さてと、青森の旅話も最後となってまいりました。
空港連絡バス待ちの間、青森駅前をふらりとして何かしら土産物でもと思ったわけですが、
青森の名産品といえば…りんごでしょうかねえ。ほかにもいろいろありましょうけれど。
つい先日の新聞で、青森県観光企画課で公開した『ぷよりんご』(どんどんりんごが落ちてくるゲーム)の
難易度の高さが話題になっているてな記事を見かけましたですなあ。
試しに「やさしい」レベルをやってみたですが、赤いリンゴが次々落ちてくるものの、
幾種類かの品種の違いをなかなか即座に判別できず…。でも、「やさしい」はあくまで「やさしい」のでしょう。
「むずかしい」レベルはなかなか骨が折れようなあと想像されはしましたですよ。
とまれ、そんなりんご押しであることは何も近頃ゲームが公開されたからという昨今の出来事ではないとは
誰しもご存知のとおり。昔から青森りんごは有名ですので、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸の、
「青函ワールド」なる昔懐かし青森駅前の賑わい再現でも、こんなりんご商店のようすが見られましたし。
もちろんこうしたお店は昭和の昔の話であろうと、展示を見たときには思ったものですけれど、
青森駅前という一等地(たぶん)には今でも、昔ながらのと思しきりんご商店がいくつかありましたなあ。
店先に出ている一升瓶は、さすがにりんごだけでは商売にならずにお酒も扱っている?…とは認識違い。
瓶入りのりんご果汁なのですから、実に筋が通っているわけで、感心させられるところです。
ではありますが、さすがにりんごそのものを土産とはしませんでしたけれど(もちろん全国発送可です)、
やはり駅前に並ぶいくつかの土産物屋を覗いてみますと、店員さんの強力なりんご押しにさらされて、
気付けばことごとくりんご菓子という状況になっており…(笑)。
まあ、いずれもおいしく食しましたので、青森りんごを堪能したことにはなりましょう。
そういえば、思い出したことにはバス移動の車中、街路樹までがりんごであったことに目に留まったのですな。
姫りんごとでも言うのでしょうか、小ぶりの実が生っておりましたなあ。
とまれ、かような具合に「青森といえばりんご」であるわけですが、これまた思い出したことには
青森のりんごは米国から苗木を送られたことに端を発するとは、以前書いたことでありました。
太平洋無着陸飛行で三沢飛行場に立ち寄った飛行機が取り結んだ縁であったわけですが、
そういえば棟方志功に絵心の兆しを与えたのも、いささか飛行機に関わりあるエピソードで、
こりゃあ、また青森を訪ねる際には、もそっと青森と飛行機のことにも注目してみることにしましょうかね。
取り敢えず今回の旅はここまででございます。