真ん中下に建物群が見えているあたりまでゆるゆる下っていくことに。例によってひとつの話が長くなってますが、次でおしまいですのでね(笑)。