バンクーバーでの仕事の見つけ方 | joseの所得3倍増計画

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I'm in Canada!

北海道室蘭市(1983/05〜2002/03)→埼玉県さいたま市(2002/04〜2007/08)→東京都文京区(2007/09〜2009/07)→東京都板橋区(2009/07〜2011/10)→カナダバンクーバー(2011/10〜)

前回から3か月の間が空いてしまったが理由はいろいろある。


・怠けていた
・一区切りついてから書こうと思ったもののなかなか一区切りつかなかった
・就活に苦戦
・ブログ移行を検討


仕事を見つけたらすぐに書こうと思ってたらこれがすごく苦戦してしまいあれよあれよという間に3か月が経過。昨日やっと採用の連絡が来たのでやっとブログ更新の気が起きたというわけである。なのでやっと仕事が決定したので、今回はどうしてそんなに苦戦したのか、どうやって就活するのかというところについて書いていきたい。


■カバーレター
この3か月間に応募した数は、16。意外に少ないと感じる人も多いと思う。俺もそう思う。なぜ少なかったのかというと原因は「カバーレター」だ。カバーレターとはレジュメ(履歴書)に添える挨拶状のようなものと思ってもらえればよい。ただこれが実際はレジュメ作成より面倒なのだ。



カバーレターに書く内容は・・・

カバーレターのフォーマット(記載順)
1)応募者の名前と住所
2)日付
3)頭語
4)件名
5)応募先の名前・担当部署・役職・住所
6)前文:応募経緯・希望職種・志望理由
7)本文:募集・希望職種への自己適性・意欲・長所・経験等アピール
8)末文:面接を依頼する内容
9)結語・署名
10)同封物の有無等
引用:http://allabout.co.jp/gm/gc/24846/



これをA4一枚にまとめる。志望動機や自己適性について一枚の紙にまとめなければならないので、これが結構難儀。当然だが自分の言葉で書かなければならないので語彙の貧弱さが如実に表れる。また、当初少し就活を軽く見ていた節があるので汎用性が効くような内容にして何件か応募を繰り返していた。しかし返事すらもらえない状態が続いたので職種ごとに内容を練り直す作業を始めたため一気に応募スピードが落ちたのである。



カバーレターの書き方については上記のAllAboutの他にここが詳しい。まずはフォーマットを真似してそれから自分の言葉で書くように心がける。カナダ人の友達がいれば添削を頼むのもいいと思う。誤字脱字には細心の注意を。

http://www.youth.gc.ca/eng/topics/jobs/cover.shtml

http://www.career.vt.edu/jobsearchguide/coverlettersamples.html

http://www.daijob.com/dj/ja/resume/resume2.shtml

マイクロソフトのサイトからテンプレートをダウンロードすることもできる。
http://office.microsoft.com/en-us/templates/CT010146792.aspx


■就活が難航した訳
しかしそのような作業を進めても一向に状況は上向かなかった。つまり応募しても返事すらもらえないのである。最初は英語力の問題で弾かれているのかと思っていたのだが、どうやらそうではないらしいことに気が付いた。以前に書いたように今回のワーホリの目的の一つに「カナダの企業で働く」というのがあった。なので事務系の仕事に絞って応募していたのだが、そのような仕事に応募するのは俺のようなワーホリだけではない。当然現地民との競争になるのである。事実(事務系ではないが)ホテルのベルマンに応募して面接に進んだ時、ワーホリで来ているのは自分だけだった。結局そこからは連絡は来なかった。



採用に関しては経験がかなり重視されるようで、求人を見ていても「関連する分野で3年以上の経験」が必要と記載されているものが少なくなかった。日本での職務経験はITのヘルプデスクだけの自分が未経験でかつ言葉が通じない国の仕事に応募しているので決まらないのも当然の話なのである。IT系の求人も見たがWEBやDB周りの仕事が多く正直、畑違い&ヘルプデスクレベルの自分にはハードルが高すぎで応募する気になれなかった。今回やっとしてくれたところは未経験だったが「ポテンシャルを見込んで」ということだったので採用してくれた模様。なのでこれからカナダで働こうと思っている人は英語はもちろんのこと、何よりも専門性を追求したほうが仕事にありつける可能性も高くなると思う。



聞いた話では料理人は調理師免許があればかなり優遇されるらしい。またIT周りではNW技術者も優遇されるらしい。何らかの資格を取ってくるといいと思う。当然だが過去の経験や資格があると優遇されやすい。企業にとってみれば英語ダメで未経験なんて現地の小学生以下の存在だろう。



■求人の探し方
求人は主にネットで探した。いくつか有用なサイトを紹介しておく。


Craigslist
http://vancouver.en.craigslist.ca/
バンクーバーというかカナダでメジャーな求人サイト。毎日多くの求人がここにアップされる。実際は求人にかかわらずなんでもここで取引することができ、ボランティアや家、サークルなどなんでも探すことができて便利。


Kijiji
http://vancouver.kijiji.ca/
Craigslistと似たような総合掲示板。使った感覚としてはCraigslistの方が求人も多く使いやすい印象。ただこちらにも求人は多く掲載されている。


人材カナダ
http://www.jinzaicanada.com/
カナダ版日本人向けリクナビといったところ。掲載されている求人は日本人向けのものが多い。今回採用してもらったところはここで見つけた。FB版ではカナダの求人事情やビザ情報などがアップされている。


Jpcanada
http://www.jpcanada.com/
カナダにいる日本人なら知らない人はいないJpcanada。ページ下部に求人情報あり。ジャパレス系が多い。たまに荒れてる。


Twitterにも有用なアカウントがある。Twitterをしている人はフォローしてみるといいかもしれない。


・@OshigotoCA
カナダ国内の求人案件で、「日本人」または「日本語」を必要としている求人情報BOT。 現地の求人情報なので案件詳細の記述はすべて英語です。



もしくは自分の足で稼ぐという方法ももちろん有効。店先に飛び込んでレジュメを渡してくることで職を得た人も大勢知っている。飛び込みの方が熱意が伝わる場合も多い。英語もできないし経験も何もないという人はとにかく熱意をアピールしよう。英語を伸ばしたい!そのためにここで働きたい!という熱意が伝わればとってくれるところも多い。特に夏季は観光客が大勢訪れるので飲食店は人手不足になりやすく狙い目。



※最後に。4月下旬に日本で所属していた合唱団の友人の一人であるKさんがお亡くなりになりました。知らせを受けた際はとても信じられませんでした。Kさんはすでにリタイアされている方で74歳にもなる高齢の方だったのですが、年齢のことなど微塵も感じさせないくらい元気で明るく、20代30代が中心の我が合唱団の中でも人気者でした。同じパートだったこともあり、Kさんには親しみを感じていました。出国前にろくに挨拶もできなかったことを非常に後悔していますが、亡くなられた数日後にバンクーバーで「上を向いて歩こう」「We are the world」を人前で歌う機会があり、Kさんに捧げるつもりで歌いました。改めてご冥福をお祈りいたします。