なんとなく無造作に歩き出した感のライプツィヒの町歩きですけれど、

マルクト広場から北へ少々いったところにある観光案内所に立ち寄ることに。

ここで持ち歩き用の市街地図の入手と「ライプツィヒ・カード」の購入をと思ったものでして。

 

 

このツーリスト向けカードは例によって市内交通乗り放題、美術館・博物館の入館割引ということで

他の都市でもよく利用しておりますが、ライプツィヒでもまた。

エリアがさほど大きくないと思うと、ついたくさん歩き回ってしまうわけですが、

それが二日、三日(それどころか旅の間を通じてですので八日目、九日目)ともなりますと

日に日に疲れは蓄積しておりますので、乗り放題の市内交通を使い倒すに便利なのでありますよ。

 

ということで市内地図とカードを手に入れてた観光案内所で、

さらにもうひとつ「Leipziger Notenspur」というリーフレットを見つけ、「おお、あったあった!」と。

 

 

「spur(シュプール)」とは、日本ではもっぱらスキーで滑った跡くらいにしか使いませんけれど、

ライプツィヒ観光情報の日本語ページでは「軌道」という言葉を当てておりましたな。「ライプツィヒ音楽軌道」と。

 

ウィーンほどではないにせよ、ライプツィヒもまた古来数々の音楽家が暮らし、また活躍した町ですので、

そうしたクラシック音楽にまつわる史跡といいますか、そういったものを巡って歩きやすいようにガイドしたもの、

それがライプツィヒ音楽軌道というわけでして。

 

要するに上の地図は音楽散歩道コースマップということになりまして、さらにもう2~3コース分も含め、

ライプツィヒの町歩きはこの軌道をたどりつつ、あちこち寄り道もし…という具合に。

 

 

町なかにはポイントごとにこんな解説を施した柱やプレートが見つけられるようで、

各所をつなぐ通り道には路面にこんな模様で案内がなされているという。

「にょろっとした先へ進みない」というわけです。

 

 

では、このにょろにょろを見落とさないないようにしながら、「ライプツィヒ音楽軌道」をたどってみることにいたします。