堅い話題やシリアスな話題が続いたので、これからしばらくはガラッと変わって私が愛聴している音楽がテーマです。

私は、クラシック音楽やロック(ヘヴィメタル)以外にイージーリスニングというジャンルの音楽も愛聴しています。

1970~1980年代は【ムード音楽】と呼ばれ、日本の“歌なしの歌謡曲”と同様にオーケストラ演奏による“歌なしのポップス”といえます。

私がこのジャンルを耳にするようになった1970代半ば頃は、アメリカ・フランス・ドイツ・イギリスでそれぞれ有名オーケストラが活躍していました。

 

このジャンルを聴くようになったきっかけは、中学1年の初夏にたまたま耳にした、NHK-FMの毎週日曜の12:15~15:00にオンエアされていた【サンデーミュージック】という番組のテーマ曲が気に入ったからでした。

【オープニングのテーマ曲】

【エンディングのテーマ曲】

 

FMの音楽番組で放送されている楽曲の90%以上はヴォーカルもので、昨年の10月24日(↓)に述べたようにこだわる対象が普通の人とは大きく異り、私はヴォーカルがないオーケストラ演奏の曲にだけ関心が向いてしまいました。

https://ameblo.jp/joseph-99/entry-12705756695.html

そしてNHKのサンデーミュージックの係へ往復はがきで問い合わせたところ、この番組のテーマ曲はフランク・プゥルセル(1913~2000)というフランスの指揮者が率いるフランク・プゥルセル=グランドオーケストラFranck Pourcel et son grand orchestreの演奏と判明し、ためてあった小遣いをはたいてその2曲を収録した“Yesterday once more”というタイトルのLPを買いました。

(フランク・プゥルセル)

 

【サンデーミュージック】側の説明では、番組のテーマ曲を決める時には聴き手が覚えやすく「この曲が流れてきたからサンデーミュージックが始まった」と認識させる効果がある曲を選定したそうです。

実際に一覧表に書き出してみたところ、FM番組のテーマ曲やCMのBGMに採用された曲が最も多かったのがフランク・プゥルセル=グランドオーケストラでした。

後に、このオーケストラのLPを集めるようになってその理由に納得しました。

 

以前述べたように、私には拘る性分があり、拘る対象自体が普通の人とは大きく異なります。

それが、ポップス系の音楽ではイージーリスニングというヴォーカルなしの演奏スタイルがその対象になってしまいました。