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菱池01
見上峠を越えて、大菱池町へやってきました。
途中で車を停めて、集落までの道を歩いて登って。集落に入る前に、畑で大根を収穫してた老夫婦に出会いましたが、この大菱池町は家屋はこうやって何軒か残ってますが、金沢市の集計では残存世帯0となってるハズです。

間もなく、積雪になってきたら今や住まうに大変な山深いとこです。思うに、田畑の世話には滞在しにきても、一年通して住むこと能わず、になってるんじゃないでしょうか。

そんなところへ何しに来たかというと、
菱池02
この集落にも、神社があったわけです。ところが、そういった残存世帯がない山村で、どうして村の鎮守を維持できましょうや?
現に、森下川上流の奥新保町では、鎮守の八幡宮はほぼ手入れされず、石段も崩れてて草ぼうぼうで進入できませんでした。

そしてここ大菱池町はどうかというと、日吉神社がこの位置にあるばすが・・・、なんか「きぼうの里」ってカンバン出てますねぇ。
周辺もくまなく探してみましたが、跡形もなくなってしまってるようです。

菱池04
ザンネン。そんならあの老夫婦に尋ねてみればよかった・・。

3軒ほどになった家屋の周辺も覗いてみたし、さらに奥の道を登ってもダメでした。
それでその道の行き着いた先は・・・、なんと開けた尾根に田圃が広がっていました。
菱池03 
標高は400m以上あるし、このあたりなら金沢市内の田圃の最高地点でしょうか。
真南には大門山の美しい三角形の姿も。
なんでこんな山の上に、ってギモンにも思いましたが、
菱池07 
これは見上峠そばの田圃ですが、大菱池町の田圃にも同じ表札がありました。
つまり石川県の米の種子生産ほ場、というわけのようです。
コシヒカリ、とありますが、たぶん都会の空気とかに汚染されない、標高の高い清々しいところで育ったコメを種子として翌年に利用する、という趣旨なんでしょうかねww

菱池06
そんな奥地(決して"人跡未踏"のような辺境なわけじゃないですけど)にもはるか昔から人の営みがあって、いやむしろ昔の方が人口が多かったわけですよね。それぞれの集落一つ一つが明治以前に"村"だったし、必ずと言っていいほど"村の鎮守"があったんですから。

この写真の中央の谷向こうにも、菱池小原町という集落があって、八幡神社があったはずですが、現状まだ未確認です。
このあたりには4つの集落があって、その一つ魚帰町に八幡神社が残存してるんですが、そこに集約されたか、ここの神社たちを管理してる宮司さんがいる寺町の諏訪神社に合祀されたか、どちらかだと思われます。
諏訪神社の宮司さんに訊くのが一番早いんですが、実地踏査をまずしないと気が済まないんで、この続きは来春以降ですね。。

菱池05
戻り道をよく見たら、しいたけのほだ木が竹やぶに並んでました。
もうすぐここも積雪に覆われます。もしかしたら今週末には・・・。 それでも昔の人は生活してたんだからスゴイことですよね。。

菱池08
フシギと言えば、やはり毎冬雪深くなる見上峠に、この金沢大神宮が例の香林坊から大手町経由で移転してきて、あまりに雪がすごくて社が維持できず廃宮にしたといいます。

だからこんなふうに屋根とか倒壊したまま放っぽかれているんですが、あのレトロな模型のように街の中心部で栄えていた金沢大神宮が、何故にこんな山奥に移されたのか、はなはだギモンです。
これも、金沢大神宮を管理していた、今は浅野川稲荷にいらっしゃる太田宮司に訊けばいいんですけど、もう少し自分なりに調べてからねww

白山01
今日から北陸は完全冬モード。外は冷たい風雨です。金曜には平野部でも積雪あるかも知れません。

今年の秋は10月はわりと晴天が多くてあちこち順調に廻れたんですが、11月には一気に北陸らしく荒天続き。晴れの日は5日間ほどしかありませんでした。残暑も長かったんで、秋はあっという間に過ぎ去った感じでしたね。

