とある日曜日、やっぱり昼過ぎに起きたのでいつもより近くを散歩。大都市東京の中心部。日本の交通の心臓部である日本橋周辺をぶらり都市散歩。
地下鉄に乗り大手町駅で下車。地上に出るとそこは東京を代表するオフィス街。高く大きなビルが田舎者パンダを見下ろす。
何度か来たことのある大手町。いつも気になる大きな赤いオブジェ。ビルの前の広場に赤い筒状のものがいくつも固まったような不思議なオブジェ。赤いマカロニオブジェ。
大手町から東の方へ向かう。しばらく歩くと首都高の高架と外堀と橋が複雑に立体交差するポイントに着く。外堀通の南北にかかる一石橋のそばに迷子しらせ石標なるものがある。
江戸の街の迷子をみんなで預かって親を探したらしい。
日銀通を進んでいくと日本銀行本店が見えてきた。西洋風の歴史ある感じのきれいな外観。細かい装飾もあってさすが日本銀行。向かいの建物もどこかの神殿みたいな柱が並ぶ立派ないでたち。
突如横道に人だかりが。見ると横道に出店がたくさん並んでいて、たくさんの人でにぎわっている。
なんかのお祭りだと思って入っていくとすぐの神社の境内に並ぶたくさんの赤提灯が目に入ってくる。椙森神社のお祭りらしい。参拝客も多すぎてご挨拶だけしてそそくさと人ごみを抜ける。
人形町通を渡って御幸通を東へ進む。一気に人では減ってやや静かなオフィスや問屋の立ち並ぶ街に入る。通りを歩いていると道沿いのとあるビルの前になぜかかなり大きないのししの像が置かれていた。説明をみると幸運を招くらしい。都会の真ん中でいのししにであったパンダ。
そのまま通りをずーっと歩いていくとついに隅田川に到達！河の両岸は広めの歩道になっていて散歩やランニングする人がそこそこいる。都会の夕暮れの風が心地よい。隅田川の夕べにスカイツリーが赤く染まる。ぼちぼち帰ろうか。
隅田川を背にして小伝馬町のほうへもどっていく。大通りの一本裏の細い路地にふと入っていくと一匹のねこさんに遭遇。外に置かれたテーブルの下でご飯中。飼い主がいるようす。全身ほぼ白色だけど額のあたりに茶色と黒色の混じったほぼ白三毛猫さん。ご飯を邪魔するパンダの視線に気づいて警戒するねこ。
怪しいものじゃないよ。ご飯を食べ終えて警戒しつつ見送ってくれた。さよなら都会派ねこさん。
再びにぎやかなお祭りのほうへ寄ってみる。椙森神社にもう一度寄って今度はお参り。境内にたくさん掲げられた提灯が煌々とあたりを照らして神々しい雰囲気を醸し出す。
外の出店にはまだまだたくさんのお客さんがいて明かりが輝いて夜の祭りを盛り上げる。
結構な規模で出店が出ていてたくさんの人でぎゅうぎゅう状態。電光掲示板も掲げられていてすごい力のいれよう。やたら漬物の出店が多いなと思っていると、ちらしにべったら市の文字が。このへんの名物なのかな？焼きそばとかクレープをはさんでべったら漬けの出店がどんどん登場。
べったら地獄を抜けて小伝馬町駅へと向かう。
大都会東京の中心部でべったら祭りとねこに出会った都会散歩。都会の真ん中にも面白いものがあるもんだな。
上京パンダ