…とマインツカードプラス を入手して、古代ローマの遺跡 を手始めにマインツの探訪を開始。
さてその続きは…となるところながら、この日はマインツ中央駅からそそくさと
ヴィースバーデンへ向かってしまったのでありますよ。


先にヴィースバーデンの探訪はフランフルトへの移動日たる翌日を目していたことを記しましたが、
考えてみると、ここでまだマインツ一泊が残っているうちにホテルに荷物を残して出かけた方が
荷物全部持って移動し、ヴィースバーデンの中央駅でコインロッカーに入れるという手間もないしと、
今さらながらに思い至ったわけでして。


ということで、たどり着いたのはヴィースバーデン中央駅。
二日前、リューデスハイムへ出かけた際にも乗換えで利用した駅ですけれど、
マインツに比べて実に堂々とした駅舎でありますね。
古くから保養地として各界著名人による賑わいを見せた場所だからでしょうか。


ヴィースバーデン中央駅


ですが、ヴィースバーデンの街なか歩きは少々後回し。
まずはバスに乗って郊外へ(といっても、乗車時間は15分くらい)。


終点の停留所で降車すると、目的とするもののゲートがすぐ目の前に。
「Nerobergbahn」(ネロ山鉄道ですが、ここではネロベルク鉄道と)です。


ネロベルク鉄道駅へのゲート


9時の運行開始には少々時間がありましたので、乗り場手前のミュージアムを覗いてみますと、
ネロベルク鉄道の模型と共に、1888年創業以来のゆかりの品々が展示されている。
鉄道ファンでしたら、それなりのお楽しみということにもなろうかと。


ネロベルク鉄道の模型


模型をご覧になって分かりますように「ネロベルク鉄道」とはいささか大袈裟で、
およそ高尾山ケーブルカーみたいなものではないか…と思った方、正解です。
まさにそんな感じ。


発車待ちするネロベルク鉄道の車両


ですが、わざわざ「これに乗りたい」と目指してくる人がいるのは、
この鉄道が大変な希少価値を持つものだからでありまして。
何と、何とですよ、水の力で動く鉄道だというのですから。


中間地点で上り下りのすれ違い


乗り込んでしばし、下から上への車両と交代に上から下への車両とすれ違う。
いわゆるケーブルカーと何も違わないように思えますですね。
いったいどう水を利用しておるか…。


ネロベルク鉄道の線路の下は水路


実はこの線路の下は水路が設けられておりまして、
下に貯水した水をポンプで山頂駅まで押し上げているという。


押し上げられた水は山頂駅に停車中の車両のタンクに注水され、
重くなった車両は自ずと下っていくことに。


で、この山側にいる車両と谷側にいる車両とはケーブルで結ばれており、
山側の車両が下るにつれ、谷側の車両は引っ張りあげられるというわけですね。


タンク満タンで降りてきた車両は谷側で水を貯水槽に吐き出して身軽になる。
この貯水槽の水はまたポンプで山頂駅に送られ、身軽であがってきたタンクが空の車両に注水。
重くなった車両が降りてくる…この繰り返し。


何だか産業革命の初期も初期、もはやレトロというに相応しい機械化技術が今もって
現役で働いているということに感動めいた心持ちがしてくるのでありますよ。

とまれ、到着した山頂駅の一帯は

閑静な住宅街の裏山とは思われぬほどの木立に囲まれた場所。


ネロベルク山頂のロトンダ

なぜか唐突な印象で建っているロトンダは見晴台でもあるのか、

木々の間からヴィースバーデンの町を望むことができました。


ヴィースバーデンの町を見下ろす


と、山に登れば当然に下ることになるわけですが…。

まあ、このような口幅ったい物言いでお気付きにもなろうかと思いますが、

ここでもまたちょっとした間違いをおかすことに。

その顛末はやはりこの次にお話するということで。


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