■伸びるトレンドの正体とは
伸びるトレンドの見つけ方に入る前に、サイキックス流トレンドの基本概念である”トレンドの段階”についてサラッと解説しておく。
トレンドには、初速。安定。終焉の3つの段階がある。
私たちは、安定期に入ったものだけを”トレンド”と呼ぶが、トレンドと皆が認識した段階ではそのトレンドは終盤に差し掛かっていて、せっかくトレンドフォローを狙っても上手く利益が伸びない場合がある。
トレンドで大きく利幅を取りたいと考えている人たちは、
初動もしくは、安定期の初期〜中盤で、エントリーを仕掛けていかなければならない。
当然この段階では、チャートからトレンドとは認識できず、これからトレンドになるかはまだわからない状態である。
もっというと、ほとんどの”将来のトレンド候補”は初速で失墜し、ダマシで終わる。
トレンドを使って大きな利幅を取るためには、トレンドがトレンドだと認識できる前に安定期に入りやすいトレンドである見極める能力が必須となる。
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■安定期に入りやすいトレンドの特徴
伸びるトレンドの特徴は無数にあるが、その中でもトレードに即活用できる簡単な2つとして
「流動性が高い時期、時間帯に形成されたトレンドであること」「初動が早いこと」が挙げられる。
▶︎特徴①:流動性が高い時期、時間帯に形成されている
終わりやすいトレンドが作られやすい時期と時間帯は、明確に決まっている。
- 時期で言うと、8月中ば(夏枯れ期)、12月中旬〜年明け、アメリカの祝日
- 時間帯でいうと、6時〜9時、12時〜15時(クロス円の場合、通貨ペアによって異なる)
以上の時期と時間帯は、流動性が低いために、不規則もしくは一過性のブレイクアウトが作られやすい。
簡単に言うと、ダマシのトレンドが多く出現しやすいのだ。
理由としては、流動性が無い相場で作られたトレンドというのは、マーケットの総意を反映しておらず、偏ったポジションになっていて、出来高が増えるタイミング(例:市場が開場する時間)などで大きな戻りを得やすい。
▶︎特徴②:初動が勢いがあり、安定していること
初動の勢いが強いほど、トレンドの勢いを本格化させるだけの新規ポジションが入っているため、安定期に入る可能性が高い。
ただ初速が勢いがあり、安定している相場と言うのは、明確にブレイクアウトとは違うことに気をつける必要がある。
ブレイクアウトというのは、主に損切りによって作りだらせる値動き(既存買いポジの損切り=売り/既存売りポジの損切り=買い)であり、損切りによって作り出される値動きは上限がある。
上限があるのは、極端な話、今損を抱えている人が全員損切りをしたらそれ以上伸びないからだ。
ブレイクアウトをトレンドの初速として勘違いして乗っかると、途中で燃料切れになったタイミングで捲られ、うまくいかない。
反対に、初動が安定して強い相場というのは、”これから上昇するという期待を込めてエントリーした層がマーケットが動かしていること”を表す。
”ブレイクアウト”と勢いがあり、”安定している相場が多い相場”はどうやって見分ける方法は以下の通り。
- 大陽線・大陰線のような急騰急落が発生していたら、ブレイクアウトと判断する
- 長いヒゲ/途中トレンド方向に対して反対ローソク足がありながらも、連続して陽線、陰線がついている値動きがみれたら判断する
今日はここまで
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