7月最終週…
いよいよ本手術の為に入院するのだが…
前回、入れたステントで炎症を起こしており、白血球他の数値が、依然高いままなのだ。
このままでは本手術に進めないと、7月25日から最強抗生物質を飲み続けて下痢気味での入院となってしまった!?
最強抗生物質のお陰で、白血球の数値は安定し入院初日の検査で手術Go!サインが発令された。
もう、逃げられない…!?
入院初日は手術の準備のスケジュールを粛々とこなして行く。
下痢気味なのに下剤まで飲んで、腹の中身を空にする〜!(笑)
21時以降は、アルジネードウォーターだけとなる。
手術翌日の朝食までは飲まず食わずになるからな…
体重は既に9kg落ちているからな〜
このままではスリム・Jokerになってしまうぞぉ?(笑)
さて、手術当日だ!(逃げ出したい)
手術前に点滴をされるのだが…
Jokerのステルス血管は、採血でさえ難しいのに点滴となると更に難易度が上がるのだ!?
案の定、左腕/右腕共に穴だらけにされる〜
最終的には左手の甲に刺されて痛いったりゃありゃしない。
Jokerにとって、点滴は天敵なのである!
待てど暮らせど呼ばれない。
この待つ時間は最悪の気分である。
気分を最悪にさせるもう一つの要因は…
この加圧ハイソックスにある。
メディキュットの高圧版?
脚が締め付けられて痒くなるのだ…
そして、そして…
このハイソックスに下半身全露出で手術に挑むというね〜
まさに変態仮面さながらのコスチュームと言えよう!?(笑)
12:00開始の予定だった手術は、結局17:30にお呼びが掛かった。
「ナイター設備はあるのかい?」
と、軽口を叩いてみるが…
「手術室は明るいので大丈夫です」
ええ、ええ、そうでしょうとも。
Jokerが求めていた答えはそうではないのだ!
手術室に入ると…
大勢の医師が待っていた。
手術台の上に仰向けに寝かされ、YBR125のヘッドライトの様な無影灯を見上げる。
マスクを装着され、深呼吸する様に促される。
数分深呼吸を続けたが…
一向に意識が飛ばないぞぉ〜!?
時折、目を開けると、無影灯が見える。
本当に麻酔、掛かるのか?
「Jokerさん」
呼ばれて目を開けると、相変わらずの無影灯。
「終りましたよ!」
身体にはダメージがある…
いったい、いつ攻撃を受けたのだっ!?
恐ろしいスタンドだ!?(笑)
さて…
部屋に戻ってから地獄が始まる。
結論から言うと、一睡もできなかった…
おティ厶ポからは、排尿チューブ、
酸素マスクに点滴と、チューブだらけになっている。
特に辛かったのは排尿チューブだっ!
開腹手術等での排尿チューブとは異なり、
手術でダメージを負った部位に排尿チューブなので、痛いのだぁ〜!!
女子には分からないと思うが…
男子は放尿中でも意図的に放尿を止める事が出来るんだぞぉ〜!?
その、放尿を止める筋肉よりも奥まで排尿チューブ(鉛筆よりもちょっと細い)が挿されており…
常に極限までオシッコを我慢している感覚が続くのである〜!
(尿はその感覚とは別に勝手に排出されているのだが…)
ベッドに身体は固定されているのだが…
気分だけは、高速道路で次のサービスエリアまで満タンの尿意を我慢して、人間の尊厳を掛けてモトグッツィで全力疾走しているのだ!
…そして、この感覚が排尿チューブを抜くまでの15時間以上、耐え続けなければならないのである!
さらに、さらに…
尿道にダメージがあるので、排尿チューブが少しでも動くと、激痛が走る為、身体を動かすことも出来やしないのだ〜
これで、眠れる奴はグレートだぜぇ!?(笑)
両脚ふくらはぎ部分は加圧ソックスの上から、エアマッサージが取り付けられ、左右交互に締め上げられる。
まるで、墓場から出て来たゾンビに脚を捕まれる感覚が一晩中続くのだ…
翌朝、AM6:00から看護師に排尿チューブを外して欲しいと懇願するが…
ドクターからの許可が無いと外せないの一点張り。
そして、ドクターが出勤してくるのはAM8:30との事…
結局、AM8:30まで待たされ、尿道地獄から開放されたぞぉ〜(笑)
抜くときも超痛くて、声を出してしまった事はナイショだっ!(笑)
ついでに足のチューブも外して貰い、昨夜眠れなかった事もあり、ようやくグッスリと眠る事が出来たのだった〜
まぁ、何にせよ手術は大成功であった。
麻酔から覚めて夢うつつの時に、4つに破砕されたアクシズの様な結石を見せられたが…
回収されてしまった。
今回の顛末としては…
1.人生最大の腹痛と吐気で救急搬送
2.尿管結石と診断され転院
3.結石が尿管を塞いでしまい腎不全
4.腎機能を改善する為に尿管ステントを設置し、結石を腎臓に押し戻す
5.尿管ステントによる炎症で入院
6.炎症が治まった所で尿管結石除去
(今、ココ)
7.ステント除去
…となる。
最後のステント除去は局部麻酔と聞いているので、最後の最後に恐ろしい手術が待っているのである〜