…ということで、中伊豆から帰ってまいりました。
当初の(個人的)目論みでは、「伊豆といってもいささか広うござんす」から
ここはひとつ中伊豆の一点集中で細かく見て廻っちゃおうかなと考えておりました。
ですがいざ蓋を開けてみると
「温泉でゆったりする時間もとってもらわねば」という声あり、
「ここまで来たらもそっと大廻りしてみたいではないか」という声あり、
いずれの思惑にも配慮する中で、どのように納得感のある廻り方ができるかというのも
これはこれで楽しみのひとつなのかもしれませんですね。
結果のほどはまた小出しにしつつ披露してまいりたいと考えておるわけですが、
テーマはシンプルに「中伊豆紀行」にしようと思っていたものの、
先に触れましたとおり「中伊豆紀行」では看板に偽りあり!となってしまいそう。
そこで思いついたのが、「伊豆富士見紀行」であります。
とにかくどこへ行っても(と、今回廻ったところがそういうところだったからでしょうけれど)
富士山がついてくる!
山梨側 からはたびたび目にしている富士のお山ですけれど、
(当たり前ながら)静岡側からではまたずいぶんと印象が異なる。
そういうことで、気付いたら「また富士山、撮っちゃったよぉ!」と。
温泉三昧という点では岩盤浴、ミストサウナ、ラドン浴、露天風呂とあれこれ浸かってきたですが、
露天風呂ではやはり富士山が見降ろしてござる!というお土地柄。
(さすがに露天風呂に携帯持ち込むことはしませんでしたが…)
…てなこと言うと、富士山を見るのが珍しい的なイメージを醸すやもですが、
通勤で毎日使う最寄駅でも新宿方向に向かってホームの最後尾あたりに行くと、
よく見えるですよ、富士山は。
ビルやマンションがちと煩いですが、手前に丹沢の山々を従えたそのうえに。
江戸の昔は建物が低いし、空気も澄んでましょうから、もっともっとはっきり見えたことでしょう。
立派な立ち姿は黙っていても遙拝したくなるところでもあろうかと。
とまれ、あちらこちこらから富士のお山を眺めやりつつ廻った伊豆のお話。
さて、始めるといたしましょうか。