稲坂浩臣造形日記 -4ページ目

稲坂浩臣造形日記

稲坂浩臣の造形活動を広く知ってもらう
べくブログを始めようと思います。

最近机に向かっていることが多いせいか

人と接する機会が減っている。


そのせいなのか分からないけど

人との接し方が若干ずれてきてるのを感じる。


例えば

「ここまで言ったら失礼だけど、ここまでは愛嬌だ」

とか

「ここまでやったら怒らせるけど、ここまでなら度胸だ」

とか

何事も細かい境界があると思うけど

その感覚が若干ずれてきてるのを感じる。


目に見えて問題が起きているわけでもないんだけど

少し違和感を感じ始めている。



皆さんもそんなことはありませんか?



何でこんなことを言い始めたのかというと

今、自分の感性の状態を疑い始めているからだ。



昔、師匠から言われたことで

心に刻まれていることがある。


それは「現状維持は退化だ」ということ。


矛盾してるようだけど、よくよく考えるとそうなのだと

痛切に感じる。



人や世の中は日々変動していて

時間というものが右肩あがりの

グラフを描くとしたら、

並行の線を描く現状維持グラフは

たちまち時間軸に置いてかれてしまう。

そして老いて枯れてしまうのだ。(なんちゃって)


その理論上のグラフはこうだ。



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このグラフから上記の理屈と

私がいかに数学が不得意であったかが

お分かりいただけると思うが

つまりこういうことなのである。


20歳くらいの頃は

「早く自分を確立させたい」

躍起になっていたけど

30を少し前にして今、思うのは

「常に自分を壊し続けないと進化できない」

ということ。


ここでようやく今日の造形の話ですが

最近、人体の構造が少し分かってきたのか

造形作業が

こなれてきた

感じがしてます。


これはいいことのようで非常に危険なことだと思う。


今、僕はある意味安定飛行の

現状維持飛行態勢に入りつつあるのではないかと

ひしひしと感じるのです。


一度退化してしまった感性はそうやすやすと

取り戻せない。

昔の売れていたころのイメージにしがみつく歌手のようには

なりたくない。


長渕剛のように自分を壊し続けて

進化しなければいけない。


ということで次作から造形への、人体解釈への

アプローチを変えてみようと計画中です。


今までは実は貧弱な自分でポーズをとって写真を撮り

体の流れや骨格をつかんで

あとは資料を見ながら理想の体にふくらましていく

という作業を続けていましたが

これは想像の余地が大きすぎる。


その想像で作る部分がくせになってしまって

こなれてきたと感じているのかもしれない。


というわけでまずは素晴らしい筋肉を持っている

人に撮影させてもらうことから始めようと思います。


人体をもう一回本腰を入れて

勉強しなおさないといけないと思っています。


やっぱフィギュアを作る上では本物をを理解したうえで

アレンジや解釈をすべきで

その本物にまずは早く辿りつかないといけない。


つねに


「果たして本当にそうなのか?」

「それが最善なのか?」


模索し続けなければダメなんですね。



今の自分にできること。



まずはもがくことしかない!!













ザニンジャの予約が始まりました!


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今回制作したのは王位争奪編のザ・ニンジャ。


ソルジャーチームにニンジャが加わった時の

興奮と言ったらなかったですね。


キャラとしては認知度は低いですが

キン肉マンファンの間では

メチャメチャ人気のあるキャラです。

僕もブロッケンと並んで大好きです!


そのニンジャ。


今回の水鳥羽輪の術VERってなんぞ?って方のために説明。


これです。



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試合前にせっせと鳥の羽をリングにつめていた

ニンジャの姿はあまり想像したくありませんが

こういう術です。



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今回造形ももちろんですが

商品仕様でかなり悩みました。


ニンジャといえば六騎士編のこちらを思い浮かべる

方が多いのではないでしょうか?



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僕もそうです。


ただ、今回はCMCの流れとして

王位編を作らないといけないという

至上命題がありました。


この難しい問題をどうまとめるか?


それはこの場ではすべて語れないので

今後の経過を見守っていただければと思います。


とりあえず水鳥羽輪の術VERに関しては

実物を手にした方が宙に舞う水鳥の羽のジオラマを

思わず作りたくなってくれれば最高です。

(作ったら写真ください”笑”)


ザ・ニンジャ!


是非よろしくお願いします!!


