昨日は日本橋「箱根八里」フォーラムとやらに出かける予定でおりましたところ、

折からの新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、開催は見送られることに。

おそらくは昨年末の港区歴史フォーラム「忠臣蔵」と同様に、

会場には高齢の方々がわんさと集うことになったことでしょうから、

それだけでも他のイベントよりもその後のリスクは高いようにも想像されますのでね。

 

かといって、新型コロナウイルスの脅威が果たしてどれほどのものと受け止めたらいいのか、

とらえあぐねているのも現実でありまして、確かにこのところ道行く人のマスク着用率は驚くほど高い。

ただ、このウイルスが空気中のそこここに存在しているというわけではないでしょうから、

どこまでの切迫感をもって予防対策を講じたらよいのであろうか…とも。

 

ま、何しろヒトの目には見えないものですから、あたりに存在してはいないだろうなあと思っても、

確実にいないとは断言できないところが怖さを煽ることにもなりましょうかね。

 

一方で、やはり目には見えないけれど(ある程度まとまれば見えるようになるものの)この時期に

確かにそこらにいる(ある)というのが花粉であって、ふとそのことに気付いてみると、

マスク着用率はなるほど高いものの、そのうちにはある程度の割合で

ウイルス対策というよりも花粉対策でマスクをしている人も多いのかもしれんと。

 

そんなふうに考えると、皆が皆、浮足立っているわけではないのかもしれんなあと思ったりするわけで、

まあ、気休めにもせよ、厚生労働省HPの「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」なるものを

覗いてみますれば、こんな記載があったもするという。

問5 空気感染は起きているのでしょうか?
国内の感染状況を見ても、空気感染は起きていないと考えられるものの、閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させるリスクがあります。

おそらく(あくまでおそらくですけれど)空気感染は起きていないということであれば、

気に掛けるのはその後に続くフレーズでして、「閉鎖空間」、「近距離」といって点が問題になりそうですね。

これをひと言で「濃厚接触」と呼んだりしている(現時点では不適切かもですが、この言葉、流行語大賞の可能性が…)。

ですが、果たして「濃厚接触」とは具体的に? これも同じQ&Aで見てみます。

問12 濃厚接触とはどのようなことでしょうか?
濃厚接触かどうかを判断する上で重要な要素は二つあり、➀距離の近さと➁時間の長さです。必要な感染予防策をせずに手で触れること、または対面で互いに手を伸ばしたら届く距離(目安として2メートル)で一定時間以上接触があった場合に濃厚接触者と考えられます。

肝心なのは距離と時間と言いつつ、距離は具体的に2メートル目安と示されながら、

時間の方は「一定時間」とははて…? ま、短ければ短いほど濃厚ではないとは間違いないところですが。

 

とまれ、こうしたことを見ても、2メートル以内に誰かしらが一定時間(どのくらいの長さかは不明ながら)、

近づくことのない状況であれば、およそ(あくまでおよそですが)感染する可能性は無かろうと考えた次第です。

 

あくまで個人的な考えですけれど、そうしたところに基づいて、

フォーラムに行くことがなくなった代わりに出かけてだいたいに出かけていったのが

自転車で行くことのできる立川の昭和記念公園でありました。

 

暖冬だけに梅見としては遅いかなあなどと思ったりしておりましたけれど、

種類が多いので結構咲き競っている感はありましたですよ。

 

 

そしてそれ以外の花々もまた。

 

 

いやあ、元気なものですなあ。

植物にコロナウイルスは関係ないのかもしれないとして、植物には植物の病気があるとして、

その病気(の元)が忍び寄ったときに植物には逃れようがない。動物でない植物なのですですから。

それに比べて、ヒトも動物で動けることを考えれば、逼塞するのでない過ごしようもあるのではないかな…と。

まあ、どなたにもそうしなさいと言うような無責任さで言っているわけではありませんけれど。