その貴重な晴れ間を縫って、少しばかりの自然?を巡ったのを。順不同ですが。
白山02
白山はとっくにその名のとおり白化粧してしまいました。
冬はこちらは湿度があるので、晴れてもすっきりと鮮やかにとはなかなかいきません。

手取川河口近くから河越しの絶景は撮影ポイントです。付近は上杉謙信と織田信長軍が戦った古戦場でもあります。
白山03 
北陸本線の手取川橋梁も鉄撮りの撮影ポイントでよく撮りましたが、ここんとこ橋梁補強工事と道路橋工事が長く続いてて、橋越しに白山を撮るポジションではちょっと趣きをそぎます。それでも鉄橋脇でなんとか白山を入れて撮りました。
白山04 
バラストの向こうの白山と、羽田から帰ってきたJAL1279便。

見上峠01
さて別の日には、金沢市内の見上峠に登ってきました。

ここは金沢城の石垣にも使われた戸室石を産出する戸室山のまだ奥、金沢市の最果てのひとつですが、何しに来たかというと、
見上峠02 
この林道「菱池広谷線」に入ってすぐにある金沢大神宮"跡"に行きたいがため、でしたが、あまりにブッシュ化が激しく、アプローチがわかりませんでした。上流側に平坦部があるように見えるんですが、草木が茂りすぎて進入できません。
見上峠03 
そこで先程の見上峠の白兀山登山道口から登ってみることに。
しかし数日来の雨でぬかるみと落ち葉で滑りやすく、しかも倒木で行く手が阻まれてます。登山の装備などしてないもので、まだ足元のいい鉄塔までの道の方を登ってみます。

見上峠04 
鉄塔のある、この丘のピークまで登って来ました。しかし大神宮のある方を覗いても、まだ草木がじゃまで見えませんね。
こりゃちょっと諦めて、もう少し装備してから春先の見通しがイイ時に出直します。

金沢中の神社をめぐろうと画策してるわけですが、まだいくつかナゾの残る社があるもので今年のうちの完結はできません。
けどまだ少しチャレンジをしていますんでつづきを次回に。

模型01
今日まで開催してた、金沢市の中心街のレトロな町並みを再現したイベントに行って来ました。

模型02 
昭和30年代の金沢市香林坊・片町界隈をジオラマで振り返る「よみがえった昭和の香林坊・片町-ジオラマで見る懐かしのまち、人-」(香林坊ルネッサンス実行委・北國新聞社主催)で、北國新聞会館交流ホールに巨大なジオラマ模型が持ち込まれていました。
模型04 
わ~、確かに懐かしいですね~。
昭和30年代はさすがに僕でももの心ついてないですが、昭和40年代の記憶でもそう変わってはいません。
今の香林坊アトリオの前はこんな感じで、北國銀行の入ってた魚半ビルや北国書林のあったこの交差点が一番のスポットでしたよ。あのころの独特の賑わいが蘇ったようですね。

模型03
1/100の精巧な木製の模型に仕上がってて、まるであの時の街中にタイムトリップしたようです。
人物や車とかも雰囲気出てて、当時の再現に一役買ってますね。惜しむらくは、路面電車の線路がありえないカーブを描いてるとこでしょうかww

模型05
片町の大和百貨店。僕もよく連れて行ってもらいました。
昔のデパートはどこの都市でもそうでしょうがやっぱり夢の国でしたよね。屋上で遊んでたのも懐かしい。
3時間ごとにその屋上から鳴り響いてた大音量のミュージックサイレンが僕の家までいつも届いてたのもいい思い出ですww
模型07
片町から香林坊への旧国道8号線。金沢一の繁華街ですよ。
こう道路に添って写真撮れるのもいいですね。

模型06 
そこを上空から空撮した昔の写真。建物は変わってしまっても、戦災の遭ってない金沢では道路はずっと変化ありませんよ。

模型09
香林坊の裏手、今は109とエクセル東急ホテルになってるところに、かつて映画館街がありました。鞍月用水の外側の映画館はわりと最近(と言っても20年くらい前)までありましたが、その内側のは僕も記憶ないですね。
そこには金沢大神宮もあったとなってますが、いまや大神宮自体片鱗もありません・・。

