京都 / 両足院で半夏生を愛でる | Les Essais~旅日記~

Les Essais~旅日記~

ようこそおいでくださいまし。アラフォー男子の旅行系ブログです。年に一度の海外旅行を目指して。

そろそろ梅雨入りの時季。しかし、梅雨入り前の京都は快晴であった。天気予報によると、その日の京都市内の最高気温は32度で、最低気温は20度とのこと。はやばやと真夏日。

 

梅雨の時期のお花と言えば、なんと言ってもまずは紫陽花を思い浮かべる。色取り取りの、大きなお花が沢山咲き誇る姿は、まさに梅雨時の王様。そんな、梅雨時のお花として、もう一つ、半夏生があるそうだ。

半夏生とは、花の時期になると、花の近くの葉が白くなる、変わった植物で、名前の由来は、7月2日頃より5日間を“半夏生”と呼び、この頃に花を付けるからと言う説と、花に近い葉が白くなるから、“半化粧”という説があるようだ。

 

その半夏生が綺麗に観れるという京都の両足院を訪れてみた。両足院は建仁寺の塔頭のひとつ。塔頭(たっちゅう)とは、禅宗寺院で、祖師や高僧の死後その弟子が師の徳を慕い、大寺に寄り添って建てた小院とのことです。

こちらの池泉廻遊式庭園の池辺を彩る白い半夏生(ハンゲショウ)が見頃を迎えるこの時期、通常非公開の両足院が特別公開される。事前予約制で、各回15名だけで、特別な空間を静かにたのしめる。

 

ちょうど見頃を迎えた半夏生は、凛として涼やかに、可憐な姿を見せてくれた。書院のなかから、ゆっくり愛でるもよし、庭園を歩きながら愛でるもよし。抹茶を頂きながら、茶室から楽しむということもできる。

 

真夏日の暑さを忘れ、青い空と鮮やかな緑の間に、季節外れの雪のような、涼やかな気配を感じた。

 

よろしければ動画も作っておりますので、ご覧ください↓