常磐線の旅その2~湯本温泉ゆけむり~ | 上京パンダ

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東京四年目のパンダ。

常磐線の旅二日目。
朝からあいにくの雨降り。しかもどしゃぶりで、漫画喫茶を出て雨宿りしつつ歩いていきコンビニで傘を買う。雨の中いわき市内のほうへと戻っていく。早朝は人も少なく昨日のにぎやかさがうそのよう。
駅近くの飲み屋街もひっそりと静かで雨音だけが響いている。
楽しかったいわき市に別れを告げて常磐線を折り返し二駅目の湯本駅へと向かう。



湯本といえば名前の通り温泉が有名なので、朝風呂に入るために寄ってみた。フラガールも有名らしく、駅の表示も「湯本駅(フラガールと湯けむりの街)」となっている。

ホームを降りると和風な感じが漂う駅舎が目に入る。改札の横にはなんと早くも足湯があり、壁には鶴の絵が描かれている。その昔鶴がその湯で傷をいやしたという伝説があるそうな。
駅を出て温泉街を歩いてみる。すでに雨はやんでいて朝からすでに暑い。マップを見ると結構広い範囲に温泉街が広がっている。目指すは朝からやっている公衆浴場。

通り沿いには多くの旅館が建ち並ぶ。古めかしい建物も多く、老舗の温泉街のレトロな風情を感じながらうろうろするノスタルジックパンダ。


公衆浴場に到着。大きな武家屋敷みたいななんだか素敵な外観。地元の人だろうか朝からぼちぼちお客さんがいる。温泉につかり昨日一日の疲れを癒す。普段シャワーしか使わないから温泉につかるのは至福のひととき。少し熱めのお湯にのぼせつつゆっくり過ごす
お風呂から出て再び湯本の街を歩いてみる。大通り沿いにまた足湯を発見。鶴の足湯。その横にはペット用の小さな足湯もあって、小型犬だと普通の風呂だなとか思ったり。




温泉神社なる神社を見つけ寄ってみる。急な石段を上っていくと、高台の上、木々に囲まれた静かな境内に入る。落ち着いた神社。旅の安全と温泉街の平穏を祈念。背景の緑に溶け込むように体中にこけが生えた狛犬。穏やかな顔と苔むした姿が素敵だ。神社をあとにして駅の方へと戻っていく。




駅前の通りにはなぜかいろんな人の像が並んでいる。ベンチに座るフラガールらしき女の人。隣のベンチには猫の像があって距離をとるようにして座っている。駅前には笛を吹く人の像が。いすに座って吹くおじさんの背中と椅子の間にゾウのぬいぐるみがはさまってた。





再び電車に乗って常磐線を南へ戻る。午前の人の少ない車内。車窓に映るのどかな景色を眺めながら浅い眠りにつく。
電車は最後の目的地水戸を目指しカタコト進む・・・

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