模型11
もうひとつ1/50のジオラマもあり、映画館街がカラーリングも鮮やかに再現。金沢大神宮も巨大に蘇ってます。
かなりの広場だったみたいで、市民の憩いの場なんでしょうね。

模型10 
1/50の香林坊表通り。右奥の魚半ビルは交差点に湾曲してて、金沢のランドマークのひとつでしたよ。今はアトリオのあるところです。
左側の北国書林ビルは、今は109。 路面電車は覚えてませんが、子供の頃はずっとこの風景だったのが今も目に焼き付いてますね。
模型12
大和百貨店も、特別に1/50で再現されました。

模型13
この模型はなんと、裏側に内部も精密に再現してました。
ちゃんと2階が天井低かったのとかそのままにww。これは今も現在のラブロ片町のビルに行けば確かめられますよ。

模型14 
売り場もちゃんと商品デイスプレイやお客さんもいて、スゴイですね~。。
こんな生き生きとしたの見るとものすごく懐かしさが蘇って来ました。

模型15 
その他当時の写真。よくもまぁ撮ってあったなぁと。
自動車の大渋滞の様は、今以上のスゴさがあったみたい。路面電車が廃止になるハズですわ。
映画の勢いも、今では想像つかないくらいのようですね。
模型16 
それと当時のお茶の間? の再現。
僕にはそんなに違和感なく、まぁ子供の頃ってどこもそうだったよね、てくらいww

他にも映画ポスターや広告パネル、昔のタバコや記念きっぷとかも展示してあって、レトロな昭和を精一杯醸し出してました。


展示は今日まででしたが、せっかく造ったこの巨大ジオラマ。金沢の4私大が合同で制作したようだけど、どこに永久保存してくれるんでしょうか。この後が気になりますね~。
カニ21
ここ金沢では日々寒くなって来ました。冬ももう間近。
そんな中週末珍しく小春日和になったのもあって、行って来ました「金沢港いきいき魚市」のカニまつり!!

カニ22
土日両日でカニ汁一杯100円で振舞われる、というんで朝から長蛇の列。
車も大渋滞で近寄れなかったんで途中で避難させてきて、販売開始の午前11時にはなんとか列に加われたんだけどすでに300mほども並んでて。

カニ23 
それでもどこかのアニメイベントと違ってww、30分もしないうちに頂けることができました。

一日1000杯の予定で、早くも残りの勘定をしなくちゃという大盛況でした。僕らではカニはまだ足りるけど汁を追加しなきゃかも、ということで、実際僕のしばらく後の人たちは炊き上がるのを待ってましたよ。
カニ24
漁協の人ら総出で大忙し。
金沢港で揚がったズワイガニのメス、香箱ガニを豪快に縦に半身。大釜で炊いた味噌汁にカニの出しがほどよく効いてました。

カニ25 
小さい甘エビも申し訳程度に入ってて、まぁ100円では具に文句は言えませんがwww
ほとんどだし汁を堪能するのがメイン。カニも小ぶりで歯で噛んでチューチューするのがせいぜいでしたよ。そりゃ美味しかったけどねwww。
カニ27
家族連れからお年寄りまで、みなさん年に一度の祭りのようで、楽しんでました。
地元2/3、観光客1/3ってとこでしょうか? 石川県ではこの時期、輪島や河北とかあちこちで同様のカニ祭りやってますよ。
カニ26
建物の奥では、セリが済んだ輪島丸の活〆天然ブリのトロ箱が山積み。
全国に向けて出荷されるんかな?

