さりげなく日々の更新は行いつつも、実は先の週末、密かに?遠出をしておりました。とうに蔓防が解除されても、引き続き「多摩籠り」を続けておりましたけれど、さすがに少しくらいは…と思ったりしたわけですが、どうやら早くも次の波らしきものが(グラフの波形からも)姿を現しつつあるようで、切りがないですなあ…。
とまれ、出かけた先は山梨県北杜市の小淵沢でありまして、ちょうど一年前ですなあ、近しいところでワーケーション的に?小淵沢のアパートを借りたというので、引っ越しの手伝いに行きましたですが、アパートはお泊り自由と言われながらも度々利用することも憚られる日々が続いていたわけで。ま、前回は10月だったですかね、にちょこっと行きましたけどね。
ところで、昨秋の滞在時にもアパートから散歩で出かけた「三峰の丘」のあたりをそぞろ歩いてみたのでありますよ。季節は秋から春へと移り変わっておりますのでね。
まあ、春霞と言われますように暖かくなりますと遠望が利きにくいので、どんなもんかいねえとは思っておりましたですが、なるほど富士山の姿は輪郭だけうっすらと、そして遥か遠い北アルプスは影も形も見えない状況で。さりながらもっとも近い南アルプス、前回は湧き出る雲に取り巻かれ、「三峰」のひとつである北岳はおろか、目前に見えるはずの甲斐駒ヶ岳までは頭を隠してしまっている状況だったものが、今回はこれ、このとおりです。
右側に大きくごつっとした雄々しき姿が甲斐駒、そして左側の稜線上にちらりと雪帽子の山頂を覗かせているのが北岳でありますね。秋には目にすることのできなかった北岳をはっきり眺めやることができて、満足度高し!です。
ところで、季節の変化は別のところにも。「三峰の丘」からちょうどいい散歩道として「八反歩堰」という疏水沿いの道がありますけれど、水仙の黄色い花が列を為して、まるでガードレールのように咲いていたのですなあ。
東京にいても季節ごとに花は咲いたりするところながら、およそ特段の目的無しに(純然たる)散歩に出かける気にはならないのですな。されど、刻々と見え方の変わる山々の姿、そしてそれを彩る周囲のようすなどには、散歩に対して積極性が生まれるような気がしたものでありますよ。ま、東京で生まれ育った者の、単なる「自然貧乏」かもしれませんですが…。
ところで季節感という点では、この時期ならではなのがやはり桜でありましょうかね。東京ではあっという間に駆け足で通り過ぎてしまいましたですが、小淵沢のあたり(ちなみに標高は850mほど)ではこれからというところでしたな。
このときは三分咲きくらいではなかろうかいねと思えたわけですけれど、その後はこのあたりでも昼間は夏日?!という気温になったりした週末でしたので、どんどんと開花が進んだようでありますな。ということで、これからしばらくは桜の話がしばらく続くことになろうかと思っておりますよ(書くのが遅い分、時季外れ感が高まってしまいますが。笑)。