こんばんは。
いろいろ撮りに行っているのですが写真の編集が面倒くさくてなかなか記事にまでたどり着けません。
あまり古いのを紹介しても、なので今回は最近の内容を。
9/30のお話です。
休みのたびに天気が悪くこの日も曇り時々雨の予報。
久々に海へシギチを撮り行こうと思っていたのですが「海はやっぱり快晴でないとなあ。。。」と。
しかし夏鳥や冬鳥とは違い旅鳥中心の彼らは滞在期間が短いのです。
というわけでまず朝一で向かった先は船橋市の「三番瀬」。
久しぶりに訪れた三番瀬は「どよよ~ん」とした曇天MAX。
しかしすでに大分潮は引いておりシギチ観察にはよい感じ。
真っ暗なのでこんな感じの写真になってしまいますがこれはこれで。
タイトルは「冬の海にて」といった感じでどうでしょう?
ちなみにこの日の最高気温は30度ぐらいでしたけど。。。
さてさて、特にお目当ての鳥はいないのですがぱーっと干潟の端から端まで歩いて何がいるのか探していきます。
やっぱり干潟では双眼鏡が便利。
(と、この時は思っていた)
ハマシギが増えてきているようですがまだまだ大群は形成されていません。
こちらはメダイチドリ。
シロチドリもちらほら。
ミヤコドリはいつも通り遠くに。
これはアオアシシギ。
久しぶりに見ました。
以前は臨海公園に行けばいつでも見られたような気がするんですが。。。
オバシギの群れです。
初めて「群れ」を見ました。
近くにいらしたカメラマンが「目の前でオバシギとコオバシギがこんなに見られるなんて天国だね!」と話していましたが、どう見たってコオバシギは混じっていませんでした。
どうやらコオバシギは前日までだったようです。
オバシギとオジサン。
オバシギも中型のシギですがオジサンと比べるととても小さいです。
人気者のミユビシギ。
冬羽真っ白になるとかわいさも倍増しますよね!
あとの小型のシギチはソリハシシギ、トウネンを遠くに見たぐらいです。
ダイゼンも冬羽の個体が多かったです。
ダイゼンやミユビシギのように黙ってしゃがんで撮っていればいくらでも寄ってくるタイプとミヤコドリやソリハシシギのように全く寄ってこないタイプで分かれますね。
大型のシギチドリでは、
オオソリハシシギ。
こちらも久しぶりに見ました。
目の前を優雅に闊歩しておりました。
こちらはオグロシギ。
ぱっと数えたところ12羽の群れ。
美しい羽の持ち主。
ぱぱぱっと撮って次の場所に移動しようと思っていましたが小雨混じりではありましたが楽し過ぎて気がついたら4時間も滞在しました。
次に向かった先は「谷津干潟」。
こちらは三番瀬以上に久しぶりの訪問。
もう5年以上行っていないような。。。
到着すると。。。
「本日閉園日」の看板が。
うーむ。
しかしここは園内に入らなくても干潟を一周できた記憶が。
歩き始めるとまあとにかく完全に潮が引いてしまってシギチ達は遥か遠くにちらりほらりと見えるだけ。
しばらく歩くと観察者が数人集まっている所がありました。
こっそり後ろから干潟を確認するとやはり遠くの鳥を観察しているようです。
私も双眼鏡で見たりカメラで撮って拡大したりしましたが、50~60メートル離れたところにいる逆光の中の10数㎝の小鳥は何が何だかわかりません。
「こりゃお手上げ。双眼鏡(私のは8×42)なんてこんな条件では何の役にも立たない」ということを知りました。
おひとりスコープで観察されている方がいて「トウネンの群れの中にヨロネンがいますね!」なんてお話しされてますが。。。
しかしとても親切な方で「見てみますか?」と。
スコープをのぞかせていただくと。。。
すごい!
はっきりと50~60メートル離れている小鳥たちの姿が見えるではないですか!
20倍だそうです。
ただただ、トウネンが100羽以上点在している中でどれがその「ヨロネン」なのかがわからんのです。
これは完全に私の「観察力不足」です。
しかし奇跡は起きます。
なんと彼らが手前にやってきたのです。
「ぼくヨロネン」
さすがにこの距離になればトウネンとの違いがわかりました。
ヨーロッパトウネン幼羽の特徴、背中のV字がまぶしい。
自力発見すればこのV字は「Victory」の頭文字になることでしょう。
このあとはそのスコープの方と二人になり夕方までいろいろお話をうかがうことができました。
実は以前私がTwitter(現X)で蓮田で撮ったシギチ(ヨロネン、ジロネン他)で同定に困っていた時に教えて下さった方だったのです。
ヨロネンのいろいろな判別方法やシギチの観察エリアなどを教わりました。
シギチ、カモメ屋さんはもう素晴らしい観察力で尊敬の念しか湧きませんね!
ヨロネンを探していると中型のシギが。
これは期待していなかったアカアシシギ。
幸運でした。
さすがにこれは私でも判断できますよ。
この日の目的はまだ見たことのなかった「キリアイ」。
先ほどのスコープの方がスコープの中心に入れて見せて下さいます。
まわりのトウネンよりも一回り大きく頭のしましま模様も目立つのですぐにわかるのですが、やはり双眼鏡やカメラでは全くのお手上げ。
潮が満ちてくれば近づいてくるチャンスがあるかも、とお話をしながらその時を待ちます。
そしてやってきました。
目の前とはいきませんがもう十分な距離です。
やりました。
この日の目的だったキリアイです。
ここで見られたほかのシギチはダイゼン、メダイチドリ、ソリハシシギ、トウネン、イソシギぐらいだったでしょうか。
潮が満ちてくるとトウネン他小型のシギチは牡蠣の島に集まりました。
トウネンだけで140羽ぐらい、ヨロネンとキリアイも一緒にやってきていました。
ここでは別の方が60倍というスコープで観察されていてのぞかせていただくことができました。
シギチ、カモメ観察にはスコープは必須アイテムのようですね。
朝から夕方まで、みっちりシギチ観察に没頭してしまいました。
楽しかった一日。
最近散策を記事にすることが少なくなってしまいました。
もしかしたらそれらの写真の一部を今後紹介するかもしれません。
その時はちらっと見てやってください。
シギ・チドリも楽しいね!
今度は蓮田かな?
ではでは。