カニ34 
せっかくなんで「いきいき魚市」の中に入ってカニを見てきました。
やっぱ週末になると観光客とかでいっぱいになりますね。押すなヘスなの大混雑。

カニ28
今日はいつもよりさらに特価で出してるってことですが、はてさて・・。

カニ29 
オスのズワイガニです。福井の越前ガニや、山陰の松葉ガニと同じで、向こうは早いうちからブランド化に成功してたってわけで、我が石川も数年前からブランド名をつけました。
その名も「加能ガニ」・・・。
知りませんよね? まだ決めて日が浅いんで、知ってるのは石川県民くらい??
この青いタグが付いてるのが認定証です。
1パイ6500円ってどう? まぁ大きさから言ってそんなもんでしょうかね。
カニ30
こちらは香箱ガニ。
300円は安いんですが、やっぱ小さすぎかなぁ。それこそカニ汁の出しぐらいにしかなりませんよ。僕らには・・ww
真ん中の500円の右は1000円ですが、それくらいいかないと食べでがないです。
あっ、カニの値段は純粋に大きさです。その日獲れた漁獲によってとかでも相場は違いますが、僕ら地元は近江町市場も観光客価格になってたりしてあまり選びません。
カニ31
中にはまだ活きてるのも売ってます。自宅で茹でるのにこだわる人もいますしね。
めんどくさいし大鍋がないんでやったことはないですけどね。
この1700円を1500円にしたやつはさすがに立派です。香箱ガニでもしっかり食べごたえがありますよ!!
カニ33 
生け簀に入れたやつなんかも。子供も珍しそうに眺めてますね~。
カニ32 
こちらは天然ブリ、ですね。朝とれで13,000円はこの大きさならお買い得?
半身にして半分だけ売ってくれたりもしますから、そんなに負担にもなりませんよ。ぜひどうですか?!

この3連休は、昨日の段階で日曜昼前以降の金沢発特急列車がすべて予約満席でした。
観光客が、こぞってカニ食べにいらしてたに違いありませんwww
冬の味覚満載の北陸が皆さんを待っています☆☆
エヴァ01
エヴァの映画観ましたか?

僕は95年の時に未明から映画館の外で行列付いて待ってたクチで、地元雑誌に写真載ったくらい。
けど、僕の中ではあれで完結。「気持ち悪い・・・」がすべてですよwww

今回のシリーズ"序""破"とかは、録画したけど全く観てません。だから新しい世界観がどうなってるのか全然知らないよ。なぜ改めて造らなきゃいけないのかも・・・。

そのくせ、グッズは集めてるし貞本さんの単行本も買い続けてる・・。まぁ記念碑だしね。


さて、例によってローソンがまたまたエヴァフェアを始めました。
映画に合わせて今度はカレンダーなんだけど、以前のクリアファイルと同じ絵柄なんで、どうしようか、ってところ。
それより、先週から先行販売で店頭に並んでたレイのカップラーメン。
「にんにくラーメン チャーシュー入り」って云われたら、買わないわけにいかないじゃないwww

いつもはスーパーでフタケタ円のしか買わないから、198円は痛手だったんだけど、それにこいつは封を切るのか切らぬのか・・・(^^ゞ
しかも実はブログ用に合成して1つしか買ってないんですよ。それほど逼迫してるってこと??

なんかエヴァって庵野さんがキングの大月さんに企画持ってったときに、5年食わしてくれればいい、って云われたそうだけど、もうかれこれ20年に迫る勢いになるんだねぇ。いつまで続くんだろうねぇ。永遠かな? www

フォト01
今日はフォトマスター検定を受けに行ってました。
今年で10回目を数え、去年実績で5000人以上が受験する、写真愛好家や業界にかかわる人対象の民間認定試験。全国160箇所ほどが試験会場で、各都道府県庁所在地ごとにもあります。金沢はここ問屋町の金沢流通会館。

民間だしどうしようと思って今まで受けずになおざりにしてましたが、まぁうで試しと今回初めて受験。程度もわからなかったんで、とりあえず2級を選択。受験料もそう安くありませんでしたからね。

フォト02 
9月に申し込んでから気がついたんですが、なんと試験当日は簿記検定の日とバッティング。簿記の2級はやむなく受けないことにしました。まぁ勉強進んでなかったしね。

フォトマスターのほうは、テキストを買ってあったんだけどいつもの悪い癖で期日ギリギリまで深読みしてなくて、イザそれで2級の試験に臨んだら、いや~失敗しました。

ランクは1級・準1級・2級・3級 とあるんですが、正直申し訳ないですが、あまりにも簡単すぎました。確かによく見たら昨年も合格率70%超えで、これでは"箔"がつきませんね。思い切って1級受けとけばよかったですわ。 けど級が上がるごとに高くなる受験料に、もし落ちたらもったいない、と二の足を踏んでしまって・・。

