流れの早い川を渡ってゆくように | 人形姫の視る夢は・・・

人形姫の視る夢は・・・

着せ替え人形コレクターかりんの日々の記録です。

職場で、昼当番がある時は、

一人外で食べる楽しみが増えた。

 

以前の場所では昼当番後に、一人、事務所裏のスペースで買ってきたものを食べる

というのがほとんどだったけれど、

異動した場所では、そのスペースすらない。

一度無理やり倉庫の隅で食べていたら案外忙しく人が通り、

他にお弁当を食べようとしてきた人と、

お弁当を持ってうろうろするという憂き目にあったので、以来、

他の人たちを同じように昼当番の日は一人外食を楽しむ日、と決めて

外に出ることにしている。

そうしたらそれはそれで楽しいのねー。

ウニとイクラの冷製パスタ、美味でした。

ワインを飲めなかったことだけが残念。

流石にまだ職務中だからアルコールは飲めなかったわ。。。

でも私、一杯くらいじゃ酔わないし、

顔にも出ないんだけどなあ、と思いつつ。

自制できた私は偉い子!

 

 

これは8日前の写真。

朝、オットの実家へと1時間半ほどのドライブを始める途中。

雨の多い日々だったけれど、この日は晴れて光もとても美しかった。

日の光・・・それがこんなに綺麗な光の玉にあふれているなど、

昔は知らず、わからないでいたこと。

カメラのレンズ越しにもこれが視られて、とても幸せ。

 

この日は富士山も非常に綺麗で、鮮明だった。

 

当然ながら海も青く美しい。

義父の住う施設正面から見えるこの一瞬だけでも、

その美しさに心が引き込まれてゆく。

 

オットの実家を建て替える、

その前提での家の片付け。

業者の方にお願いするけど、やはり色々見極めたいと、

施設に義父を迎えに行って、一緒に戻って、あれやこれや。

「この家、壊しちゃうのかあ」

とぽつり呟く義父の言葉に胸が痛むも、

「そう・・・寂しいですよね・・・」

というと、逆に今度は義父が、

「でもまた良い家が建って新しくなって、

あんたも〇〇(オット)も、

Eちゃん(ムスメ)もMくん(ムスコ)も住むんだろ。

新しくなってご先祖様も喜ぶなあ」

と慰めてくださる。

本当に優しい方なのだ。

はい、5、6年は週末だけとか、長いおやすみだけですけど、

そのうち全部こちらに住まいを移しますと話すと喜んでくださる。

お仏壇や神棚を整理し、綺麗に掃除すると、

中から思いもかけない小さなご位牌が二つ。

大正末期と昭和初期の日付が入って、とても素敵で愛らしい戒名が記されている。

もう義父も知らないご先祖様方の、それでも大切に守られてきた記憶の一つ。

長く続いてきた中で、どれほど多くの死が、そして誕生があったのかと、

改めて過去から今に繋がる方たちのことを思う。

うちとは違う名前のお位牌もあって、

それはオットの亡き祖母の実家のものらしい。

どれも蔑ろにせず、今後も大切にお守りしていこうねとオットと話す。

100年以上前からの部分という仏間には他にも、

かなり古い和ダンスがあり、中から不思議に古い着物がたくさん。

とても小さく感じられたがきっと成人女性のもの。

それだけ昔の方たちは小柄でいらしたのだろう。

シルバー世代になってゆくこれからの私たち夫婦の終の住処として、

子らにもまた正しく、受け継いで行ってほしいため、

家を建て替えるという大決断をした時からもちろん覚悟はしていたが、

今年は本当に大きな振り返りとけじめをつけていくような年となってきた。

 

こちらの住まいも引き払い、でも当分まだ勤務を続けていくために、

コンパクトなマンションへと住まいを移す。

田舎の本宅に半分荷物を置くから、こちらも広さは半分でいいはずと選んだ住まいは

本当なら夫婦二人とよくて幼児一人が住むくらいの小ささ。

なんなら、昔、私たち夫婦だけでこの倍の平米数のところに住んでいたよね、

と笑ってしまうけれど、

急行も止まる駅から徒歩2分、最上階の角部屋という好立地で

奇跡的な物件だったのだ。

 

つまり我が家は今年、2回も引越し的なことをするわけである。

私も辞めるつもりの職場を継続(だってお金かかるしさ)異動もしたので

まだ落ち着かず。

でも元から歩いて15分だった職場が今度は歩いて5分になるので、

そういう意味では楽になる。

 

ミニマリストにはなれないし、なるつもりもない、

でも本当はならなきゃいけないんだろうなとずっと思っていたのが、

強制執行がかかり、ミニマム暮らしをすることになった。

それに向けての準備がこれから本気で始まるので、

今年残り8ヶ月はあっという間に終わってゆくに違いない。

しかもそれは平和ではなく、

激しく流れ去ってゆく、

まさに激流を船で渡っていくようなものになるであろうことは必至のようだ。

 

そんな最中に母の日。

素敵なプレゼントをもらいましたよ(また後日アップします)

 

 

自分でも気になっていたファンデーションを買ってみました。

美肌に見えます。

パフがハート型で可愛い。

仕事は忙しいと帰ってすぐ1日が終わって楽なのだけれど、

月間カレンダーを作って、やるべき仕事をはめ込んで行ったら

なんと私の仕事多忙日は最初と最後の1週間ずつで真ん中の2週間はなにもない。。。

そうしたら周囲の人もそうそう、だからその2週間はボーッとすごしてるよ、と。

ええええ。

まあ、それでお給料もらえるんだったらいいのか。。。

でも眠くなって辛〜い。

 

そして今週水曜日もまたオットの実家へ。

この日は白龍様だし。

富士山はやっぱり綺麗で、

 

空も雲も、

太陽も、

海も全てが眩しく、美しかった。

 

いや、本当にオットの実家、すごくいい場所。

(何もないわよ、本当に大丈夫!?と役場の人には言われたけれど)

 

施設住まいの義父も地元なので、

お部屋に入る前の廊下からもこんなに海と空が見え、

お部屋に入ってもこんなに海と空が見えるという。

実に、周囲を海に囲まれた素晴らしい立地。

建物は元・ホテルだったものだし、

だからとても良い感じなのだ。

オットの実家で過ごしていよいよ高齢になったら、

私もこの施設に入りたいなと思ってしまう。

 

実家の片付けは大変、それをすると自分も荷物を減らして生きようと強く思う。

そういう人は多いだろう。

そうして現在、二拠点生活もしている人は少なくない。

家を二つ持つのは大変だ。

新たに買わなくてはならないものを最小限度に食い止めるため、

日々、夫婦で知恵を絞っている。

何より時間が本気で足りない気がするのだけれども、

焦らず、健康第一に、一つ一つの問題全てをクリアにできると信じながら、

この激流を小さな船で漕ぎ渡ってゆきたい。

この先にきっと平和な、サボれる日々があるはずからと自分を鼓舞して。

 

少し先の未来でサボりたいから今、頑張る。

この精神はどこまでも続くようだ。