猿江・東陽町散歩 | 上京パンダ

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東京四年目のパンダ。

12月まんなか、冬が始まり寒さもきびしくなってきたころ。
いつも通り昼過ぎまで死んだように寝ていた日曜日、ふらふらと起床しだらだらとプロレス観ながら身支度。どこに出かけようかと地図を見ながら寒いので布団でごろごろ。
JRで錦糸町駅まで。錦糸町は何度も来たことのある街。駅前はかなり栄えていて商業施設やビルも多く、飲み屋さんもたくさんある繁華街が広がっている。

南口からゆらりと南下。パチンコや競馬施設があっておじさんがたくさんうごめいている。そこを過ぎると歓楽街がしばらく続く。




高速の高架を抜けると毛利地区に入る。こちらは一転して住宅が多くなり学校や病院、公園が多い。
四ツ目通から横道に入って猿江恩賜公園に入ってみる。広い公園で広めの芝生や池、野球場なんかもあって江東区民の憩いの場になっている。寒空のした親子連れからお年寄りまで結構人がいた。
ぐるりと公園をまわってみる。イチョウの木がところどころで黄色い葉を散らす。冬が始まるよ。
新大橋通を渡った先にも公園の敷地があって、野球グラウンドでは少年野球の元気な声が聞こえる。
野球場の裏からは木々の茂った歩道と池があって、水鳥がたくさん優雅に浮かんでいる。水冷たくないのかなー。



水鳥さんに別れを告げて猿江地区をぶらぶら。ちいさな神社を見つけて寄ってみる。
猿江神社。境内の大きなイチョウの木がきれい。シーサーみたいな毛の巻き巻きした感じの狛犬さんがおでむかえ。散歩の安全をお願いする。
小名木川のほうへ歩いていく。白い鉄橋、小松橋を渡る。このあたりは運河がたくさん走っていて小名木川にも多くの橋が架かっている。小松橋の途中にはらんかんに船や建物の描かれたモチーフが組み込まれている。昔の風景だろうか?
橋を通る道沿いの歩道に不思議な絵がいくつも描かれていた。石器時代の洞窟の壁画みたいな何かの動物らしき絵。うろうろしてから小名木川沿いに東へ歩いてみる。





穏やかに流れる小名木川沿いは遊歩道になっていて冬の冷たい風が吹く中ランニングしたり散歩したりする人もちらほら。川沿いには大きなマンションがいくつも建っている。やや新しい感じの街。

川沿いの柵の上に二羽の鳥がとまっていた。白い小さめの鳥さんとその横に黒っぽい大きな鳥さんが仲良く並んで佇んでいた。親子だろうか。二羽とも穏やかな水面を眺めて魚を探している様子。
近づいてもじっとしているので写真を撮りつつ観察。足むっちゃ細い。
歩道を進むと向こうに懐かしのクローバー橋が見えてきた。クローバー橋は小名木川と横十間川の二つの運河が交差する地点の上に斜めに十字にかかった橋で、ドラマの撮影とかでも使われたらしい結構有名な橋。東京に来て最初のころに来た。懐かしいな。
橋の上からは小さくスカイツリーが見える。運河で隔てられた四つの陸地を結ぶ重要な橋。買い物や仕事帰りの人や自転車が通る。少し暗くなってきたので急ぎ足で南へ向かう。





貨物専用線の高架をくぐりアリオ北砂でドーナツを買って小腹を満たしつつ薄暗い北砂の街を歩く。横十間川から離れて四つ目通に戻り道沿いに南下。裏通りは住宅も多く薄暗いけど大通り沿いはお店も多くにぎやか。クリスマスモードに突入した街はイルミネーションに彩られてきらめいている。世間の喧騒を遮断するかのようにスマホでラジオを聴きながらてくてく。

暗闇に浮かぶ江東区役所の前を通る。結構シンプルな外観で落ち着いてるな。
さらに南下して東陽町へと向かう。




地下鉄東西線・東陽町駅の近くまできたところで空から何か降ってきた。白い発泡スチロールの粉みたいなのがふわーっと降ってきてなんやろかと思っていたらどんどん降り方が激しくなってきた!雪じゃなくてちょっと粒の大きなあられが降ってきた。駅周辺を少しふらつくも、あられも冷たい風も強くなってきて寒さに耐え切れず地下鉄に逃げ込む。冬が始まるよ。
地下鉄で帰路に就く。帰りに近所の小学校で選挙の投票にいく。寒い中係りの人ご苦労様です。




運河の街をふらふら歩いた小一時間。運河と暮らす街には面白いものが結構あって楽しかった。あられに打たれて寒かったけどリフレッシュできた猿江・東陽町散歩でした。


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