写真とカメラの全般的な実用知識と撮影技法がテーマで、70%のウエイトが共通問題、フイルムカメラ・デジタルカメラ・フォトレタッチ、の各選択コースが残り30% 。
僕はフォトレタッチを選びました。

午前に準1級と3級、午後に1級と2級。午前はわかりませんが、金沢では午後は1級が3人、2級が18人のところ二人欠席で16人が受験。
若い方お歳召した方それぞれでしたけど、このステータスがどれほどの価値があるのか、僕にはまだつかめないもので、職場や趣味の中でみなさんもどのように生かされるのか気になるところですね。

結果発表は来月20日ころ。まぁ受かるとは思いますが、あまり自慢にもなりませんなぁ。
来年はどうしようか・・・。


太陽が丘02
ここのところずっと雨、しかも冷たい豪雨続きでなにもできない日々でしたが、金曜日は奇跡的に快晴。
んで夕方ちょっと出かけたところ、紅葉の見事さに思わず車を停めました。

太陽が丘04
ここは金沢市郊外の太陽が丘ニュータウンのエントランスにあたるメタセコイアの並木道。

あの「冬のソナタ」のシーンに似てるってことで、ときどき全国からおばさまたちも訪れたりされてます。
小雪が舞うころのあのシーンや、年末年始のイルミネーションの美しさでも多くの人を引き寄せています。

太陽が丘03 
この日でも僕以外に撮ってる人がいて、その後も次から次と車を停めて写メる人続出。地元ニュースにならないほうがフシギですわ。

太陽が丘05 

メタセコイアは尖った葉が化石で発見されるほど古くて特徴的。
まだちょっとまばらであと一週間がピークでしょうか。しかし天候がずっと悪いから青空バックのこんな鮮やかなシーンは今日限りかも知れませんね。
太陽が丘06 
ずっと400mも続く並木道。この先に造成された住宅地があるんですが、山の中腹で登ってくるのが大変で交通量もそこそこあるし、こんな素敵な空間があるとはいえ、僕は住みたいとは思いませんねww。

翌日の今日も外は大雨に逆戻り。明日はいよいよ雪にでもなるのかな?
かに21
ここのところ雷雨の嵐続きで、冬の寒さも急にやって来ました。

夏が長かったのもあって、秋らしい秋はあっと言う間だった気がします。こうも悪天の毎日だと、気温が一気に下がっていったのもあって、もうバイクで山間部めぐりはできませんね・・・。
あの山間部に今でも住んでらっしゃる方々にはオドロキます。現在は多少道路状況は良くなっているものの、雪が積もったら簡単には街まで出られませんよ。たぶんそれもあって、昭和末期からどんどん集落の人口は減って、現在金沢市域といえど廃村や1・2世帯残存、の集落も多いのです。
昔はもっと道路も細かったですし、徒歩基本だったでしょうから、集落で自給自足で成り立ってたんでしょうね。どんな小さい集落にも(明治以前はそれでひとつの"村"でした)必ず鎮守(神社)があったのも頷けます。神社めぐりで山を廻ってると、今更ながらに発見することが多いです。

さて、写真と違う話になってしまいましたが、そんな北陸にも冬の味覚到来です。
先日はズワイガニでしたが、今回はそのメスの香箱ガニ(コウバコガニ)。
オスに比べてかなり小さく甲羅は10cm強といったところですが、メスらしく"子"、しかも内子がウマイんです。
写真の赤い部分がそうで、なんともいえぬ甘みがあっておいしいですよ。
子供のころは、グロテスクで食べず嫌いだったんですが、大人になって贅沢?になりましたww。

香箱ガニは数百円から1000円前後。"足"も若干早いんで関東とかにはなかなか出回らないんじゃないのかな? お手軽だけど身の量はあまり期待できませんからね。僕らでは身なんかより内子とミソと白い内蔵?が楽しみですよ。
香箱ガニは資源保護のため漁期は1月10日までです。カニが店頭に並ぶと、北陸はもう冬の訪れが嫌でも迫ってくるのが身にしみます・・・。今日も寒かった~~ヽ(`Д´#)ノ

