アコギのブリッジ削り。2本分! | Naka** 趣味のBlog

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きっかけは激安弦からです😅

 

ジャンクなギターをメンテして、様子見の目的で激安の弦を使わせてもらってるんですが…

 

音屋さんブランド「PLAY TECH」この弦を初めてサスティナー付きギターで試し中で。

特に問題なく響いてくれてますね~!

しかも1セット240円(税込)これは凄いですね。(総額2,000円にならないと送料がかかるので調整目的もあります・笑)

オマケにピック1枚付いてきます。

このピック、とても薄くてエレキにはちょっと😅

もしかしてアコギにいいんじゃない?と思ったら意外といい感じでして。

 

 

実は、使ってないアコギがありまして。

 

自分が高校生の頃に親戚(親父の従弟)がくれたフォークギターなんですが、

寺田楽器製のブランド、「thumb(サム)」F-100というやつです。

 

親戚が「オレにはギター無理だからあげる」ってくれたギターなんですが、自分もこれは弾けないな~という印象(当時はギターのコンディションなんてわかっていなかった)でした。

 

で自分がギター再開してメンテするも、どうにもならない(ネックの順反りはロッド一杯に締めても不可、でお約束の元起き・苦笑)

 

でも、PLAYTECHのピックで鳴らしたら、なんかいい感じの音…😅

というか、手持ちのヤマハFG-151よりも全然いい音😲

 

こんな事があっていいものかと(笑)

まあいろいろ原因を探って、結局はボディー浮きに伴いブリッジが高くなっている

 

つまりは、

サドルを削ったはいいけど弦からしてみたら低くてサドルにテンションがかかっていない

そういう状態だという結論に。

 

で、寺田サムも以前こんな小細工をしていまして(笑)

 

 

彫刻刀で弦が通る溝を加工していました(大笑)

これ、自分がやったんです。6~7年前の事です。

BOSSやESP弦のステッカーも、自分が十代の頃に貼ったもの(笑)

 

そういう事なのでヤマハのアコギを直す練習台になってもらいました。

 

何をするかって…

 

ブリッジを削っちゃいます!

 

ホビー用のかんなを購入しまして😅

 

 

おお!削れます!

 

 

古い入門用グレードのギターですが、ブリッジに使われてる木材はしっかりローズウッドかと思われます。

 

削って、ペーパーで表面を慣らして…

 

なんか、バニラのような甘い香りがしました。

そういえば、ギブソンのギターを新品で買った時の香りと同じような?感覚でした。

 

 

ちょっと表面が平たくなってしまいましたが、まずまずの仕上がりになったかな、と。

(6弦のピンがちょっと浮いてますけど、まあいいか😅)

弦も張り替えてあげるついでに、ネックの順反りは専用のワッシャーを噛ましてあげたらいい感じになりました。(画像ナシ:撮り忘れ)

 

音については文末のほうで。

 

 

で、ヤマハFG-151のほうに着手します!

 

ナットもサドルも削り過ぎた感があったので、牛骨のモノを買いました。

失敗する事も見越して2セット分。

 

 

では、いよいよ。

寺田サムのほうが平坦に削ってしまったので、こっちは慎重に。

マスキング&養生までしてます(笑)

 

 

同じ種類の木材かと思います。

 

 

何とか表面の丸みも再現した形状に削り、そして弦がサドルへ適度なテンションがかかるように溝も彫りました。

表面はオレンジオイルで仕上げています。

 

で、ビフォーアフター。

 

最初に自分がやった作業。

こんなじゃ、弦にテンションが掛からず、いい響きなんてする筈もない😂

 

今回作業した後。

これでも怪しい感じですが、なんとかギリギリのところです。

 

あと、ナット。

この作業も厄介でした。

 

同じかと思ったのですがサイズが合わず、弦ピッチがやや狭くなりました。

けど許容範囲内かな・笑

 

何より、ヘッド側にも厚みがあって、装着した後にロッドカバーが収まらない事が発覚あせる

 

牛骨、固くてこんなの加工できないやと思いましたが、強引にドリルで削りまして。

もう仕上がりはどうでもよくなりましたが、何とかロッドカバーも装着できました。

 

 

で、音のほうはと言うと、全く別モノと思える程に響きは変わりました。😁

 

あとは微調整ですが、

寺田サムF-100は1弦2フレットに、

ヤマハF-151は6弦7フレットにビビリが生じたのでフレットの摺り合わせをしました。

こういう部分に気付くようになったので、かなりいい方向にきたのかな、と。

 

 

こういった事情もあって、今までアコースティックギターは取り敢えずあるけど、進んで弾こうという気にならず、それも自分の知識不足からそういう存在にしてしまってました。

 

今回の作業を終えて、アコースティックギターってこんなにも繊細でいい響きなのかと初めて思いました。

2本とも、長時間弾いていても疲れず、何を弾けるという訳でもなく、ただコードを適当に鳴らすだけで、その音に癒されるようになってしまいました😊

 

こんなにもアコギの音が自分で弾いてて心地よいと思った事は今までなかったと思えるくらい、先週に作業してからエレキは殆ど弾かずこの連休もアコギばかり弾いてました。

 

かなりグタグタと綴った長文になり、画像も多く見づらいかとは思いますが、いい加減な動画も撮りました。

あ、ところどころビビリ音らしき感じがありますが、ギター本体のコンディションによるものではなく、自分のオープンコードの押さえがなってないからです(^ ^;)

 



 

※動画が途中で切れてしまうのでただ今修正中です。。。

Google Driveに保存したものを再度貼りました。

 

 

寺田楽器のthumb F-100は製造番号とネット情報で1972年製だと思われます。

フォークタイプのボディー形状から出てくるサウンドは、中音域がハッキリしていて音の反応も良く、どちらかと言うとフィンガーピッキングに向いているのかな、と。

 

ヤマハのFG-151は1976年製。

ウエスタンタイプのボディで深みのある響きが心地よいです。

こっちはコードストロークでガンガン弾くほうが良いのでしょうか、でも音も大きいです(^ ^;)

 

ともに国産のビギナー向けですが、経年からしてビンテージと言えるモノかと勝手に思っては満足しています。

これらのギターに見合うような腕を身につけたいです。