「お誘いがあって、花を見に…」と言いましたですが、そのお誘いの元はといいますと、

先頃西武ドームで開催されていた第16回「国際バラとガーデニングショウ」に行ったところ

手渡された1枚のチラシ、これにぐぐっと引き寄せられたらしいのですなぁ。


ローズ&ガーデンフェスタ@ザ・トレジャーガーデン館林


もっとも誘因はチラシに入場割引券が付いていたことなのかも。

人間はこういうのに弱いですものね。


ということでお誘いいただくことになったわけでありますが、

ありていに言って、大いにそそられる…ことでは必ずしもない領域のこと。

(まあ、そうだろう、そうだろうとはご想像のとおりと思いますが)


とはいえ、先には諏訪蓼科紀行 の折に

季節外れの「バラクライングリッシュガーデン 」にも訪ねて

「なんもない…」というがっかり感を味わっておりましたから、

今を盛りと咲き誇っておるらしいとなれば、まあこの機会に見ておくかとなったのでありますよ。


で、目的地はどこにあるかとなれば、これが上州館林であるという。

昨秋の足利荘紀行 で通りすがった館林。


立ち寄ったのは県立館林美術館 だけでありましたですが、

その際に近辺事情をあれこれ探ったところ、

思いがけずも面白そうなスポットがたくさんあることに気付き、

一度は訪ねねばと思いつつも「足利に行ったばかりだし、ちと時を置いて…」と考えていた、

その館林。


では、このタイミングで行くか!となるかというと、

個人的思惑で行きたいと思っているところだけで

ゆうに一泊二日分たっぷりとなるはずと思っているだけに、

いっそこれは別の機会に譲るべきと判断したのでありますよ。


こちら側の、こうした悶々(?)を余所に

誘う側には誘う側の思惑があり、実はついでにもう一つ寄りたいところがあるのだと。


その場所は追々明らかにして参りますが、

そういうことならばやっぱりその相手方の思惑を考慮して、

全く新しいルートを考えようとなった結果、やおら浮上したのが栃木県は佐野。

館林からですと、東武佐野線でわけなく到達できますし、

もうひとつの寄りたいところへのアプローチにも全く無理がない。


ということで、概略、館林から佐野へ抜けるルートを念頭において、

さしあたり先のフライヤーにある「ザ・トレジャーガーデン館林」を目指し、出発!


東京から館林は東武伊勢崎線で北へ向かいますけれど、

目的地最寄りは館林駅のひとつ手前なのですね。

この駅になります(ちなみに写り込んでいる後姿のおじさんは知らない人…)。


東武伊勢崎線茂林寺前駅


茂林寺と聞いて、「ああ、あの!」と思い出される方がおりましょうし、

拡大したこれをご覧になれば助けになる方もおいでかと。


茂林寺前駅のたぬき像


そうです!「平成狸合戦ぽんぽこ」…でなくって、昔話の「文福茶釜」。

青龍山茂林寺は、これに所縁のあるお寺さんなのですね。


…と、本来的な趣旨が群馬県・栃木県にまたがっての花園巡りであることから

「両毛ガーデン紀行」(両毛のいわれはこちら で)と銘打ったものの、

個人的な趣味嗜好を反映した立ち寄り先の事ごとも加えながら、

旅の模様をしばし綴ってまいろうと思っておりますです。

よしなにお付き合いくださりませ。