どうでしょうかね。関東地方の方である一定年齢以上であれば、今回のタイトルに記した「つつじ祭りを見に行こう!」に、思い出されるものがあるのではなかろうかと思うのですが…。個人的には、かつて栃木県小山市に存在した「小山ゆうえんち」のCMソングを思い出しておりましたよ。♪おやま、あれま、おやまゆうえんち~のフレーズに続けて、(季節ごとに別バーションがあったのかもですが、春のいっときには)♪つつじ祭りを見に行こう~!という歌われていたものでして。

 

されど、かかるお誘いについぞのっからないうちに「小山ゆうえんち」は2005年、閉園してしまった…と、またまた前置きが長いですが、ここではうなぎを食することと同時に信州岡谷に出かけたもうひとつの目的のお話、要するに岡谷のつつじ祭りを見て来たということなのでありますよ。

 

 

例年ならば5月下旬まで開催されるらしい岡谷のつつじ祭り。妙に暖かい(暑い)日が早くから続いたせいでしょうか、今年2023年は5月14日で終了となっているも、どうやらとうに見ごろは過ぎてしまったようで、花の終わり際と人出は比例するのでありますなあ。とまれ、岡谷駅からコミュニティバスに乗って数分、つつじ祭りの会場たる鶴嶺公園に到着いたしました。

 

 

こんもりと盛り上がった丘のような鶴嶺公園の看板が上の方に立っていますが、そこには(見えにくいでしょうけれど)「中部日本一 つつじの名所」と書かれてあるのですな。果たしてこの「中部日本一」という微妙な立ち位置には、いささかの苦笑を禁じえないような。また、上のフライヤーの片隅にあった「鶴嶺公園こぼれ話」を読みますと、なお一層…。

「鶴嶺公園こぼれ話」
昭和初期、川岸村(現在の岡谷市川岸)でつつじを植えようと300株購入したところ、業者の勘違いで貨車3台分のつつじが届き村中が大騒ぎになりました。しかし、皆で手分けして植え、今では30余種約3万株ものつつじが山を覆い、毎年色鮮やかに咲き誇り鶴嶺公園は中部日本一のつつじの名所となりました。

「怪我の功名」とはこのことですなあ。この、もこもこもことした株の形はちゃあんと手入れをされておられる賜物なのでしょうねえ。

 

 

 

ただやはり今シーズンは終わりでしょうかね。花の色より緑が勝ってしまってきていて…。それでも全山規模でなくして間近なところをじっくり見れば、それなりにきれいなものでもありましたですよ。

 

 

 

花が付きすぎて赤いブロッコリーのよう(趣味悪く言ってしまえば、赤い脳みそとも…)になってしまったのがあったりしたですが、東京で見かけるものよりもひとつひとつの花が全般的に小ぶりでしたなあ。つつじの種類にはおよそ知識はありませんが、種類の違いなのでありましょう。

 

 

概して白いつつじは遅咲きなんでしょうか。我こそは我が世の春といったものもありまして。

 

 

てなことで、中部日本一のつつじの名所でつつじ祭りを…というには時季外れになってしまいましたですが、高台になっていて見晴らしがいいところもありましたし、まずまずの満足でもって帰ってきたのでありますよ。

 

 

ちなみに遠望する山並みのひとつ裏側に、右手から二つ目に飛び出しているピークは蓼科山でしょうか。そういえば、ちょいと前に蓼科山からほど近い霧ヶ峰では大規模な山火事がありましたですね。いったいどんなふうになってしまったんだか、そのうち出かけてみましょうかねえ。

 


 

さて、今晩はかつて勤務した会社の先輩と、およそ20年ぶりくらいで飲み会となっておりまして、そのために山梨から帰ってきております。都心でもって、予め長くなることを想定しているわけではないものの一応、都心部での宿を確保して臨むものですから(笑)、明日(5/14)はお休みということに。万万が一、二日酔いが三日酔いとなるようなこともならかろうと思いますので、明後日(5/15)にはまたお目にかかりたくよしなに願います。