玉泉院丸102
この週末には、金沢城玉泉院丸の発掘調査説明会に行って来ました。
時折小雨の降るあいにくの空模様でしたが、数日前に報道向けに公開があって新聞にデカデカと紹介されてたんで、いつになく大挙250人もの人が見学に詰めかけました。

玉泉院丸103 

「玉泉院丸」とは、金沢城の西ノ丸にあたる郭で、藩政期には二代前田利長の正室、織田信長の娘"永"が利長逝去後「玉泉院」と名乗って金沢に戻り、隠居屋敷に住まったところ。
その後三代利常が池泉を伴う大規模な庭園を造営し、五代綱紀、十三代斉泰がそれぞれ手を加え、明治には陸軍の施設がおかれ、戦後には石川県の体育館が建設されました。

金沢大学の移転に伴い、国から石川県に金沢城の敷地が払い下げられると、藩政期の建造物が相次いで復元される中、この玉泉院丸も再来年度末に迫った北陸新幹線金沢延伸開業に間に合わせようと庭園の復元が企画されています。

玉泉院丸108 
そこで平成20年から5ヵ年にわたって発掘・遺構確認調査が進められ、大規模な池水の庭園に複雑で意匠に富んだ借景の石垣群の概要がほぼ明らかになっていきました。

しかしあまりにも大掛かりでとてつもない規模とその歴史的価値が当初から予想され、とても新幹線開業まで全面復元は間に合わない。そこで暫定整備という名のもとに、高石垣からの滝や池の主要部分などの発掘にとどめ、貴重な遺構は埋め戻し、その上部に当時を偲ぶ石垣の壁に囲まれた雄大な池水庭園を再現するという計画です。

玉泉院丸104 
この高石垣は不必要に複雑に入り組んでいることから、玉泉院丸の庭園より鑑賞する借景であろうと早い段階から指摘され、発掘にともない前面の木々を取り払うことでそのすばらしい石の芸術が姿を現してきました。

右手前の石垣は、日本の近代城郭でも他に類を見ない、縦長の石を配置。正方形に見える石垣と合わせ「色紙短冊石垣」と言います。さらには中程には複雑な造形に切り出した石もあり、その意匠も見事です。

玉泉院丸105 

そして一番上部にある三角形の雨といのような石から、水を流して滝のようにしていただろう、いやあそこに水を上げるには導水路がない、とか喧々諤々でしたが、とうとう発掘によって、実際に水を流していた痕跡が発見。滝壺の石材の配置からも、見事な水を使った芸術がそこにあったことが証明されました。

玉泉院丸106 
滝壺の石組みの配置です。江戸時代に何度か手を加えられたり、明治に埋められたりした中で、一部移動されたであろう痕跡もあるようですが、それにしてもすばらしいです。
わかりにくいと思いますが、手前の中央に石が並んでるところが導水路。暗渠となって庭園の池に向かって段落ちの滝になっていきます。

玉泉院丸107 
5年の調査の中で、今回が4回めの調査報告。おそらく今回が最後で今年度末からいよいよ庭園造成工事が始まりまる予定です。
さっきの位置から回れ右して庭園の池に向かっての発掘現場。4次にわたってどんどん掘った範囲が広がりましたが、今回とうとう段落ちの滝の流水路が判明しました。見えにくいでしょうけど青いテープがそうで、ジグザグに複雑な流れを描きながら落ちていったようです。

玉泉院丸101 
玉泉院丸は発掘が進むにつれ、常時入れる遊歩道が伸びたり狭められたり。僕も何度も足を運びましたし、説明会にも参加しました。
いつもは50人ほどでしたし、発掘現場もわりと限定的でした。ところが今回は事前告知もはっきりしてたし、解説場所も玉泉院丸全体に近く、最後ということもあってかなりの大人数。そこで4班に分かれての大移動でそれぞれの場所で解説。石川県の金沢城調査研究所や土木部公園緑地課の担当職員も相当の人数で臨んでくれました。
それでかわかりませんが、ポータブル拡声器が新品に更新されてたのを僕は見逃してませんよww

