たっぷり午前中を使ってゴッホ美術館
を見て回りましたので、
足休めを兼ねて運河クルーズのボートに乗ることに。ひと回りで1時間ほどです。
運河の町アムステルダムでは、場所によっては渋滞?とも思えるほどに
あれこれのボートが行きかっており、ミュージアム広場
の裏側にある運河もこんな具合。
赤、白、青と色とりどりのボートはすべて観光用ですので、
それだけ観光客が多いということになりましょうかね。
82万人ほどと言われるアムステルダムの人口は新潟市よりやや多いくらいながら、
町中を歩いている人の数(加えて自転車で走り回る人の数)は驚くほど多いですし。
とまれ、ここでは色とりどりの中から「Blue Boat」に乗り込みます。
「青」に何か特色があると知ってのこと…ではなくして、
単に「I amsterdam city card」を提示すれば無料乗船できるからなのですけれどね。
(このカードは美術館に無料や割引で入場できたり、公共交通機関乗り放題だったりでして)
しかし丁度折よく出航間際と乗り込んでしまったところが、これがどうやら失敗でして。
とても混んでいて(多くの観光客はやたらに体が大きく太いものですから)
ボート内側の席に辛うじて座ったという体なのでして、席からはガラス張りの天井を見上げて
こんなふうに外を眺めやる具合になりまして。
個人的にはこのボートに乗るのは二度目になりますのでまだいいとしても、
初めて乗船した同行者のためには次の便まで待った方がよかったなあとは。
お乗りになる際は「駆け込み乗船はおやめください」でありますよ。
と、しばし運河、運河を伝いながら進んでいたボートはやがて湖にでます。
昔々は海が深く内陸に入り込んだ湾だったのですが、海との際に堤防が築かれたため
今では淡水の湖になっているのだそうな。
ちなみに写真の右手に写った変わった形の建物は映画博物館だそうでありますよ。
とまれ、やがて湖から別の運河で市街の方へ戻っていくボートは、
よくガイドブックにも紹介されている「マヘレの跳ね橋」をくぐります。
この手の跳ね橋は結構至るところにあるのですが、取り分けこの橋が紹介されるのは
17世紀から架かっているという歴史、そして何度か掛け直されてはいても木造のまま…
てなところなのでしょうか。
ゴッホが描いたのはアルルの跳ね橋で、橋のモデルはこれではありませんけれど、
古くからアムステルダムにあるこの橋をゴッホは当然に見ていたでしょうし、
オランダへの懐かしさも込めてアルルの跳ね橋を描いたのかもしれませんですね。
とまあ、てなふうな感じで1時間ほどの運河クルーズを極めて雑駁にレポしてしまいました。
下船時に気がついたことですが、ボートのひとつひとつについている船名が
「フライング・ダッチマン」であったとは…(ただそれだけですが)。
とまれ、この後は国立美術館へ…とその前にいささか遅れたランチタイムでございます。