しばらく待った後,

今度は壮年の先生から

呼ばれた.

 

 

 

予めホームページで確認していた,

めまい専門外来の先生だった.

 

 

 

「この眼鏡かけてベッドに寝てください」

 

 

ともう一度,めまいの診察が始まった.

 

頭をぐるぐる,姿勢をごろごろ.

 

 

めまい,出ます?と何度か

きかれたが,

めまいはなく,

気持ち悪さがますのみだった.

 

 

終わった.

 

結果説明.

 

 

十中八九,

「良性発作性頭位めまい症」であろうこと.

 

今は耳石が元の位置に戻り,

「治ってる」状態であること.

 

今残っている

ふらつきの症状は

長いあいだ動かなかったことによる

平衡感覚の低下であること.

 

 

を説明された.

 

 

 

 

「しっかり動いてください」

 

と,ずっとキーボードを見ながら言われた.

 

 

 

 

仕事ができていない状況を話すと,

初めてこちらに先生の目が向いた.

 

「それはふらつきがあるから?

 だいぶ体固まっちゃってるから,

 動かないと治らないよ」

 

 

ということで,

診察は終了した.

 

 

 

 

良性発作性めまい症であることが確定し,

それが既に治っている状態にあることには

安心した.

 

 

 

 

しかし,

 

「あなたが

 しっかりリハビリしてないから

 治りが遅いんだよ」

 

と言われた気がして

参った.

 

 

 

 

リハビリがきつくて

なかなかできない,

と悩んだことがあっただけに

https://ameblo.jp/jory1115/entry-12362770680.html

この指摘は衝撃だった.

 

 

 

 

まさかそれを言われるとは...

 

 

 

 

まあ,人一倍努力するタイプといえば違うし,

他の人ならもう少しやれたのかもしれないけど,

 

仮にそうだとしても

それをそこまで指摘するか…

 

 

 

参った.

 

 

 

 

 

 

今回自分が受診した,

ひとつの,一番の受診動機はこれだった.

「この病気を知ってる専門家に

 この病気の辛さを話して,

 『そうなんですよ,辛いでしょう?』

 と返してもらいたい」

https://ameblo.jp/jory1115/entry-12363415484.html

 

 

 

 

まさに残念な結果だった.

 

忙しい,専門中の専門の先生だから

丁寧な対応はできないんだろうけど,

それは先方の事情であって,

自分として残念だったことに変わりない.

 

 

病院はきらい.

病院なんて期待していくもんじゃない.

だから通院したくなかった.

 

 

 

声を大にしてそう言いたかった.

 

 

 

 

 

そのときに書いた日記.

 

「リハビリはこれまでできる範囲で

してきたつもりだった.

 

今の環境で,

これ以上頑張れる気はしない.

 

うつうつ気分も最高潮.

◯◯(実家のある地域)へ行こう.」

 

 

 

 

ぼちぼち話の出ていた,

帰省に踏み切ることとした.

 

 

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妻も始めました

「夫が良性発作性頭位めまい症になって」

https://ameblo.jp/kaworu-ru/page-1.html