玉泉院丸109 
藩政期のころからあった井戸です。今回中まで見せてくれました。
露出してる一番上は明治以降のコンクリですが、中は幅60cm、直径1mほどの石材をくり抜いてつなぎあわせて造られました。6mほどで埋まってますが、藩政期の堀の水面、8mほど下なら今でも地下水面で水が出るだろうということでした。
石材は柔らかく加工しやすい鷹ノ巣石。辰巳ダムのあるあたり、先月鉄塔のとこまで僕が登った記事の、あのあたりで産出されたそうです。昔鷹ノ巣城という山城がありました。

玉泉院丸110 
もうここまで近づけるのも今日限り。
あとは新幹線開業前の庭園暫定整備完成までおあずけです。
上面の土砂の撤去はこれくらいでおしまいのようで、基本、明治以降のガラクタ除去が主な目的で、あまり堆積物を除くと石垣が崩れる心配もあるとかで。

どんな庭園に仕上がるか、今から公開が楽しみです。その時は便利になった新幹線で、ぜひ大勢の方に金沢へ観に来てほしいですね☆

料理01
久しぶりにリンゴのコンフォートを造りました。

誰かさんが最近キッチンブログばっかし載せてるんで影響されたし、フジで「アイアンシェフ」が始まって、昔ガッパんなって観てた「料理の鉄人」を思いだされたもんで。

以前は「サンふじ」がよく店頭に出てて、くせのないストレートな甘酸っぱさが好きで去年よく作ってたんですけど、この時期だとまだみたい。

んでとりあえず売ってた「スターキング」。しかしこれ生でひとつ食べてみましたがこんなに酸っぱかったっけ?
身も少しボソッとしてて、ちょっとザンネンな食味。しかも切っていくとすぐ赤くなって・・。

けど一袋6個も買ったんで仕方がない。早速調理。
赤みがつかないようにすぐに塩水につけて写メ!

料理03 
レシピ紹介してるサイトをいろいろサーチしたけど、世の主婦は、こんなの簡単~☆ ってみんな言ってますが、リンゴって煮ていくとかなり泡状のアクが出てくるもんですぜ(-_-;) ちゃんと取ってんのかな??

リンゴ4個を八等分して砂糖150gにレモン汁適宜ふりかけ。
熱が入るとリンゴからかなり水分は出るんで水を全く入れない人もいるみたいですけど、僕は呼び水のつもりで50ccは水を入れます。

そして中火で煮ていく。途中アワのアクを取りながらヘラで混ぜっ返し。
リンゴの水分でヒタヒタになるとこで落ち着かせる。
20~30分煮立ったら水分が飛んでく代わりに急激に大きなアワが立ってシロップ状になる。

去年のときは根気よく前に付いてて、その直前まで混ぜっ返してうまい具合にキレイにできたんだけど、

料理04
ああっ!!  コゲてる~~(;´∀`)

目を離してるスキに水分が逝ってしまってた・・・(T_T)
ナベの底に糖分がこびりついて大変なことになってました!リンゴも半分はトロトロになって、4個分もあったのに体積はかなり小さく・・!?


しかし気を取り直して、冷ましてからスプーンで口に含むと、ん~、思いの外、甘酸っぱさが効いててウマイじゃないですか。コゲた部分もちろっとほろ苦く、それはそれでいい風味ですよ。
スターキングでも、コンフォートにちゃんとなるんですね。

チーズもスキなんで、デパートで買ったイタリアのロッソ・ディ・ランガって言うナチュラルチーズとともに、美味しくいただきました。もちろん一度に全部じゃなくて、ちまちま味わいましたけど。。

しかし、なんで目を離してたかというと・・・

料理02
すんません、北陸の特権、「ズワイガニ」の初物をいただいてました~~☆☆

11月6日にカニ漁解禁になって、翌日店頭に並んだものを、初物好きな母が買って来てくれました。
んでIHヒーターの横で、リンゴ煮ながらホジホジとカニをムイてた、ってわけで、北陸の者でもカニを前にしたら夢中で無言になるもんですよ~(^^ゞ www

真ん中にあるのはやはり北陸名産の「甘エビ」。これも刺身にして美味しく平らげました。


いや~、久しぶりなものばかりでンマかった!!
北陸はこれから厳しい冬がやってきますが、その代わりに美味しい海のものがたくさん到来してきますよ☆☆