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さて、ニンジャの紹介が若干駆け足になってしまいましたが

それにはタイトル通り理由があります。


先週までの使徒といい、ネタがあるときは

重なるものですね。


行ってきましたよ、先週金曜日


11月29日(金)


そう!


肉の日!!


例によって近いからということで

出動命令が下り参戦してまいりました!


写真撮ってきたのでたくさん紹介して

今日はお別れです!


手伝ってくれたお二方!!(名前は出せませんが)

ありがとうございました!


お二人がいなければ成立しませんでした!

大大大感謝です!!!



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手伝ってくれたお二方。ご○うさんに至っては

もはや殿堂入りです(笑)

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ゆでたまご先生がデザインを担当された

大阪泉佐野市のイヌナキンも会場に駆けつけてくれたぞ!

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CCPブースにも来てくれて見てってくれたぞ!



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ホントにじっくり見ていってくれたぞ(笑)


ブースにお越しいただいた方、ありがとうございました!


やはりイベントはいいですね!

またお会いしましょう!


先週に引き続き第10の使徒について。

(12時まであと少し!やばい!)


CCP HP上でも受注が開始されました。


ザニンジャも偶然同じタイミングで受注が

始まったので書きたいですが

ニンジャについては来週書こうと思います。


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今日書きたかったのは、絵の解釈について。


前回(見てない方はよければ見てやってください)

成形や生産上の都合で造形のアレンジをしたことは

書きました。


確かにアレンジした部分もありますが

ものすごく悩んで解釈した部分もあります。


それが今日の内容です。


まずこれを見ていただきたい。



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ほぼ、唯一ともいってもいい、第10の使徒の

設定資料です。


多分現状立体化されている造形物は

これを参考に作っているのではないかと思います。


ただ、問題はこのイラスト。


初号機の場合、アニメーターさんたちに

形を把握してもらうために、設定資料としての

模型を作ったことは有名な話ですが、

多分この第10の使徒は厳密なデザイン設定がない

のではないかと思うんです。


よくよく見てもらうとわかると思いますが

シーンごとに別物といっていいくらい

形状が変化していますし、カットとしての

かっこよさ重視で、立体としての整合性に

重きを置いていない気がして

当初は解釈をあきらめようとしました。


ただ、正直アニメーターさんたちは

天才です。


無意識なのかそうでないのか分かりませんが

どの絵のラインにも、影にも、きっちり

立体の解釈を入れてるんです。


だからフィギュアを作る上では

最大限の敬意をもって

絵を考察し、解釈しなければならないのです!


そこでこの稲坂は考える。(DIO風)


どこかにヒントはないのか?


その探したヒントがこれ。



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とこれ。


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実はこの2枚のカットは同じ場面。


分かりやすいのはこの場面しかないので

ここから考察するしかありません。



2枚目は真横からのアングルなので分かりやすいですが

騙されやすいのが1枚目。


一見、最初の設定資料と似てるので

通りすぎてしまいそうになりますが

この場面のカメラアングルは図で表すとこうです。



稲坂浩臣造形日記
零号機とビーストモードの弐号機の

足元、地面スレスレからのショット。


つまり、相当下から見上げているということです。


そこで、設定資料を忠実に再現している

よくできた使徒の模型があったので

検証してみます。



稲坂浩臣造形日記

そうそうそう。このアングル。

使徒も絵に近い感じに見えます。


これを横から、見るとどうなるか。



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あれ?


お分かりでしょうか?



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こうするとわかりやすいでしょうか?


設定資料通りに作るとこの場面の

整合性が合わなくなるんです!



なんて難しいんだ!第10の使徒!!



というわけで長々と説明しましたが

この問題を全身全霊で解決しようと

試みたのが今回の作品です。


是非!手にとって検証してみてください!


僕の意図が少しでも伝わって


「なるほど!こういう考え方もありだね!」


とか


「いや、稲坂違うな、お前はまったく分かってない。

 使徒の解釈はこうなんだ」


とか


「そもそも絵は実際どうなっているんだ?

 もう1回DVDを見直そう」


など、手にした後も議論が続くような

フィギュアになるといいなと思っています。


僕はそんな部分もフィギュアのよさだと

思うので、本来あまり説明するものではありませんが

長々と語らせてもらいました。

(ここまで我慢して読んだあなたは偉い!!)





くどいようですが、是非!


これが売れればまだ使徒を作れますので(笑)


是非よろしくお願いします!




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